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経済活動の早期再開期待の後退などから売りが優勢に【クロージング】

2021/7/30 15:59 FISCO
*15:59JST 経済活動の早期再開期待の後退などから売りが優勢に【クロージング】 30日の日経平均は大幅に反落。498.83円安の27283.59円(出来高概算12億3000万株)で取引を終えた。新型コロナウイルスの新規感染者が初めて全国で1万人を突破するなど感染が拡大するなか、緊急事態宣言の対象地域の拡大によって経済活動の正常化期待の後退からリスク回避の動きが優勢に。また、米アマゾンの決算を受けた時間外取引での急落の影響から米国株価指数先物も下げ幅を拡大させたことも投資家心理を圧迫し、後場中盤に27272.49円まで下押した。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運とゴム製品を除く31業種が下落し、医薬品、その他製品、情報通信などの下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、デンソー<6902>、オムロン<6645>、商船三井<9104>、エムスリー<2413>、日本郵船<9101>がしっかり。一方、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、アステラス薬<4503>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>の5銘柄で日経平均を約174円押し下げた。 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていないほか、月末の日経平均は昨年9月以降、10カ月連続で下落していることもあり、月末最終営業日の株安アノマリーに対する不安感も市場ムードを悪化させていた。国内では主要企業の第1四半期決算の発表が本格化している。通期業績予想を上方修正したファナックは、好調は織り込み済みで6%超の下落となったほか、好決算を発表したものの主力のソリューション事業の受注低迷が嫌気された富士通<6702>も8%超の急落となった 日経平均は再び心理的な節目である27500円を下回り、5日線水準も下抜けてきたことから、目先は調整局面が続き、年初来安値(27055.94円)も視野に入ってくるのではないかと警戒感が高まりつつある。一方、秋にも予定される衆院選を前に、大規模な景気対策への期待も底流にあるほか、株価水準が大きく切り下がれば、年金などの長期運用者の買いも想定される。ただ、決算がピークを迎えているなかでは、目先は決算内容を確認しながら、選別色の強い展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 11件
2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 1,117,862百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6645 東証プライム
5,441
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時価総額 1,122,179百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が堅調。中国におけるネブライザの需要増などが寄与。 記:2024/02/13
6702 東証プライム
2,463
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 5,101,139百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6902 東証プライム
2,681.5
5/2 15:00
+38(%)
時価総額 8,451,498百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,285
5/2 15:00
-39(%)
時価総額 2,186,057百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
4,660
5/2 15:00
-69(%)
時価総額 1,686,971百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10