マーケット
4/23 15:15
37,552.16
+113.55
38,239.98
+253.58
暗号資産
FISCO BTC Index
4/23 19:14:54
10,253,963
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米利上げ加速観測を背景にリスク回避の動きが優勢に【クロージング】

2022/1/11 16:03 FISCO
*16:03JST 米利上げ加速観測を背景にリスク回避の動きが優勢に【クロージング】 11日の3連休明けの日経平均は3営業日続落。256.08円安の28222.48円(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。利上げ加速観測が引き続き重しとなり、10日の米国株安の流れを受けて値がさハイテク株中心に売りが優勢となった。開始直後には28473.47円と下落幅を縮める場面も見られたが、前引けにかけて28089.49円まで下押し、心理的な節目である28000円に迫った。また、時間外取引で米株先物安やアジア市場が総じて軟調なことも買い手控えムードにつながり、後場は28200円水準で推移していた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、保険、銀行、証券商品先物、空運など15業種が上昇した一方、電気機器、化学、金属製品、精密機器など18業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、テルモ<4543>、NTTデータ<9613>、中外薬<4519>、第一三共<4568>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>が軟調だった。 米金利先高観を背景に、グロース株中心に値を消す銘柄が増加した。また、世界的に新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大していることも先行き不安感を増幅させ、リスク回避の動きが先行した。個別では、金融機関6社が保有する株式を海外市場で売り出すと発表した日ペHD<4612>が急落したほか、市場予想に届かなかった決算が嫌気されたローソン<2651>や良品計画<7453>も値を消した。一方、米金利上昇を受けて、融資利ざや改善期待から銀行や生損保などの金融株が堅調だった。 引き続き米国の金利動向を見極めながらの展開になりそうだ。株価収益率(PER)の面から見た場合、12日に発表される12月の米消費者物価指数(CPI)や国債入札、11日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の公聴会、13日のブレイナードFRB副議長の公聴会が注目されることになるだろう。一方、1株当たり利益(EPS)の面から見た場合は、14日発表の12月の米小売売上高、鉱工業生産指数、1月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値などだろう。特に足元でのオミクロン株の感染拡大によるインフレや消費意欲を見極める上で重要視されそうだ。 《FA》
関連銘柄 13件
2651 東証プライム
10,355
4/23 15:00
±0(%)
時価総額 1,038,607百万円
コンビニ大手。傘下に高級スーパーの成城石井や映画館のユナイテッド・シネマなど。親会社は三菱商事。店内調理サービス「まちかど厨房」や一般用医薬品取扱い店舗を拡充。業容好調で、24.2期3Q累計は大幅増益。 記:2024/01/27
4519 東証プライム
5,185
4/23 15:00
+35(%)
時価総額 8,705,916百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4543 東証プライム
2,620
4/23 15:00
+17.5(%)
時価総額 3,905,626百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4568 東証プライム
4,663
4/23 15:00
+30(%)
時価総額 9,079,020百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
973.6
4/23 15:00
-2(%)
時価総額 2,307,930百万円
塗料世界4位。アジアに強く、中国の建築用で高シェア。配当性向は30%目途。日本は収益伸長。工業用塗料や汎用塗料は売上横ばいだが、自動車用塗料は堅調。23.12期3Qは収益好調。通期利益予想を上方修正。 記:2024/01/27
6861 東証プライム
64,370
4/23 15:00
+650(%)
時価総額 15,655,299百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,400
4/23 15:00
-26(%)
時価総額 4,442,007百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7453 東証プライム
2,520.5
4/23 15:00
+65(%)
時価総額 707,706百万円
大手雑貨店チェーン。生活雑貨や衣服、食品等を販売する「無印良品」を国内で展開。海外では「MUJI」を展開。国内外で1230店舗展開。国内は28店舗を新規出店。国内事業は収益伸長。24.8期1Qは大幅増益。 記:2024/02/02
8035 東証プライム
32,500
4/23 15:00
+50(%)
時価総額 15,328,073百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,385
4/23 15:00
+26(%)
時価総額 10,103,829百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9613 東証プライム
2,440.5
4/23 15:00
+77(%)
時価総額 3,422,801百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
42,180
4/23 15:00
+730(%)
時価総額 13,422,562百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,518
4/23 15:00
+7(%)
時価総額 12,953,168百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10