マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,352.75
+341.16
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 7:40:50
9,321,747
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:足元新興株が賑わうなか新市場スタート、早速IPOも

2022/4/2 14:52 FISCO
*14:52JST 新興市場見通し:足元新興株が賑わうなか新市場スタート、早速IPOも 今週の新興市場では、日経平均が3週ぶりの下落となる一方で、マザーズ指数は3週連続の上昇となった。名実ともに新年度相場入りし、期末配当に絡んだ需給イベントを通過したことで日経平均のリバウンド一服感が意識されたとみられ、個人投資家の物色の矛先が中小型株に向いた。これまで米金融引き締め観測からマザーズ銘柄のような中小型グロース(成長)株は株価水準が大きく落ち込んでいたこと、米長期金利の上昇が足元一服していることも押し目買いを後押ししたと考えられる。なお、週間の騰落率は、日経平均が-1.7%であったのに対して、マザーズ指数は+4.2%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。 個別では、JTOWER<4485>が週間で66.1%高となり、マザーズ時価総額4位に浮上。大規模な通信鉄塔取得を発表し、成長期待が再燃した。ビジョナル<4194>は同11.5%高、フリー<4478>は同4.3%高となった。売買代金上位ではエッジテクノロジー<4268>やHENNGE<4475>が大きく上昇。また、JTOWERやKaizen Platform<4170>が週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、メルカリ<4385>は同2.2%安と軟調。証券各社の目標株価引き下げが相次ぎ観測された。信用取引規制が強化されたグローバルウェイ<3936>も売りに押され、主要取引先のサービス停止が嫌気されたENECHANGE<4169>は下落率トップとなった。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同3.1%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同2.8%安と軟調。売買代金上位ではウエストHD<1407>が売り優勢となり、出前館<2484>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、東映アニメーション<4816>は同2.5%高と堅調で、プラコー<6347>が上昇率トップとなった。IPOではマザーズに2社、東証2部に1社が新規上場。いずれも初値は大方の想定より伸び悩んだが、その後の株価は好調だった。 来週の新興市場では、目先リバウンドが続くとみておきたい。米個人投資家向け調査では「弱気」意見が後退し、やはり中小型グロース株に買いが向かっている。こうした事情は日本でも同様とみられ、JTOWERの人気化が呼び水となってマザーズの売買代金が膨らんでいるのも大きい。一方、米長期金利が見た目伸び悩んでいるのに反し、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利のマイナス幅はかなり縮小してきた。米連邦準備理事会(FRB)のインフレ抑制姿勢が背景にあり、米金融引き締めによる波乱の芽は残るとみておいた方がよいだろう。なお、4月4日から東証新市場「グロース」が465銘柄(外国株含む)でスタートする。 市場全体の売買代金が膨らみ、実態面の評価がなお高いビジョナルやウェルスナビ<7342>などもJTOWERに続く形で見直しの流れとなることに期待したい。今週上場のギックス<9219>などは引き続き需給重視の投資家の物色が活発となりそうだ。 IPO関連では、4月4日にセカンドサイトアナリティカ<5028>が東証グロースへ、7日にエフビー介護サービス<9220>が東証スタンダードへそれぞれ新規上場する。セカンドサイトはアナリティクスコンサルティングやAI(人工知能)製品を、エフビー介護は各種介護サービスを手掛ける。東証新市場でのIPO第1号となり、足元の新興株高の流れも追い風にご祝儀ムードが広がっているようだ。 《FA》
関連銘柄 19件
1407 東証スタンダード
2,829
10/4 15:00
+67(%)
時価総額 130,210百万円
産業用太陽光発電所請負事業、非FIT発電所開発販売事業等の再生可能エネルギー事業が柱。省エネルギー事業やグリーン電力卸売事業等も。陸上風力発電所事業の事業化等に取り組む。26.8期売上高889億円計画。 記:2024/05/06
2484 東証スタンダード
269
10/4 15:00
-4(%)
時価総額 35,442百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は約600万人。飲食店のみならずコンビニ等の小売店も加入し加盟店数増える。リピーターも増え売上増を見込むも、販促費が重し。 記:2024/05/12
3936 東証グロース
101
10/4 15:00
-1(%)
