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買い戻し先行も、次第に買い見送りムード強まる【クロージング】

2021/3/8 16:03 FISCO
*16:03JST 買い戻し先行も、次第に買い見送りムード強まる【クロージング】 8日の日経平均は3営業日続落。121.07円安の28743.25円(出来高概算15億1102万株)で取引を終えた。前週末の米国市場で、長期金利の上昇が一服したことなどから、主要株価指数が反発した流れを引き継ぎ、東京市場でも鉄鋼や銀行といった景気敏感株などを中心に買い戻しの動きが強まった。ただし、日経平均は寄り付き直後につけた29255.90円を高値に軟化しており、指数寄与度の大きい銘柄や半導体関連株の一角が下げに転じるなか、後場に入ると下落に転じている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1200を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、鉱業が4.11%と大きく上昇したほか、鉄鋼、石油石炭、保険がいずれも2%超上昇するなど21業種が上昇。一方、その他製品、電気機器、ゴム製品、サービスなど12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、アステラス薬<4503>、キヤノン<7751>が堅調だった。半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>が軟調だった。 米国で大規模な追加経済対策が近く成立する見通しとあって、世界経済のエンジン役である米景気の改善期待が投資マインドを改善させた。寄り付き段階でショートカバーの売買が集中する格好から日経平均は大きく反発して始まったものの、買い一巡後はこう着感の強い相場展開であった。高止まりしている米金利動向の行方も気掛かり材料であり、積極的に上値を追う雰囲気にはなっていない。加えて、週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、大きくポジションを取りづらいであろう需給状況も影響しているとみられる。 引き続き1.6%前後と高止まりしている米金利動向を警戒している。このため、今夜発表される1月の米卸売物価指数、10日の10年国債入札などの結果を受けた米国金融市場の動きが注目される。また、メジャーSQを控え思惑的な売り買いが活発化する可能性から指数の変動幅は大きくなることも想定され、目先は不安定な値動きは続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,685.5
4/30 14:59
-192(%)
時価総額 1,144,340百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4503 東証プライム
1,512
4/30 14:59
+6(%)
時価総額 2,775,808百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6857 東証プライム
4,990
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時価総額 3,823,183百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,923
4/30 14:59
-4.5(%)
時価総額 2,904,642百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7733 東証プライム
2,200
4/30 14:59
+25.5(%)
時価総額 2,828,962百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7751 東証プライム
4,274
4/30 14:59
+60(%)
時価総額 5,700,503百万円
カメラ、複合機大手。レーザープリンターやデジカメで世界首位。光学技術に強み。レンズ交換式デジタルカメラはミラーレスカメラの新製品中心に堅調。ネットワークカメラ等も需要増。23.12期3Qは増収増益。 記:2024/01/16
8035 東証プライム
35,000
4/30 14:59
+770(%)
時価総額 16,507,155百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,389
4/30 14:59
+9(%)
時価総額 10,113,046百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,590
4/30 14:59
+200(%)
時価総額 13,234,811百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,896
4/30 14:59
+114(%)
時価総額 13,604,445百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10