マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
37,903.29
+87.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/2 19:40:21
8,982,954
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:主力IT株シフト感じつつも復調遠いか、IPOは今週も2社

2021/8/21 14:26 FISCO
*14:26JST 新興市場見通し:主力IT株シフト感じつつも復調遠いか、IPOは今週も2社 今週の新興市場では、マザーズ指数も週間ベースで日経平均並みの下落率となったが、その動向には違いが見られた。週前半は引き続き決算を受けて急落する銘柄が多く、マザーズ指数は8月18日の朝方、昨年8月以来およそ1年ぶりに節目の1000ptを割り込む場面があった。ただ、その後は決算発表一巡で急落銘柄が減ったほか、週末にかけて景気敏感株に売りが広がるなか、逃避資金の一部が主力IT株にも向いたようで、マザーズ指数は比較的しっかりした値動きだった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-3.4%であったのに対して、マザーズ指数は-3.2%、日経ジャスダック平均は-3.0%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で10.6%安、フリー<4478>が同5.7%安と軟調。メルカリは8月12日、フリーは翌13日に決算発表しており、その後値を崩した。売買代金上位ではグローバルウェイ<3936>が荒い値動きとなり、結局週間で3割近い下落。6~7月上場のEnjin<7370>やラキール<4074>も売りに押された。また、サイジニア<6031>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、JMDC<4483>が同6.4%高、Appier Group<4180>が同7.4%高と堅調。FRONTEO<2158>などは好決算で賑わい、新サービス開始のインティメート・マージャー<7072>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同4.9%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同8.5%安となる一方で、日本マクドナルドHD<2702>が同7.0%高、セリア<2782>が同5.4%高とまちまち。また、ネオマーケティング<4196>などが週間のジャスダック下落率上位に、カイノス<4556>などが上昇率上位にそれぞれ顔を出した。なお、3週間ぶりのIPOもあり、フューチャーリンクネットワーク<9241>は公開価格を74.7%、シイエヌエス<4076>は55.2%上回る初値を付けた。 来週の新興市場では、マザーズ指数の相対的な好パフォーマンスに期待しつつも、本格的な復調はなお遠いとみておきたい。今週末のマザーズ指数は主力IT株をけん引役に小反発したが、マザーズ全体としては値下がり銘柄の方が圧倒的に多かった。ハイテク株シフトの追い風もあって海外投資家の買い転換を感じさせる一方、個人投資家のセンチメントや資金回転の急改善までは期待しづらいようだ。世界経済や株式相場の先行き不安が強まるなか、価格変動リスクの大きい新興株を逆行的に買い上がろうとする動きも広がりを欠くだろう。 マザーズでは、主力株のなかでも長く調整を強いられ、足元復調傾向のAppierやJTOWER<4485>、あるいは値動きの強いJMDCあたりに安心感がある。ジャスダックでは、コロナ禍中も堅調な業績を上げている内需系のマクドナルドやセリアあたりが投資資金を集めやすい状況だろう。 IPO関連では、8月24日にタンゴヤ<7126>がジャスダックへ、27日にジェイフロンティア<2934>がマザーズへそれぞれ新規上場する。オーダースーツのタンゴヤは公開規模が非常に小さいが、健康食品等のジェイフロンティアはやや荷もたれ感のある水準。IPO銘柄の買いの勢いも鈍っており、引き続き動向を注視したい。なお、今週はシンプレクス・HD<4373>(9月22日、東証1部)など4社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 21件
2158 東証グロース
639
5/2 15:00
-7(%)
時価総額 25,122百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
6,970
5/2 15:00
-20(%)
時価総額 926,731百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2782 東証スタンダード
2,750
5/2 15:00
+10(%)
時価総額 208,560百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
2934 東証グロース
2,489
5/2 15:00
+84(%)
時価総額 11,845百万円
独自の健康食品や漢方薬、育毛剤などを通販。オンライン診療アプリや健康食品のマーケ支援等も。医薬品のD2Cは引き合い堅調。SOKUYAKUのアプリ会員数は順調増。売上原価は減少。24.5期2Qは損益改善。 記:2024/02/03
3936 東証グロース
142
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 5,169百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援を行う。転職・就活情報サイト運営も。24.3期3Q累計はエンジニア拡充で構築・導入支援が好伸。スキルシェアは先行投資が続く。通期5割増収を計画。 記:2024/03/12