時価総額 3,677百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援、人材転職サービスの提供、転職口コミサイト「キャリコネ」を運営。。プラットフォームはDX支援が堅調。人件費や開発費重し。継続前提重要事象。 記:2024/08/08
4169 東証グロース
276
10/4 15:00
+16(%)
時価総額 9,590百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
175
10/4 15:00
-1(%)
時価総額 2,921百万円
デジタルマーケティング分野中心に動画ソリューション、UX/DXソリューション等を手掛ける。累計取引企業は1200社超。取引実績にAmazonなど。グロースセグメントでは体制増強でUXの需要増に対応。 記:2024/08/29
4194 東証プライム
8,120
10/4 15:00
+60(%)
時価総額 311,735百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を運営。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も。ビズリーチの累計導入企業数は2万8900社超。ハーモスは売上が順調に拡大。 記:2024/05/10
4268 東証グロース
840
10/4 15:00
±0(%)
時価総額 8,902百万円
AIソリューション会社。AIアルゴリズムの組込や実装、運用のAI個人向け、法人向けAI教育サービス、AIを活用したプロダクトの開発、販売を行う。今期3Q累計は増収も、採用強化に伴う採用費や人件費が増加。 記:2024/04/15
4385 東証プライム
2,589.5
10/4 15:00
+130.5(%)
時価総額 416,575百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4475 東証グロース
1,125
10/4 15:00
+28(%)
時価総額 36,559百万円
クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」が主力。標的型攻撃メール訓練サービスやメール配信サービスも。HENNGE Oneは新規獲得順調。契約企業数は2700社超。契約ユーザー数は246万人超。 記:2024/06/25
4478 東証グロース
2,806
10/4 15:00
+62(%)
時価総額 159,597百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4485 東証グロース
3,590
10/4 15:00
±0(%)
時価総額 92,127百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4816 東証スタンダード
3,025
10/4 15:00
+47(%)
時価総額 635,250百万円
東映系アニメ製作会社。1956年創立。ワンピースやプリキュアなどの映像製作、キャラクター版権ビジネスが柱。商品販売事業、キャラクターショー等も。主力作品の安定収益確保を図る。海外事業にも引き続き注力。 記:2024/06/15
302
10/4 15:00
±0(%)
時価総額 2,526百万円
アナリティクス・AIサービスの提供を行うアナリティクス専門会社。アナリティクスコンサルティング事業、AIプロダクト事業を展開。AI技術では機械学習領域に注力。データサイエンス人材の採用強化を図る。 記:2024/06/28
3,300
10/4 15:00
-135(%)
時価総額 317,840百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6347 東証スタンダード
211
10/4 14:30
-1(%)
時価総額 1,899百万円
プラスチック成形機メーカー。インフレーション成形機事業、一軸式破砕機などのリサイクル装置事業が柱。ブロー成形機事業、メンテナンス事業も展開。インフレーション成形機、ブロー成形機の深耕強化等に取り組む。 記:2024/07/26
7342 東証グロース
1,144
10/4 15:00
-16(%)
時価総額 67,189百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
7564 東証スタンダード
4,435
10/4 15:00
+30(%)
時価総額 362,991百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03
9219 東証グロース
1,002
10/4 15:00
+2(%)
時価総額 5,592百万円
データインフォームド推進企業。顧客データを活用した戦略コンサルティング等を手掛ける。JR西日本と合弁会社設立。AI整備見積りシステムの提供開始。三井不動産などと業務提携。26.6期売上高40億円目指す。 記:2024/06/17
9220 東証スタンダード
911
10/4 15:00
+2(%)
時価総額 2,438百万円
長野県を中心に老人ホームなどの介護施設を展開。介護用具レンタル等も手掛ける。ドミナント戦略を推進。介護、福祉用具事業とも堅調も、レンタル品等のコスト増重し。M&Aも進める。配当性向は25%目標。 記:2024/05/11