マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 11:41:12
9,985,263
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~海外休場のなか3万円台回復

2021/4/5 12:32 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~海外休場のなか3万円台回復 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続伸、海外休場のなか3万円台回復 ・ドル・円は下げ渋り、日本株にらみ ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日続伸、海外休場のなか3万円台回復 日経平均は3日続伸。229.19円高の30083.19円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。 2日の米株式市場は聖金曜日の祝日で休場だった。ただ、この日発表された3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比91.6万人増加と、市場予想(66万人程度の増加)を大きく上回った。米経済活動の再開が広がっていることが好感され、週明けの日経平均は節目の3万円台を回復し、230円高からスタート。朝方には30195.00円(341.00円高)まで上昇する場面があり、その後も3万円台で堅調に推移した。 個別では、米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われている。ただ、ファーストリテ<9983>やレーザーテック<6920>といった値がさ株の一角も堅調ぶりが目立つ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>などがしっかり。商船三井<9104>は前期経常利益の上振れ見通し、アダストリア<2685>は3月既存店売上の回復が好感されている。また、Gキッズ<6189>が東証1部上昇率上位に顔を出すなど、「こども庁」創設を巡る思惑買いも続いているようだ。一方、キーエンス<6861>や武田薬<4502>が軟調。武田薬は新型コロナウイルス治療薬が治験で評価項目を達成できなかったと発表している。また、レノバ<9519>は一部証券会社の投資判断引き下げを受けて売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、海運業、銀行業、証券などが上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、サービス業、精密機器、医薬品の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となっている。 先週末から海外主要市場の多くが休場となっているが、週明けの日経平均は米雇用統計の内容を好感して3万円台を回復してきた。米長期金利が1.73%まで上昇(債券価格は下落、2日の米債券市場は短縮取引)し、さすがに値がさグロース(成長)株の一角はやや軟調だが、ファーストリテや先行き期待の高まる半導体関連株は上昇。メガバンク株はいずれも3%前後上昇するなど、株式相場全体の地合いは良好と言えるだろう。 新興市場ではマザーズ指数が前引けにかけてマイナスに転じ、3月18日に付けた直近高値(1256.51pt、取引時間中)を前に伸び悩んでいる。ただ、インターネット証券の売買代金ランキングを見ると、先週末から東エレクなど主力半導体株に個人投資家の物色の矛先が向いているようだ。また、本日は結晶・レーザのグローバルニッチトップ企業として注目されるオキサイド<6521>が新規上場した影響もあるだろう。オキサイドは買い殺到でまだ初値を付けていない。直近上場のベビーカレンダー<7363>も子育て関連銘柄との位置付けから連日でストップ高を付けており、マザーズ指数こそ伸び悩んでいるが個人投資家の物色意欲は強いとみられる。 さて、米国は今晩から取引が再開されるが、欧州の主要市場は本日も休場。香港の取引再開は7日となる。連休前1日の米市場ではイースター(復活祭)の休暇ムードが強く、システム的な売買が中心だったという。東京市場でも海外勢の取引参加が少ないとみられ、2日の東証1部売買代金は2兆2403億円とやや低調。本日ここまでも1兆円をやや上回る程度にとどまっている。先物市場も売買は少なく、2日はそうしたなかで外資系証券の買い越しが観測された。1日まで外資系証券が入れ替わり売り越ししていたのとは様相が異なる。 日経平均は2日、5日と続けて朝方からかなり高く始まっているが、良好な米経済指標等を受けて他市場のエクスポージャーのヘッジを目的とした機械的な買いも入っている可能性がありそうだ。おおむね強気ムードだろうが、イースター休暇明けの海外投資家の動きは少々気になるところだ。 また、米5年債利回りの上昇なども話題となっている。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策変更を織り込む動きとみられており、こちらも株式相場にどのような影響を与えるか注目しておきたい。 (小林大純) ■ドル・円は下げ渋り、日本株にらみ 5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。仲値にかけて110円後半から半ばにやや値を下げたが、その後は底堅く推移している。米株高観測を受けたリスクオンのドル売りが先行し、上昇基調のユーロ・ドルがドル・円を下押し。ただ、日経平均株価の堅調地合いで円売りがドルをサポートした。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円54銭から110円75銭、ユーロ・円は130円05銭から130円26銭、ユーロ・ドルは1.1755ドルから1.1772ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・幼児活動研究会<2152>、ピーエイ<4766>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・3月非農業部門雇用者数:前月比+91.6万人(予想:+66.0万人、2月:+46.8万人) ・米・3月失業率:6.0%(予想:6.0%、2月:6.2%) ・米・3月平均時間給:前年比+4.2%(予想:+4.5%) ・米・3月不完全雇用率:10.7%(2月:11.1%) 【要人発言】 ・加藤官房長官 「中国海軍を引き続き注視。警戒監視活動に万全を期す」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 17件
2152 東証スタンダード
1,375
4/26 12:54
+6(%)
時価総額 16,203百万円
全国の幼稚園や保育園で体育授業の指導や課外クラブの運営を行う。遠足・合宿の企画や園向け経営コンサルも。24.3期3Q累計は課外クラブ会員数の回復に遅れ。コンサル契約件数も伸ばせず。人件費増も利益の重石に。 記:2024/04/12
2685 東証プライム
3,515
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 171,532百万円
複数のアパレルブランドを展開する製造小売り。海外は中華圏を中心に東南アジア進出を狙う。新事業として飲食を育成。24.2期3Q累計は国内が堅調。海外は中国の回復に遅れも台湾が好調。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
4502 東証プライム
4,089
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 6,469,922百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4766 東証スタンダード
330
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 3,706百万円
東北、関東、信越などで無人求人情報誌を発行。求人サイトの運営も。子会社で人材派遣、保育園を展開。24.12期は女性向け求人媒体の伸長を想定。園数増の保育も伸びる見込み。増収増益を計画。株主優待制度を新設。 記:2024/03/12
621
4/26 15:00
-7(%)
時価総額 5,832百万円
保育施設運営会社。東京、神奈川を中心に、認可保育所や独立認定保育所、認定こども園、小規模保育等を運営。非認知能力を育む独自プログラム「体育あそび」を育成。おはようキッズの貢献で、24.9期1Qは営業増益。 記:2024/02/23
6521 東証グロース
2,749
4/26 15:00
-26(%)
時価総額 27,350百万円
光学製品メーカー。光学単結晶や光部品、レーザ光源、光学測定装置を製造、販売する。がん診断のPET装置向けなどに強み。24.2期3Q累計は新領域事業が伸び悩む。理化学用途向けの一部大型案件の延伸が響く。 記:2024/02/03
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
69,610
4/26 15:00
+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,080
4/26 15:00
+720(%)
時価総額 3,213,267百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7363 東証グロース
1,394
4/26 14:33
-24(%)
時価総額 1,313百万円
妊娠・出産・育児の情報サイト「ベビーカレンダー」を運営。かんたん診察予約システム、おぎゃー写真館、動画館なども展開。融資、自己株式を活用しM&Aを推進。過去最高の3.1億PVを達成し、23.12期は増収。 記:2024/03/24
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,552.5
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 20,620,297百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8,787
4/26 15:00
-9(%)
時価総額 12,079,410百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9104 東証プライム
4,713
4/26 15:00
+98(%)
時価総額 1,706,158百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9519 東証プライム
1,474
4/26 15:00
-13(%)
時価総額 134,348百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマスも。徳島津田バイオマス発電所などの商業運転を開始。再生可能エネルギー発電事業は売上堅調。バイオマス発電所の営業運転開始等で、24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10