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ウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが優勢【クロージング】

2022/3/2 15:55 FISCO
*15:55JST ウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが優勢【クロージング】 2日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反落。451.69円安の26393.03円(出来高概算14億2000万株)で取引を終えた。ロシア軍によるウクライナへの攻撃が激化しているほか、欧米によるロシアへの経済・金融制裁強化を受け、ロシアが信用不安に陥るのではないかとの不安感も投資家心理を大きく悪化させ、幅広い銘柄に売りが優勢となり、後場中盤には一時26313.72円まで下押しした。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1800を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、非鉄金属、海運を除く29業種が下落。ゴム製品、輸送用機器、保険、ガラス土石、空運などの弱い値動きが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ネクソン<3659>、ソフトバンクG<9984>、住友鉱<5713>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>が軟調だった。 ウクライナ情勢を巡っては停戦交渉が難航しており、対ロシアの経済制裁の長期化が警戒され、ロシア発の金融危機に対する警戒とともに、世界経済の悪化を招くといった懸念がくすぶり始めている。投資家による安全資産志向が強まり、株式を売って債券を買う流れに。また、地政学リスクの高まりから原油市況が上昇基調を強めており、資源インフレに対する不安も相場に暗い影を落とした。加えて、ロシア・ウクライナ問題を警戒して、米国が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ確率は低下しているようであり、先行きに対する不透明感が一段と強まっている。 ウクライナ情勢の悪化は景気の下振れリスクとインフレの高進リスクという2つの側面があり、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策のかじ取りを難しくさせている。こうしたなか、今夜は半期に一度となるパウエルFRB議長の議会証言が行われる。ウクライナ情勢の緊迫化、欧米によるロシアへの金融制裁などを受け、金融政策運営にどのような影響を及ぼすのかを探る手掛かりとして注目されそうだ。このほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)や2月のADP雇用統計が発表される。 《FA》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
2,643.5
5/20 15:00
-20.5(%)
時価総額 2,288,935百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
4543 東証プライム
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5/20 15:00
+50.5(%)
時価総額 4,135,193百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
5713 東証プライム
5,488
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時価総額 1,595,987百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
6367 東証プライム
24,775
5/20 15:00
-330(%)
時価総額 7,261,899百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6954 東証プライム
4,674
5/20 15:00
+77(%)
時価総額 4,718,623百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,447
5/20 15:00
+11(%)
時価総額 56,237,760百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
3,100
5/20 15:00
-30(%)
時価総額 2,064,600百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8035 東証プライム
36,340
5/20 15:00
+250(%)
時価総額 17,139,143百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,379
5/20 15:00
+47(%)
時価総額 10,090,004百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9984 東証プライム
8,312
5/20 15:00
-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10