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前場に注目すべき3つのポイント~ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開、個別での自律反発を狙った短期売買に~

2022/2/24 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開、個別での自律反発を狙った短期売買に~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開、個別での自律反発を狙った短期売買に ■ノーリツ鋼機、JMDC株式一部譲渡で純利益977億円に上方修正 ■前場の注目材料:新明和工業、インフラ事業の運営参入目指す、機械式駐車設備など ■ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開、個別での自律反発を狙った短期売買に 24日の日本株市場は、売り優勢のなか、ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開になりそうだ。23日の米国市場ではNYダウが464ドル安だった。欧米の対ロ制裁がそれほど厳しいものではなく、ウクライナ対立が地域的なリスクにとどまるとの見方もあって買われる場面が見られた。ただし、ウクライナが非常事態宣言を発令する計画が明らかになると、警戒感を受けた売りが再燃し、引けにかけて下げ幅を広げていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の26330円。円相場は1ドル115円00台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開になりそうだ。ただし、日経225先物は一時26920円まで切り返す場面が見られるなど、ウクライナ情勢を睨みながらの相場展開のなか、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時点でのショック安を警戒しつつも、いったんはアク抜けも意識されやすく、売り一巡後は底堅い値動きを見せてくる可能性はありそうだ。日経平均は1月27日の直近安値26044.52円が意識されるものの、一方でダブルボトム形成も意識されやすく、売り方も積極的には仕掛けづらくなりそうだ。 とはいえ、米ロ外相会談が中止となるなど事態は緊迫化していることからリバウンド機運は高まらず、中長期タームでの資金流入が期待しづらいなかでは、短期的な先物主導による売買に大きく振らされやすい需給状況である。そのため、日中の荒い値動きには注意しつつ、レンジ推移のなかでイレギュラー的に下押す局面ではその後の自律反発狙いとなり、リバウンド局面においては戻り売りスタンスといったところだろう。 物色の流れとしてはインデックスに影響を受けやすい値がさハイテク株は手掛けづらい一方で、バリューに向わせやすい。祝日前にはいったんポジションをニュートラルに向かわせる動きから海運株などには利益確定の動きが目立っていたが、調整をみせる場面における押し目買い意欲は強そうである。また、地政学リスクの高まりから米国ではエネルギーセクターのみが上昇していた。東京市場においても資源株のほか、商社や海運、防衛関連などへの短期的な値幅取り狙いの動きが見られそうだ。 そのほか、マザーズ指数は昨年来安値を更新しているが、個別では自律反発を狙った動きが徐々に見られてきた。調整が続くものの、業績面で安心感のある銘柄のほか、指数インパクトの大きい時価総額上位の銘柄などには、自律反発を狙った短期的な値幅取り狙いの動きは見られそうである。 ■ノーリツ鋼機、JMDC株式一部譲渡で純利益977億円に上方修正 ノーリツ鋼機<7744>は子会社JMDCの一部株式をオムロンに売却することを発表。株式の譲渡益を計上することにより、純利益を57億円から977億円に上方修正。年間配当予想は従来予想の40円から112円に増額修正した。 ■前場の注目材料 ・1ドル115.00-10円 ・米原油先物は上昇(92.10、+0.19) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・新明和工業<7224>インフラ事業の運営参入目指す、機械式駐車設備など ・アステリア<3853>スペースXに2億3000万円出資 ・IIJ<3774>千葉・白井市にDC新棟、来年4月に稼働 ・日ペHD<4612>抗ウイルス・抗菌床用塗料に進出 ・東京応化工業<4186>次期中計、設備投資450億円、半導体用材料増産 ・三菱ケミHD<4188>米複合材メーカーへマイナー出資 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 7件
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時価総額 535,999百万円
1992年創業の総合IT企業。国内で初めてインターネット接続サービスを開始。格安SIM等のIIJmio、システム構築・運用保守等を展開。ネットワークサービスは売上順調。27.3期売上3800億円規模目標。 記:2024/06/15
3853 東証プライム
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時価総額 9,375百万円
データ連携ツール「ASTERIA Warp」、モバイルアプリ作成ツール「Platio」などの提供を行う。Warpは1万社超の導入実績。Platioは受注社数が順調に拡大。サブスク売上高比率は上昇。 記:2024/07/01
4186 東証プライム
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時価総額 443,210百万円
エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品の製造・販売を行う。半導体用フォトレジストで世界トップシェア。微細加工技術、高純度化技術などが強み。海外売上比率は8割超。電子材料分野の深耕及び開拓を推進。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
830.8
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時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
998.7
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時価総額 2,367,430百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
7224 東証プライム
1,320
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時価総額 92,400百万円
大手特装車メーカー。ダンプトラック、塵芥車などで国内トップシェア。パーキングシステムや産機・環境システム、水中ポンプ等も。機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋は受注順調。27.3期売上高3200億円目指す。 記:2024/06/17
7744 東証プライム
4,345
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 157,250百万円
マーキングペン先及びコスメ用ペン先の製造・販売等を行うテイボー、DJ機器や音響機器等を手掛けるAlphaThetaなどを傘下に収める持株会社。配当性向40%以上目標。筆記事業では新興国等の販路拡大図る。 記:2024/10/08