マーケット
5/1 15:15
38,274.05
-131.61
37,815.92
-570.17
暗号資産
FISCO BTC Index
5/1 18:53:34
9,056,053
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

個人投資家・有限亭玉介:ビッグテーマ:日本の『カーボンニュートラル』【FISCOソーシャルレポーター】

2020/12/26 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:ビッグテーマ:日本の『カーボンニュートラル』【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2020年12月21日10時に執筆 新型コロナウイルスの感染拡大が不安視されながらも、日経平均などの経済指標は依然として底堅く推移しております。金融緩和によるカネ余りの資金が、電気自動車(EV)やクリーンエネルギーなどの物色は来年も続くのでしょうか。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 12月4日、菅総理は記者会見で2050年のカーボンニュートラルについての強い意気込みを語りました。日本だけでなく世界的な潮流として、環境に重きを置いた政策を軸に経済が発展していく事は既定路線となりそうです。 今回の記事では、これまでご紹介してきたEV・電池関連に加えて、全個体電池や水素ステーション関連などもご紹介していきます。新型コロナが治まった後のオリンピックには、たくさんの燃料電池自動車(FCV)が使われる事で世界的なアピールになると期待されていますよ。 FCVではトヨタ自動車<7203>の「MIRAI」が印象的ですが、同社はパナソニック<6752>と全固体電池の合弁会社を設立しており、FCVとEVの両分野を注視したいところです。いつか日本が描くような水素社会を実現するのか楽しみではありますなぁ。 水素が普及するには、水素の運搬や水素ステーションの設備も必要になります。そのような点に着目すると、水素の輸送や貯蔵を展開する川崎重工業<7012>や水素圧縮機を手掛ける神戸製鋼所<5406>には思惑があります。 水素を圧縮するとなると危険が伴いますし高度な技術が必要ですので、圧力計・圧力センサー大手である長野計器<7715>が需要拡大する可能性もありますな。機械式圧力計で世界シェアトップというのも業界内では高い影響力を誇ると見ております。 あたくし達のような消費者目線になってしまうと、FCVかEVというような対立構造を作ってしまいがちではありますが、「カーボンニュートラル」という大きな枠組みで考えれば、自動車に限らず地球全体のエネルギー効率化をどうするか考えるべきでしょう。 それには水素を使った燃料電池の方が効率が良い場合もありますし、太陽光など再生可能エネルギーをそのまま電力として使うやり方が相応しい場合もあります。米国でシェールガスによる「シェールガス革命」があったように、「カーボンニュートラル」はこれからの時代を築くエネルギー政策ですので、同テーマに関しては中長期で監視をしていきたいところです。 EVに比べればFCVは充電時間が短くてトラックなどの長距離輸送に向いていると言われていますが、今後の全固体電池の技術次第では未来が変わる可能性もありますな…まだまだ発展途上ですし、実用化の面でのデータも少ないと思われますがね。 小泉進次郎環境大臣は2030年の電源構成において再生可能エネルギーの割合を現状の2倍に拡大するとの意向を明らかにしています。政治的にも原子力発電に比べればポジティブな印象ですし世論も巻き込みやすいので、政府としてもクールかつセクシーに推進して頂きたいものです。 約6割が山地で地方の過疎化が進行している日本の現状を考えると、再生可能エネルギーの大規模発電所が今後は実験的に建設されると思われます。水素ステーションが拡充されて、家庭用でも広く再生可能エネルギーが今よりは普及していく未来に近づくでしょう。 国際競争力という面では、水素の研究を深化させる事は一種のガラパゴス化かもしれませんが、あたくしは世界の二歩先を行くような日本独自の技術を信じたいと思います。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《HH》
関連銘柄 5件
5406 東証プライム
1,886.5
5/1 15:00
-47(%)
時価総額 747,707百万円
高炉国内3位。建設機械にも強い。アルミや素形材、機械、エンジニアリングも。配当性向は30%程度目安。鋼材は自動車向け需要が増加。価格改善等でアルミ板は販売価格が上昇。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/11
1,375.5
5/1 15:00
-6.5(%)
時価総額 3,375,555百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
7012 東証プライム
4,822
5/1 15:00
-75(%)
時価総額 809,720百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,605
5/1 15:00
-33(%)
時価総額 58,815,528百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7715 東証プライム
2,400
5/1 15:00
+9(%)
時価総額 46,639百万円
圧力計・圧力センサ大手。機械式圧力計で世界首位。自動車中心に建機、プラント、FA機器、半導体製造装置向けを展開。圧力計事業は収益好調。産業機械業界、空圧機器業界向け売上が増加。24.3期3Qは収益伸長。 記:2024/02/25