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前場に注目すべき3つのポイント~節目の29000円が目先的なターゲットに~

2021/12/8 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~節目の29000円が目先的なターゲットに~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:節目の29000円が目先的なターゲットに ■くら寿司、21/10営業損失▲26.78億円、22/10予想28.27億円の黒字 ■前場の注目材料:トヨタ、米国初の車載電池工場、ノースカロライナ州に決定 ■節目の29000円が目先的なターゲットに 8日の日本株市場は、米株高を受けて買い先行の展開になろう。7日の米国市場ではNYダウが492ドル高だった。新型コロナの変異株(オミクロン株)による経済への影響が限定的といった見方から景気回復期待が再燃し買い優勢の展開。金利動向の安定でハイテク株の買いも強く、ナスダックの上昇率は3%を超えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の28815円。円相場は1ドル113円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。米国市場ではファウチ首席医療顧問が7日の会見でオミクロン株について、従来型に比べ重症化しにくい可能性があるとの見解を示したことで、投資家心理が改善している。景気敏感株は引き続き物色されていたほか、ハイテク株への物色が強まっており、指数インパクトの大きい値がさ株などへの支援材料となって、指数を押し上げる格好となりそうだ。 また、昨日の日経平均は大幅反発で一気に28000円から28500円の水準に上昇した。メジャーSQを控えていることから先物市場ではロールオーバー中心の商いであるものの、急ピッチの上昇に対するヘッジ対応の動きが強まったようだ。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から一段高が見込まれるなか、節目の29000円が意識されてくることになろう。テクニカル面では75日線が28989円、25日線が29100円辺りに位置していることから、より目先的なターゲットとして意識されやすい。 ただし、今回の11月下旬の急落局面においては出来高をこなしていないことから、29000円~29500円は真空地帯でもある。そのため、一気にリバウンド基調が強まる可能性はあるほか、それに伴うヘッジ対応の動きが加速する動きもある程度は想定しておきたいところ。VIX指数は21.89に低下したこともリスク選好ムードに向かわせやすいだろう。インデックスに絡んだ商いが中心となることから指数連動性の高い銘柄にはインデックス買いを想定した短期的な値幅取り狙いの動きに向かいそうだ。 なお、中小型株についてはリバウンド狙いの動きは意識されるものの、来週以降のIPOラッシュを控えて換金売りの動きも見られ、一部の銘柄に資金が集中する動きにとどまりそうだ。 ■くら寿司、21/10営業損失▲26.78億円、22/10予想28.27億円の黒字 くら寿司<2695>が発表した2021年10月期業績は営業損益は26.78億円の赤字だった。新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた各自治体からの営業自粛要請や酒類提供の中止等の制約により厳しい状況が続いた。22年10月期は28.27億円の黒字転換を見込んでいる。コンセンサス(45億円~68億円程度)には届かず。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28455.60、+528.23) ・NYダウは上昇(35719.43、+492.40) ・ナスダック総合指数は上昇(15686.92、+461.76) ・シカゴ日経先物は上昇(28815、大阪比+295) ・SOX指数は上昇(3988.75、+188.68) ・VIX指数は低下(21.89、-5.29) ・米原油先物は上昇(72.05、+2.56) ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・トヨタ<7203>米国初の車載電池工場、ノースカロライナ州に決定 ・三井化学<4183>日本MDM株取得、日特陶から30%、医療機器を拡充 ・住友化学<4005>ペトロ・ラービグが財務強化、減資・増資で損失解消 ・塩野義<4507>下水のコロナ変異状況監視、サービス開始 ・住友商事<8053>独モーターコア会社を売却 ・伊藤忠<8001>組込み型金融のインフキュリオンに資本参画 ・ブリヂストン<5108>中国法人を閉鎖、トラック・バス用タイヤ生産 ・日本精工<6471>ボールネジ生産5倍、衝突被害軽減ブレーキ用 ・虹技<5603>高剛性・高強度の黒鉛鋳鉄開発、自動車・機械部品向け ・クボタ<6326>京大発の素材企業に出資、MOF活用目指す ・富士通<6702>植物由来の飲用水取引、基盤構築で英社と契約 ・東レ<3402>25年度売上高50億円超目指す、次世代ディスプレー材料群で ・花王<4452>感性学習の肌評価AI開発、製品開発に活用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7-9月期GDP2次速報(前期比年率予想:-3.1%、1次速報:-3.0%) ・08:50 10月経常収支(予想:+1兆2749億円、9月:+1兆337億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
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時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4005 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5603 東証スタンダード
1,188
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 3,994百万円
1916年創業の鋳物メーカー。兵庫県姫路市に本社。鋳物やロール、環境装置、機能材料等を手掛ける。鋼塊用鋳型、連続鋳造鋳鉄棒で国内トップシェア。配当性向30%目標。DX推進等で強固な経営基盤の構築図る。 記:2024/08/05
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6471 東証プライム
672.3
11/22 15:30
+5.7(%)
時価総額 336,150百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09