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今日の為替市場ポイント:米大統領選の最終結果判明までは円売り抑制も

2020/11/6 9:12 FISCO
*09:12JST 今日の為替市場ポイント:米大統領選の最終結果判明までは円売り抑制も 5日のドル・円は、東京市場では104円54銭から104円22銭まで反落。欧米市場では、104円38銭から103円44銭まで下落し、103円50銭で取引終了。本日6日のドル・円は、主に103円台で推移か。米大統領選の最終結果が出るまでにある程度の時間がかかる可能性は否定できないため、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される見込み。 トランプ大統領の陣営は複数の州で集計の停止や再集計を要求している。専門家や識者の間からは、「トランプ大統領陣営による訴訟が最終的に選挙結果に影響する公算は小さい」との声が聞かれているが、法廷闘争に移行した場合、選挙結果の確定までにある程度の時間がかかることは避けられない。報道によると、ペンシルベニア州の高裁は5日までに、トランプ大統領の陣営がフィラデルフィアで行う集計作業の監視をさらに拡大することを認めたが、選挙結果を左右するかどうかは不明。 市場参加者の間からは、「米大統領選の最終結果が判明するまで長い時間を要する場合、リスク選好的なドル買い・円売りが拡大する可能性は低い」との声が聞かれている。ドル・円は節目の104円を下回っており、新たなドル売り材料が提供された場合、年初来安値の101円19銭近辺までドル安・円高が進行するとの見方も出ている。 《FA》