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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる~

2022/3/23 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる ■オラクル、3Q営業利益 3.7%増 515億円、コンセンサス範囲内 ■前場の注目材料:IHI、豪でグリーン水素、製造参入にらみ設備受注 ■日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる 23日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。22日の米国市場ではNYダウが254ドル高だった。長期金利の上昇を受けて金融株が上昇をけん引したほか、ナイキの好決算を好感した動きから消費関連なども堅調。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めペース加速の必要性を主張し、高インフレへの対応を強化する方針を示したことが中銀への信頼回復に繋がったことも買い材料になり、終日堅調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比380円高の27450円。円相場は1ドル120円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、日経平均は上値抵抗線として意識される75日線を上放れてくることになりそうだ。米国では金利が上昇するものの、ハイテク株の買いが継続していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する格好になろう。また、原油先物相場は下落しているため、エネルギー関連は利食いに押される格好になりそうだが、流れとしては足元での原油急伸で起こったリバランスの動きとなる。 日経平均の75日線突破によって、リバランスの動きが一段と強まりやすく、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの押し目買い意欲は強そうである。指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>は昨日の上昇で25日線を上回ってきたほか、ファーストリテ<9983>は25日線を捉えてきている。これらが一段の上昇を見せてくるようだと、指数を押し上げる格好となり、先物市場でのショートカバーの動きが強まりやすいだろう。 物色の流れとしては指数連動となりやすく、値がさハイテク株などが中心になろうが、金利上昇を背景に金融株などへも資金が向かいやすい。また、期末要因から配当志向の物色も意識されるほか、今後の配当再投資のほか、年金資金による株式比率の修正に伴う買い需要などを見込んだ動きが強まりやすいだろう。一方で、インデックスに絡んだ商いのなか、中小型株などは手掛けづらくなりそうだ。ただし、昨日のマザーズ指数は下落となったが、25日線を支持線に変えてくる動きを見せてくるようだと、出遅れ修正を意識したリバウンド狙いの買いも入りやすいだろう。 ■オラクル、3Q営業利益 3.7%増 515億円、コンセンサス範囲内 オラクル<4716>は第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比2.5%増の1535.06億円、営業利益は3.7%増の515.57億円だった。コンセンサス(520億円程度)範囲内だった。クラウドサービスにおいては、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加。サービスについては、複合型案件が堅調に推移している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27224.11、+396.68) ・NYダウは上昇(34807.46、+254.47) ・ナスダック総合指数は上昇(14108.82、+270.36) ・シカゴ日経先物は上昇(27450、大阪比+380) ・1ドル=120.70-80円 ・SOX指数は上昇(3445.85、+22.62) ・VIX指数は低下(22.94、-0.59) ・米国景気の拡大 ・コロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・IHI<7013>豪でグリーン水素、製造参入にらみ設備受注 ・ミネベアミツミ<6479>比に新工場、スマホカメラ部品増産 ・スズキ<7269>インドでEV出遅れ挽回、トヨタと連携 開発のカギ ・日立造船<7004>日立造船など、メタン酸化触媒システム、基本設計承認を取得 ・日立<6501>サービスナウと製造業にサイバー安全対策、PSIRT運用基盤提供 ・ローム<6963>GaNデバイス量産体制確立、浜松に専用ライン ・横河電<6841>JSRと化学プラントをAI制御、35日間連続実証成功 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
4716 東証スタンダード
15,065
11/22 15:30
+345(%)
時価総額 1,932,282百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
6479 東証プライム
2,435.5
11/22 15:30
-44.5(%)
時価総額 1,040,156百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7004 東証プライム
958
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 163,066百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17