4074 東証グロース
1,520
5/2 15:00
-16(%)
時価総額 11,596百万円
自社開発プラットフォーム上で稼働するDX支援ツールを開発・提供。DX関連コンサルやシステム開発も。プロダクトサービスは売上堅調。LaKeel製品の新規ライセンス販売等が寄与。23.12期通期は増収増益。 記:2024/03/31
4076 東証グロース
1,768
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 5,138百万円
企業向けのシステム受託開発を展開。クラウド基盤、ビッグデータ分析、デジタル革新技術推進などを手掛ける。システム老朽化対応等で業務システムインテグレーション事業は売上堅調。24.5期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
1,340
5/2 15:00
+37(%)
時価総額 135,903百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4196 東証スタンダード
1,013
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 2,546百万円
独自の生活者パネル調査を活用したマーケティング支援に強み。24.9期1Qは大型案件の契約満了影響で売上減。採用・教育強化に伴う人件費増も利益に響く。商談数やコミュニケーション施策案件の相談数は増加基調に。 記:2024/03/12
4385 東証プライム
1,766.5
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 284,179百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4478 東証グロース
2,815
5/2 15:00
-71(%)
時価総額 160,109百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4483 東証プライム
3,210
5/2 15:00
-19(%)
時価総額 195,495百万円
匿名加工化された疫学データを製薬会社や保険会社などに提供。遠隔画像診断サービスも。オムロンの連結子会社。ヘルスビッグデータは堅調。取引先健康保険組合数などが増加。24.3期3Q累計は2桁増収増益。 記:2024/02/04
4485 東証グロース
3,385
5/2 15:00
+30(%)
時価総額 86,866百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4556 東証スタンダード
1,208
5/2 15:00
+8(%)
時価総額 5,507百万円
臨床検査薬メーカー。腎・肝機能検査や腫瘍マーカー検査に強み。輸血関連機器の製販も。24.3期上期は輸血検査装置の新規設置に遅れ。だが検査試薬の販売が堅調で小幅営業増益に。今年1月に敗血症検査試薬を発売へ。 記:2024/01/17
6031 東証グロース
766
5/2 15:00
+6(%)
時価総額 9,799百万円
昨夏にネット広告事業を譲渡。ECサイト商品検索エンジンなどのCX改善事業が柱に。24.6期上期はCX改善が好調で計画を上回る着地に。通期最高業績・増配を計画。中計では26.6期に営業益10億円超を目指す。 記:2024/04/15
3,965
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 381,889百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
1,075
5/2 12:51
-17(%)
時価総額 3,495百万円
データマネジメントプラットフォーム最大手。マーケティング支援や成果報酬型ディスプレイ広告等を手掛ける。マーケティング支援は単価改善。Performance DMPは好調続く。24.9期1Qは小幅増収。 記:2024/02/26
7126 東証スタンダード
1,597
5/2 14:59
+15(%)
時価総額 5,594百万円
オーダースーツ専門店運営会社。老舗船場生地問屋が直営する「グローバルスタイル」を展開する。店舗販売やEC、卸売も行う。今期1Qの売上高は横ばいも、新規出店に伴う地代家賃や広告宣伝費が重しとなった。 記:2024/01/27
7370 東証グロース
1,016
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 7,506百万円
PR支援サービス会社。中小・中堅企業、医療機関を対象にPR支援サービスを展開。総還元性向は30%目標。PRプラットフォームサービスは売上増。オプションサービス拡充等で顧客単価が上昇。24.5期2Qは増収。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
3,830
5/2 15:00
-75(%)
時価総額 313,474百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
1,401
5/2 12:30
-2(%)
時価総額 1,152百万円
ふるさと納税BPOを手掛ける公共ソリューション事業、地域情報プラットフォームの「まいぷれ」などを運営。まいぷれの展開エリアは拡大。地域情報流通事業は堅調。増収効果等により、24.8期1Qは黒字転換。 記:2024/02/02