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後場に注目すべき3つのポイント~今後の方向見極めも個別物色は活発

2021/2/12 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~今後の方向見極めも個別物色は活発 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日ぶり反落、今後の方向見極めも個別物色は活発 ・ドル・円は小じっかり、米長期金利にらみ ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファナック<6954> ■日経平均は5日ぶり反落、今後の方向見極めも個別物色は活発 日経平均は5日ぶり反落。83.57円安の29479.36円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。 米株式市場ではNYダウが10日に61ドル高で過去最高値を更新、翌11日には7ドル安と小幅に反落した。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が「緩和的な金融政策を忍耐強く続けることが重要」と述べたほか、ペロシ下院議長が現行の失業保険の増額措置が切れる3月中旬までに追加経済対策を成立させる見通しを示したことが好感された。一方、高値警戒感から利益確定の売りも出て上値を抑えた。祝日明けの東京株式市場では米国株の堅調推移や良好な企業決算を背景に買いが先行し、日経平均は72円高からスタート。寄り付き直後には一時29650.51円(87.58円高)まで上昇し、取引時間中の昨年来高値を付ける場面もあったが、その後利益確定売りに押されマイナスへ転じた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、エムスリー<2413>などが軟調で、ファーストリテ<9983>は小幅に下落。10日に決算を受けて買われたホンダ<7267>だが、本日は一転3%近い下落となっている。海運株の下げが目立ち、川崎船<9107>や商船三井<9104>が5%の下落。また、コプロHD<7059>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>、東エレク<8035>は3%超の上昇。トヨタ自は10日取引時間中に発表した決算を受け、一部証券会社が目標株価を引き上げている。東エレクなどは米政府が半導体不足への対応策をまとめる方針と伝わり、買い材料視されているようだ。決算が好感されたシチズン<7762>は5%超の上昇。また、オイシックス<3182>との資本業務提携を発表したAPHD<3175>はストップ高水準での買い気配が続いている。 セクターでは、海運業、繊維製品、ガラス・土石製品などが下落率上位。半面、金属製品、鉱業、証券などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄数、値上がり銘柄数はともに1041となっている。 本日の東京株式市場は朝方こそ買いが先行したものの、日経平均はマイナスに転じて前場を折り返した。10日までの4営業日で1200円超上昇した後だけに、週末を前に利益確定の売りが出やすいところだろう。10日の株価指数先物の売買動向を見ると、シティグループ証券が日経平均先物を売り越す一方、JPモルガン証券が東証株価指数(TOPIX)先物を買い越すなど、海外勢の動向はまちまち。ただ、全体として売買高はやや低調となってきている。また、個人投資家の動向を日経レバETF<1570>で探ると、やはり週前半ほどの売買の盛り上がりは見られない。売り持ち高の積み上げは一服したものの、なお高い水準を維持しているようだ。これらを踏まえると、大方の市場参加者は株式相場全体の方向感について「次の材料待ち」というスタンスなのかもしれない。 ただ、現物株の売買については引き続きまずまず活発だ。本日もここまでの東証1部売買代金は1兆6000億円あまりある。「バリュー(割安)株のリバーサル(株価の反転上昇)」をけん引してきた海運株がここにきて失速してきた印象で、自動車株でもホンダや日産自<7201>は決算を受けた買いが続かず反落。半面、圧巻の決算だったトヨタ自は大幅続伸し、半導体関連株も政策の追い風期待から強い値動きだ。前引け時点の東証1部の値上がり銘柄、値下がり銘柄は同数で、TOPIXは小幅ながら5日続伸となっている。 決算内容や株価位置・バリュエーションなどから銘柄選別色が強まってくるだろうが、投資家の「株買い」意欲は依然として根強いとみていいだろう。 また、10日はマザーズ指数が2.02%の上昇と強い動きを見せていた。マザーズ売買代金も2000億円台乗せ。決算発表一巡が物色のトレンド転換につながるケースは多いため、マザーズ指数が1月の戻り高値(1309.17pt、1月25日取引時間中)を上抜けてくるか注目したい。本日はといえば、BASE<4477>やAIinside<4488>が決算を受けて大幅に下落。一方でメルカリ<4385>やフリー<4478>が強く、前引けのマザーズ指数は小幅に上昇している。主役を入れ替えつつ新興株の循環物色が続くかが焦点となりそうだ。 (小林大純) ■ドル・円は小じっかり、米長期金利にらみ 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日経平均株価の反落を受け円買いが観測され、主要通貨は対円で売られやすい地合いとなった。ただ、ドルは米10年債利回りの持ち直しを手がかりとした買いが入り、ユーロや円に対して上昇。ドル・円は底堅さが目立つ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円74銭から104円84銭、ユーロ・円は127円01銭から127円14銭、ユーロ・ドルは1.2120ドルから1.2135ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ルーデン・ホールディングス<1400>、クルーズ<2138>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・先週分新規失業保険申請件数:+79.3万件(予想:+76万件、前回:+81.2万件←77.9万件) ・米・失業保険継続受給者数:454.5万人(予想:442.0万人、前回:469万人←459.2万人) 【要人発言】 ・欧州連合(EU) 「今年のユーロ圏成長率予測を4.2%から3.6%に引き下げ」 <国内> 特になし <海外> ・16:00 英・10-12月期GDP速報値(前年比予想:-8.1%、7-9月期:-8.6%) ・16:00 英・12月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、11月:-0.1%) ・16:00 英・12月貿易収支(予想:-150.00億ポンド、11月:-160.12億ポンド) ・16:30 スイス・1月消費者物価指数(前年比予想:-0.6%、12月:-0.8%) 《CS》
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時価総額 33,708百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
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6758 東証プライム
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時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
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時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
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7201 東証プライム
552.1
5/17 15:00
-2.9(%)
時価総額 2,330,257百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
3,436
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時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
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1,727
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時価総額 9,385,010百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7762 東証プライム
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国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。インバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。固定費削減等により、デバイス事業は黒字転換。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/13
7974 東証プライム
8,503
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世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,090
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時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9104 東証プライム
5,064
5/17 15:00
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時価総額 1,833,224百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
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時価総額 1,650,307百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9983 東証プライム
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5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10