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米政権によるインフラ投資計画の発表を前にこう着感の強い展開【クロージング】

2021/3/31 16:32 FISCO
*16:32JST 米政権によるインフラ投資計画の発表を前にこう着感の強い展開【クロージング】 31日の日経平均は5営業日ぶりに反落。253.90円安の29178.80円(出来高概算13億2588万株)で取引を終えた。前日の米国株の値下がりもあって、利益確定売りが先行して始まった。ただ、バイデン米大統領によるインフラ投資計画の公表を控えており、寄り付き直後につけた29165.52円を安値に底堅さも見られており、5日、25日線を挟んだ狭いレンジでの取引が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数は1650に達し、全体の7割超を占めた。セクター別では、輸送用機器が1%を超える上昇となったほか、鉄鋼の2業種が値上がり。一方、銀行が3.23%と大きく下落したほか、ゴム製品、その他金融、陸運、金属製品、パルプ紙など31業種が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、トヨタ<7203>、東エレク<8035>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、京セラ<6971>、信越化<4063>が軟調だった。 年度末となることから積極的にポジションを傾けてくる流れにはなりづらく、利食い売りや手じまい売りが優勢だった。また、アルケゴス関連取引による影響が警戒されているなか、三菱UFJ証券HDも約330億円の損失が生じる事案が発生したと伝わったことから、金融セクターには売りが目立っていた。米長期金利上昇で円相場が1ドル=110円台へと約1年ぶりの円安水準となるなか、自動車株に買いが入ったほかは影響は限られており、買い手控え要因につながったとみられる。 バイデン米大統領のインフラ投資を中心とした3兆ドル規模に上るとみられる経済対策については、経済活動の正常化により、米景気の回復ペースが速まるとするプラスの見方がある一方、国債増発への警戒感から金利の上昇傾向が一段と強まるのではないかとの懸念もあり、好悪材料が交錯している。アルケゴス問題にしても、世界的な金融機関の損失が最大100億ドル(約1兆1000億円)に上るとの試算もある。新年度入りに伴う新規資金の流入に対する期待はあるものの、当面は不安定な値動きが続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
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時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
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時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17