マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 18:17:31
9,727,930
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

個人投資家・有限亭玉介:米国のパリ協定復帰で次世代エネルギー関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】

2021/2/14 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:米国のパリ協定復帰で次世代エネルギー関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2021年2月9日15時に執筆 バイデン大統領が就任初日にパリ協定復帰の署名をした事で、世界は大きく温室効果ガス削減へ向けて舵を切りました。米中対立が懸念されていますが、両者とも温室効果ガスの削減へ向けて目指す方向性については一致していますな。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 世界各国で石油に代わる新たなエネルギーの在り方が模索されております。菅総理も2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする方針を掲げており、脱石油へ向けて世界中がシフトしている事は間違いないですな。 ただ、経済的に成熟している先進国の枠組みだけで地球全体の温室効果ガスをコントロールする事は困難です。途上国の経済発展を支援しながら環境保全も両立させる為に、トランプ前大統領が支援を中断した「緑の気候基金」への資金支援をバイデン大統領は再開させるなど、途上国とも足並みを揃えた経済発展を推進させると思われます。 日本の環境省でも再生エネルギーで全電力をまかなうデータセンターを普及させる方針で、温室効果ガスを出さないデータセンターの新設を21年度から支援するとの事です。環境に配慮して経済発展できるのかが、これからの時代の考え方になるでしょう。 例えばカーボンリサイクルというCO2(二酸化炭素)を資源として活用する革新的な試みに挑戦している企業には、投資家としてはやはり注目です。人口が多く国土が狭い日本では、発電割合の多くが化石燃料を使った火力発電に依存しています。もし火力発電で排出されるCO2を有効活用できれば2050年までの目標に近づけるかもしれません。 CO2をリサイクルすると言われても何だかピンと来ませんが、CO2をプラスチック製品等の化学品やコンクリート製品、さらに再び燃料としてもリサイクルできるよう研究が進められています。微生物を使ったバイオ燃料など日本ならではのリサイクル技術で世界に胸を張れるような環境先進国になってほしいものです。今回は次世代エネルギーに関わるそんな銘柄をピックアップして参ります。 まずバイオ燃料と言われると思い浮かぶのがユーグレナ<2931>かもしれません。昨年12月15日に投資ファンドと組んで青汁で有名なキューサイを買収したとの発表が話題となりました。今年1月18日にはユーグレナのバイオディーゼル燃料がJR四国バスで使用開始したとの発表もあり、CO2で培養できるミドリムシの活用が期待されております。 また、CO2を炭素資源としてポリカーボネートやポリウレタンの原料となる「ジエチルカーボネート」を合成する触媒技術を開発した東ソー<4042>や、2020年末に設立された「カーボンリサイクルファンド」に参加している東京産業<8070>もカーボンリサイクル関連として監視中です。 昨今、プラント企業ではアンモニアや水素の研究を進めていますが、岐阜大学と共同研究で澤藤電機<6901>と木村化工機<6378>がアンモニア水から燃料電池の発電をする技術もカーボンリサイクルでの新しいエネルギーの生成法となっていくかもしれません。排水や排ガスをエネルギーにしてしまうなど夢のような話ですねえ。 最後に次世代エネルギーとして、東洋エンジニアリング<6330>が手掛けるジメチルエーテル(DME)もクリーン燃料として投資妙味があるかチェックしておきたいところです。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《RS》
関連銘柄 6件
2931 東証プライム
524
4/26 15:00
+16(%)
時価総額 70,567百万円
ミドリムシを使用した健康食品や飲料、サプリメント等のヘルスケア商品に加え、化粧品、バイオ燃料を研究、開発、販売する。青汁のキューサイを傘下に持つ。23年12月期は新規連結化やバイオ燃料が寄与。損失は縮小。 記:2024/04/08
4042 東証プライム
2,175
4/26 15:00
+25(%)
時価総額 707,051百万円
総合化学大手。塩ビやウレタン原料に強み。排ガス浄化触媒やジルコニアなどの高機能品を強化。24.3期3Q累計は石化や塩ビの需要が冴えず。ただ原材料安に伴う交易条件の改善で営業増益に。営業外の為替差益は縮小。 記:2024/02/14
6330 東証プライム
899
4/26 15:00
-7(%)
時価総額 34,665百万円
大手エンジニアリング会社。エネルギーや石油化学、ガス開発、医薬、環境等の産業プラント、電力や鉄道、水処理等の社会インフラの設計や工事を行う。今期3Q累計は二桁の増収、増益と伸長。手持ち案件が順調に進捗。 記:2024/03/07
6378 東証スタンダード
742
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 15,285百万円
化学プラント会社。化学装置や各種プラントの設計、製作、工事に加え、プラント設備・機器の建設工事、エネルギー・環境機器も展開。省エネ化の企画提案を推進。化工機事業の好調もあり、3Q累計は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/30
6901 東証スタンダード
1,165
4/26 15:00
-45(%)
時価総額 5,035百万円
電装品メーカー。日野自動車が大株主。トラックやバスの電装品やポータブル発電機などを世界100カ国余に輸出。電動化商品の販売増などで電装品事業は売上堅調。売上原価は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/14
8070 東証プライム
653
4/26 15:00
-2(%)
時価総額 18,727百万円
機械専門商社。火力や水力の発電設備、プラント設備の据付、保守に加え、産業機械を販売。環境エネルギー向けに強み。荷物とトラックの配送マッチングシステム「トラ・Fit」を試行中。24.3期中間期は利益足踏み。 記:2024/01/17