マーケット
4/23 15:15
37,552.16
+113.55
38,239.98
+253.58
暗号資産
FISCO BTC Index
4/23 16:27:03
10,298,384
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~EV関連や感染予防対策などに関連する材料株物色が強まる

2020/11/20 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~EV関連や感染予防対策などに関連する材料株物色が強まる 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:EV関連や感染予防対策などに関連する材料株物色が強まる ■キユーピー、20/11上方修正 営業利益275億円←240億円 ■前場の注目材料:IHI、FCV部品の開発加速、IHIが大型商用車向け、三菱重工は乗用車など ■EV関連や感染予防対策などに関連する材料株物色が強まる 20日の日本株市場は、米株高を受けた買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場ではNYダウが44ドル高だった。新型コロナウイルス感染の再拡大で世界経済の低迷を懸念し投資家心理が悪化したほか、週次失業保険申請者数が予想外に増加したためさらに懸念が強まり売り優勢の展開となった。ただし、民主党のシューマー上院院内総務が共和党のマコーネル上院院内総務と追加経済対策の交渉再開で合意したと明らかにすると期待感から引けにかけて上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の25600円。円相場は1ドル103円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや買い先行の展開から始まりそうである。相対的にナスダックの強さが目立っていることもあり、ハイテクセクターへの波及が見込まれるため、指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均をけん引する格好になろう。ただし、3連休を控えていることから積極的な売買は手控えられやすいほか、東京都の新規感染者数の動向なども気掛かりとなるため、次第にこう着感が強まりやすくなりそうだ。専門家によれば現在の感染者率が継続すると2週間後には1日の感染者数が1200人あたりに増えるようであり、ワクチン期待が高まっているものの、日々の報道で売りアルゴが発動する流れも警戒視されやすく、積極的に上値を追いづらいところでもある。 一方で足元で海外勢が買い越し基調にあるが、これまでの売り越し基調から日本株に対する相対的な比率は依然として低いとみられる。その中でドル建て日経平均の上昇率はS&P500指数をアウトパフォームしていることから、ファンド等は日本株の積み上げを迫られているだろう。そのため、需給面での底堅さは意識されやすく、押し目待ちの買い意欲も強いとみておきたいところ。大きく売り仕掛ける場面においては押し目狙いのスタンスといったところだろう。 物色としてはインデックスに絡んだ売買のほかはEV関連や感染予防対策などに関連する材料株あたりに個人投資家主体による短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、マザーズ指数は1200ポイント近辺での底堅さが意識されている。足元で時価総額上位の人気銘柄が総じて調整を強めていたが、75日線レベルなど調整一巡感も意識されやすい水準まで下げており、いったんは自律反発狙いのタイミングとして意識されやすいところでもある。そのほか、上昇を続けていたNT倍率がようやく調整をみせてきており、割安感が意識される景気敏感株への押し目狙いの動きも期待されよう。 ■キユーピー、20/11上方修正 営業利益275億円←240億円 キユーピー<2809>は2020年11月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の5300億円を据え置いたが、営業利益を従来の240億円から275億円に上方修正している。コスト低減の取り組みを強化したことに加え、海外での利益回復が予想を上回る見込みであることから、現時点で可能な範囲で織り込んだ結果、業績予想を修正した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(29483.23、+44.81) ・ナスダック総合指数は上昇(11904.71、+103.11) ・シカゴ日経225先物は上昇(25600、大阪比+60) ・SOX指数は上昇(2570.22、+39.63) ・VIX指数は低下(23.11、-0.73) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・IHI<7013>FCV部品の開発加速、IHIが大型商用車向け、三菱重工は乗用車など ・住友商事<8053>英ボーダフォンと提携、デジタル分野で協業 ・SBI<8473>年度内にPTS ・伊藤忠<8001>バイオマスプラ拡大、トール・廃食油PP提案 ・双日<2768>大和ハウスとインドネシアでサービスアパート、日本人家族向け ・川崎重<7012>大型2輪「メグロ」復活、最新技術を搭載 ・高砂熱<1969>4カ年中計、投資枠600億円、DXで生産性向上 ・NEC<6701>5G海外展開へ英拠点、オープンRAN強化 ・東レ<3402>安全で高容量な電池へ、LIB向け無孔セパレーター開発 ・第一三共<4568>がん治療で支援アプリ、来年度、乳がん患者臨床 ・塩野義薬<4507>英大学などとコンソーシアム、化合物の迅速供給を研究 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 10月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.7%、9月:-0.3%) <海外> ・10:30 中・1年物ローンプライムレート(3.85%に据え置き予想) 《ST》
関連銘柄 12件
1969 東証プライム
5,260
4/23 15:00
-60(%)
時価総額 369,457百万円
空調工事で国内首位。空調機器の製造・販売も。24.3期3Q累計は半導体関連などの建設需要が旺盛で工場空調の受注好調。豊富な手持ち案件の消化も順調に進む。通期計画を上方修正し、最高業績の見通しに。増配予定。 記:2024/03/11
2768 東証プライム
3,869
4/23 15:00
-18(%)
時価総額 968,411百万円
総合商社。航空機関連、自動車関連に強み。24.3期3Q累計は自動車関連の利益が後退。航空機関連も足踏み。不動産売却益、のれん益を計上も及ばず。ただ石炭市況悪化が想定内に。通期純益計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/09
2809 東証プライム
3,117
4/23 15:00
-5(%)
時価総額 441,056百万円
マヨネーズ、ドレッシングで国内首位。医薬も。傘下にアヲハタ。価格改定効果等で業務用は売上増。フルーツソリューションは食品メーカー向け販売が増加。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益見通し。 記:2024/03/04
3402 東証プライム
716.3
4/23 15:00
-8.2(%)
時価総額 1,168,630百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4507 東証プライム
7,343
4/23 15:00
+76(%)
時価総額 2,287,976百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4568 東証プライム
4,663
4/23 15:00
+30(%)
時価総額 9,079,020百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6701 東証プライム
10,775
4/23 15:00
+35(%)
時価総額 2,939,959百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
7012 東証プライム
4,770
4/23 15:00
+20(%)
時価総額 800,988百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7013 東証プライム
3,844
4/23 15:00
+11(%)
時価総額 594,590百万円
陸上・航空宇宙・船舶海洋の総合重機製造。ターボチャージャーや航空エンジン、原子炉格納容器で実績。24.3期3Qは資源・エネルギー・環境部門が増収。東南アジアの大型発電所プロジェクトの進捗などが寄与。 記:2024/04/07
8001 東証プライム
6,660
4/23 15:00
+83(%)
時価総額 10,555,367百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8053 東証プライム
3,802
4/23 15:00
+21(%)
時価総額 4,758,477百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
8473 東証プライム
3,792
4/23 15:00
+42(%)
時価総額 1,032,391百万円
ネット証券で国内トップ。銀行、損保、ベンチャー投資、暗号資産などに多角化。バイオ薬の開発も。SBI証券は営業収益、営業利益ともに過去最高。暗号資産事業は黒字転換。24.3期3Q累計は大幅な増収増益。 記:2024/04/08