マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
37,903.29
+87.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/3 0:26:24
9,138,871
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

利食い売りが先行も底堅い展開【クロージング】

2021/2/17 16:01 FISCO
*16:01JST 利食い売りが先行も底堅い展開【クロージング】 17日の日経平均は3営業日ぶりに反落。175.56円安の30292.19円(出来高概算13億7152万株)で取引を終えた。前日までの2日間で一時1200円近く上昇したことなどから、利益確定売りが先行した。半導体製造装置関連株など値がさ株を中心に売りに押される銘柄が増加していた。ただ、企業決算では業績の改善が確認されたほか、新型コロナウイルスの新規感染者数が抑え込まれていることもあり押し目買いの流れも散見されており、朝安で始まったファーストリテ<9983>が切り返したことなどから、全体としては底堅さがみられている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、空運が4.18%と大きく上昇したほか、鉱業、石油石炭、鉄鋼、海運がいずれも3%超える上昇となるなど、値上がり業種は17業種に。半面、ゴム製品が3.08%と大きく下落したほか、精密機器、不動産など16業種が下落している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、資生堂<4911>、電通グループ<4324>、スズキ<7269>が堅調。一方、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、TDK<6762>、ダイキン<6367>が軟調だった。 連騰に伴う高値警戒感や日経平均の25日移動平均線かい離率が6%近くに達したほか、サイコロジカルラインが9勝3敗となるなど過熱状態であったため、朝方から指数寄与度の大きい銘柄などを中心に利益確定売りが広がった。また、米長期金利が1.3%台を突破するなど米国の金利上昇が続いており、株式益回りの相対的な魅力の低下につながるとの見方や、景況感の改善に伴う金利上昇で投資家の資金が株式から債券へとシフトするのではないかとの警戒感も利益確定に向かわせる一因になった。 一方、国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、米国の経済対策の早期成立期待、世界的な景況感の持ち直しなどを背景に物色意欲は衰えず、TOPIXは一時プラスに転じるなど全般は底堅い展開だった。ただ、市場関係者が警戒しているのが、米金利の本格的な上昇とハイテク関連株に代表されるグロース株の調整であろう。米金利の上昇がさらに急ピッチで進めば、バリュエーション面で高いこれら成長株を中心に利食い売りが膨らむ可能性はある。米国株の動向に左右されやすい日本株にはマイナスに働くとみられ、目先は米金利動向とナスダック総合指数やSOX指数の値動きをにらみながらの展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 8件
2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 1,117,862百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4324 東証プライム
4,208
5/2 15:00
+31(%)
時価総額 1,213,629百万円
国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4911 東証プライム
4,268
5/2 15:00
-86(%)
時価総額 1,707,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6367 東証プライム
22,090
5/2 15:00
+55(%)
時価総額 6,474,888百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
7269 東証プライム
1,806
5/2 15:00
-11.5(%)
時価総額 3,548,042百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27