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前場に注目すべき3つのポイント~調整トレンド継続も、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されやすい~

2022/1/27 9:14 FISCO
*09:14JST 前場に注目すべき3つのポイント~調整トレンド継続も、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されやすい~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:調整トレンド継続も、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されやすい ■ファナック、3Q営業利益 114.4%増 1399億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:三菱ロジスネクスト、供給網再編、フォーク中国依存脱却 ■調整トレンド継続も、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されやすい 27日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが129ドル安となる一方で、ナスダックは小幅に上昇した。マイクロソフトの好決算などがけん引し買い先行で始まった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え買戻しが先行し、NYダウは一時34800ドルを回復する場面もあった。ただし、パウエルFRB議長の会見では、3月の利上げの可能性や各会合での利上げの可能性も除外しないと言及したほか、バランスシートの縮小も過去に比べて速やかなペースになると言及するなどタカ派姿勢を示したため売り圧力が強まり、ダウは下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の26920円。円相場は1ドル114円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢から始まることになりそうだ。シカゴ先物は一時27400円まで上昇した後に、26775円まで急落するなど、引き続き値動きの荒い状況が続いていることから、先物主導による短期的な仕掛け的な売買に振らされやすいだろう。また、テスラは取引終了後に四半期決算を発表し、時間外取引で下落していることも重荷となりそうだ。 一方で、ナスダックは小幅ながらプラスを維持したほか、半導体株が買われていることから、FOMC通過によるアク抜けの動きも見られているようだ。また、昨夕決算を発表したファナック<6954>、日東電工<6988>などは決算評価の動きが期待されることから、日経平均を下支えする可能性にも期待したいところであろう。そのため、日経平均は下値を探るトレンドを形成しているものの、下げ渋る動きを見せてくるようだと、押し目狙いの動きも意識されてくる可能性はあるだろう。 また、昨日はマザーズ指数、JASDAQ平均が4営業日ぶりに反発した。明確なボトム形成は確認されていないものの、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されそうだ。また、決算発表が本格化してきたが、上方修正や配当の増額修正の動きが目立っているため、これを材料視した個別物色の動きも強まりやすい。特に足元で調整が続いていたこともあり、修正リバウンドを狙ったスタンスは強まろう。 ■ファナック、3Q営業利益 114.4%増 1399億円、通期上方修正 ファナック<6954>が発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比44.0%増の5402.50億円、営業利益は同114.4%増の1399.46億円だった。FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、堅調であった中国に加えて欧米でも増加する等、各主要市場で堅調に推移し、CNCシステムの売上も増加した。あわせて2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は1775億円から1865億円に上方修正した。コンセンサス(1950億円)に近づく格好に。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(13542.12、+2.82) ・1ドル114.60-70円 ・SOX指数は上昇(3407.00、+56.15) ・米原油先物は上昇(87.35、+1.75) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱ロジスネクスト<7105>供給網再編、フォーク中国依存脱却 ・日本電産<6594>半導体内製へ、モーター部品安定供給 ・丸紅<8002>カナダ社へガビロン売却、4000億円資金回収 ・マツダ<7261>北米向け「CX—50」量産、米アラバマ共同工場で ・トヨタ<7203>31日まで停止延長、国内11工場19ライン ・曙ブレーキ<7238>国内4拠点を専門工場化、事業再生計画加速 ・NTTデータ<9613>ソフト開発の環境負荷低減、パートナー160社に展開 ・ZHD<4689>即配サービス本格化、日用品など最短15分 ・花王<4452>ミルボンと美容室でヘルスケア、共同プロジェクト開始 ・カネカ<4118>マイナス70℃の潜熱蓄熱材を開発 ・第一三共<4568>日本イーライリリーと片頭痛薬の製販承認取得 ・住江織物<3501>再生カーペット生産増強 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 中・12月工業企業利益(11月:前年比+9.0%) 《ST》
関連銘柄 14件
3501 東証プライム
2,021
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 15,525百万円
自動車・車両内装事業が主力。カーペットやカーテン等のインテリア事業、繊維系暖房商材等の機能資材事業も展開。鉄道車両シート地で国内トップシェア。ベトナム拠点の採算性向上図る。27.5期売上1090億円目標。 記:2024/10/24
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7105 東証スタンダード
1,268
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 135,373百万円
三菱重工グループの総合物流機器メーカー。フォークリフト、無人搬送システム、立体自動倉庫等の製造・販売等を行う。製品開発力などが強み。産業車両領域における成長などに注力。27.3期売上高7000億円目標。 記:2024/10/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7238 東証プライム
115
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 15,639百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10