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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク主導もアフターコロナ株を見直す動きなども意識されやすい~

2022/3/10 8:27 FISCO
*08:27JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク主導もアフターコロナ株を見直す動きなども意識されやすい~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク主導もアフターコロナ株を見直す動きなども意識されやすい ■くら寿司、1Q営業利益 22.4%減 6.87億円、コンセンサスを下回る ■前場の注目材料:村田製作所、120億円投資、出雲村田・イワミ工場にMLCCの新工場 ■ハイテク主導もアフターコロナ株を見直す動きなども意識されやすい 10日の日本株市場は、買い先行後はウクライナ情勢を睨みながらの相場展開になりそうだ。9日の米国市場ではNYダウが653ドル高だった。ロシア、ウクライナ外相会談を10日に控え停戦期待から買い先行で始まった。その後も1月JOLT求人件数が過去最高となったほか、石油輸出国機構(OPEC)の増産期待に原油価格が大きく反落すると、スタグフレーション懸念も後退し投資家心理の改善で一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比645円高の25395円。円相場は1ドル115円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。米国では原油先物相場の下落を受けてリバランスの動きが強まっており、東京市場においても同様の値動きが見込まれる。そのため、インデックス連動から指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均をけん引する格好となる一方で、商品市況の上昇を背景に買われていた資源関連株などには利益確定の動きに向かいやすいだろう。 日経平均は連日で昨年来安値を更新しているが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から5日線(25458円水準)を捉えてくる可能性がある。これをクリアしてくるようだと、リバランスの動きは一段と強まりやすく、ショートカバーを誘う流れも意識されてくるだろう。もっとも、日中はウクライナ情勢を睨みながらの相場展開となるが、チェルノブイリ原発の電源供給がロシア軍によって遮断されたと報じられており、放射性物質が漏れる恐れもあるため、関連する報道などによって大きく振らされる点には注意をしておきたい。また、明日のメジャーSQを控えて先物市場はロールオーバー中心の商いとなることから、ヘッジの動きが一巡した後は動きづらいところである。 物色は指数インパクトの大きい値がさ株のほか、米長期金利の上昇を背景に金融セクターなどへの見直しも意識されそうだ。また、政府は9日、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置の適用下で実施している大規模イベントの人数制限について、一定の感染対策を前提に撤廃する方針を固めたと報じられている。アフターコロナ株を見直す動きなども意識されやすいだろう。 ■くら寿司、1Q営業利益 22.4%減 6.87億円、コンセンサスを下回る くら寿司<2695>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比19.5%増の464.52億円、営業利益が同22.4%減の6.87億円だった。コンセンサス(7.3億円程度)を下回る。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う店内飲食の座席制限などの営業規制も無くなり、消費全般が回復したことから好調な売上高となった。反面、急速な需要回復により消費者物価や賃金が急上昇し収益が圧迫された。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33286.25、+653.61) ・ナスダック総合指数は上昇(13255.55、+460.00) ・シカゴ日経先物は上昇(25395、大阪比+645) ・1ドル115.80-90円 ・SOX指数は上昇(3282.18、+125.31) ・VIX指数は低下(32.45、-2.68) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・オムロン<6645>3カ年計画、「コト視点」で顧客に価値提供 ・サイバーリンクス<3683>スーパー店舗内を自動巡回、棚陳列撮影ロボ試作 ・日本製紙<3863>ストロー不要容器を倍増、学校給食牛乳向け ・アステラス製薬<4503>米拠点5月稼働、遺伝子治療薬の研究開発—商業化一貫 ・三菱ケミHD<4188>バイオベース製品認証取得、植物由来のPCD ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月国内企業物価指数(前年比予想:+8.6%、1月:+8.6%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 6件
2695 東証プライム
4,045
6/28 15:00
-300(%)
時価総額 167,463百万円
回転寿司最大手。添加物を使用しない回転寿司店「無添くら寿司」を国内外で展開。655店舗展開。国内外で6店舗を新規出店。国内売上、営業利益は過去最高。キャンペーンなどが奏功。24.10期1Qは黒字転換。 記:2024/04/07
3683 東証スタンダード
822
6/28 15:00
-10(%)
時価総額 8,689百万円
流通向けEDIや基幹業務のクラウド型サービス、官公庁向け基幹業務や情報系システム等を手掛ける。小売業向けEDIサービス「BXNOAH」などのクラウドサービスは提供拡大。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/14
3863 東証プライム
960
6/28 15:00
-2(%)
時価総額 111,605百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4188 東証プライム
893.1
6/28 15:00
+5.6(%)
時価総額 1,345,266百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
4503 東証プライム
1,590
6/28 15:00
-9(%)
時価総額 2,919,005百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6645 東証プライム
5,529
6/28 15:00
-104(%)
時価総額 1,140,329百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15