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ファーストリテが重荷も、売り一巡後は28000円を挟んだこう着に【クロージング】

2021/7/16 16:04 FISCO
*16:04JST ファーストリテが重荷も、売り一巡後は28000円を挟んだこう着に【クロージング】 16日の日経平均は3日続落。276.01円安の28003.08円(出来高概算9億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が下落した流れを映して半導体など値がさ株中心に利益確定売りが出たほか、通期の業績予想を下方修正したファーストリテ<9983>も一時5%近く下落したことも響いた。また、新型コロナウイルスの新規感染者が1000人超と連日拡大していることも経済活動の正常化の遅れを懸念した海外勢の先物売りも散見された。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がりが拮抗。セクター別では、海運が2%超と大幅に上昇したほか、鉄鋼、非鉄金属、証券・商品先物など12業種が上昇。一方、医薬品、精密機器、鉱業、陸運など20業種が下落し、卸売が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、豊田通商<8015>、セコム<9735>、スズキ<7269>、トヨタ<7203>、住友鉱<5713>がしっかり。半面、ファーストリテ、エーザイ<4523>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>が軟調で、この5銘柄で日経平均を約178円押し下げた。 前日の米国市場では、台湾セミコンダクター(TSMC)が5%超の下落となるなか、他の半導体株へも売りが広がり、ナスダック指数、SOX指数ともに下落した。東京市場でも半導体関連や指数寄与度の高い銘柄を中心に売りが優勢となり、取引開始直後には27847.35円まで下押しした。また、アルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の効果に疑いが出たエーザイの急落も地合いを悪化させた。一方、海運、鉄鋼、非鉄金属などの景気敏感株の一角や中小型株などには個人などの買いが入り、指数寄与度の大きい銘柄以外の底堅さも見られた。 新型コロナウイルスの感染者の拡大傾向が続いており、景気回復への冷や水を浴びせかねないとの警戒感が拭えないほか、株価指数先物にはこのところ、クレディ・スイスによる売りが増加しており、ヘッジファンドなどの短期筋が売り仕掛けをしていると先行きを懸念する声も聞かれる。ただ、心理的な節目である28000円を下回ると、押し目を拾う動きも出ており、売り崩すまでには至っていない。来週は東京五輪の開幕を前に3日立ち会いとなる。新規の手掛かり材料に欠けるなか、夏枯れの様相が一段強まると見る向きが多く、引き続き盛り上がりに欠けた展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
5713 東証プライム
5,272
4/26 15:00
+192(%)
時価総額 1,533,171百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7269 東証プライム
1,814.5
4/26 15:00
+24(%)
時価総額 3,564,741百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8015 東証プライム
9,670
4/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,423,731百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9735 東証プライム
10,940
4/26 15:00
-95(%)
時価総額 2,552,302百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10