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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、コロナ変異種発見でリスクオフのドル買い

2020/12/21 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、コロナ変異種発見でリスクオフのドル買い 21日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。英国を中心に新型コロナウイルスの変異種が発見され、先行きの減速に懸念が強まる見通し。リスクオフのムードで欧州通貨売りが強まれば、ドルには買戻しが見込まれる。 感染力の高いコロナ変異種が英国で急増し、イタリアなどで感染が確認されている。ワクチンの普及で世界的な経済活動の早期正常化に期待が高まっていたが、変異種がまん延する事態となれば再び制限措置の強化につながりかねない。本日アジア市場ではそうした思惑から日経平均株価が軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げている。ただ、菅政権がドル・円の100円割れを阻止したい意向と報じられ、過度な円買いが抑制された。また、株安観測によるドル売りの後退を受け、103円前半で下げ渋った。 この後の海外市場でもコロナ変異種が材料視されそうだ。急増する英国では政府がロックダウン(都市封鎖)の方針を発表しており、ポンド売りが先行しそうだ。欧州連合(EU)との通商協議の時間切れが迫っていることも、ポンド売りを支援しよう。ユーロもそれに追随し、前週の上昇分を削る展開が予想される。一方、米国でも新型コロナウイルス感染拡大に警戒が広がっているが、株安を手がかりにリスクオフのムードが広がり、安全通貨のドルが選好されやすい。ドル・円はドル買いに押され、103円台前半では下げづらい展開とみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・22:30 米・11月シカゴ連銀全米活動指数(10月:0.83) ・24:00 ユーロ圏・12月消費者信頼感指数速報値(予想:-18.3、11月:-17.6) 《FA》