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前場に注目すべき3つのポイント~祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心~

2021/2/22 8:27 FISCO
*08:27JST 前場に注目すべき3つのポイント~祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心 ■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円 ■前場の注目材料:ACSL、アジアでドローン拡販、中国製代替狙う ■祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心 22日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。19日の米国市場はNYダウが0.98ドル高と小幅に上昇。イエレン財務長官はバイデン政権が提唱する経済対策の必要性を改めて訴えたため、追加経済対策が早期に成立し景気回復を後押しするとの期待から買いが先行。ワクチン接種ペースの加速で経済活動の再開に勢いがつくとの期待なども高まった。しかし、長期金利の上昇が市場心理を冷やす格好となっており、引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の30200円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうである。先週は先物主導で週半ば以降こそ値動きの荒さが目立っていたが、日経平均の3万円を固める流れが意識されやすくなりそうである。祝日を挟むことから積極的な売買は手控えられる可能性が高そうであるが、短期的に売り仕掛けてくる場面においては、押し目待ちの買いが意識されやすいところである。日経平均は先週末の調整で5日線を割り込んでおり、目先的にはスピード調整の流れは継続とみられるが、3万円処での底堅さが意識されてくることにより、次第に下値を切り上げてくる展開が期待される。 また、先週は調整場面において日銀のETF買い入れが見送られており、これを手掛かりに売りを仕掛けてくる局面がみられていた。しかし、足元では海外勢の買い越し基調が続いており、ETF買い入れによる需給面での下支えに期待する状況ではなく、需給状況は良好であろう。ワクチン接種が政府の計画通りに進んでおり、新規感染者数の減少傾向が続いていることも先行きの警戒活動正常化への思惑も高まりやすいだろう。米長期金利上昇により割高感が意識されているグロース銘柄などへの利益確定に向かわせやすいだろうが、一方で割安感のあるバリュー株への物色意欲を高める可能性はありそうだ。 物色の流れとしては個別材料株のほか、テーマ株などでの循環物色が意識されやすい。また、祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、個別での値動きの荒さには注視する必要がありそうだ。紙幣や硬貨と同じように使える「デジタル通貨」について、日銀は、この春から機能を確かめるための実証実験を始めることになったと伝わっている。また、ビットコインが最高値を更新するなか、暗号資産(仮想通貨)関連への物色が意識されやすいだろう。 ■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円 西松屋チェ<7545>は2021年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の107億円から122億円に上方修正した。冬物衣料を中心に当初価格での販売が進み、値下げロス額が抑えられたほか、販売費及び一般管理費が計画内に収まった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31494.32、+0.98) ・ナスダック総合指数は上昇(13874.46、+9.11) ・シカゴ日経225先物は上昇(30200、大阪比+160) ・SOX指数は上昇(3223.46、+76.67) ・VIX指数は低下(22.05、-0.44) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・ACSL<6232>アジアでドローン拡販、中国製代替狙う ・フジクラ<5803>ミャンマー撤退を半年延期、残工事に遅れ ・トヨタ<7203>米でエンジン増産、SUV向けライン更新 ・トヨタ<7203>TPR株全て売却、政策保有株見直しの一環 ・トヨタ<7203>国内8工場停止、最大2日間延長、部品不足響く ・フェローテク<6890>中国で半導体製造部材40%増産 ・アステラス製薬<4503>抗がん剤「パドセブ」正規承認へ、FDAに変更承認申請 ・宇部興産<4208>宇部藤曲工場を今月下旬から再開 ・旭化成<3407>ナイロン66繊維「レオナ」、キロ60円値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 8件
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4208 東証プライム
2,450
11/22 15:30
+48(%)
時価総額 260,190百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
2,475
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 116,617百万円
真空シール、石英製品、セラミックス製品等の製造・販売を行う半導体等装置関連事業が主力。サーモモジュール、パワー半導体用基板等の電子デバイス事業も。デジタル化・自動化の推進などで生産効率の向上を図る。 記:2024/10/06
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04