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今日の為替市場ポイント:米大統領選挙前でリスク選好的な円売り抑制も

2020/11/3 8:38 FISCO
*08:38JST 今日の為替市場ポイント:米大統領選挙前でリスク選好的な円売り抑制も 2日のドル・円は、東京市場では104円54銭から104円86銭まで反発。欧米市場では、104円95銭まで買われた後、104円63銭まで下落したが、104円77銭で取引終了。本日3日のドル・円は、主に104円台後半で推移か。米大統領選挙直前でリスク選好的な円売りはある程度抑制される見込み。 報道によると、国際通貨基金(IMF)は11月2日、20カ国・地域(G20)に対して新型コロナウイルス危機は終わっていないと伝達し、アメリカ、英国を含む数カ国に対し計画している財政支出を増やすよう求めたようだ。IMFはブログで「G20と新興国による前例のない迅速な措置により危機が一段と深まることは回避されたが、新型コロナウイルスの感染拡大は続いている」、「アメリカ、英国、ブラジル、メキシコなどでは雇用減少にもかかわらず、財政縮小が計画されており、計画よりも大きな支援策を打ち出すことが望ましい」と指摘している。 市場参加者の間では、「アメリカの大規模な財政拡張策によって長期金利は大幅に上昇し、金利上昇が持続的な景気回復を妨げる可能性がある」との声が聞かれている。しかしながら、「量的緩和策の強化は所得増加や雇用回復に直結しない」との見方もあることから、米国などにおける政府債務の大幅な増大はある程度正当化される可能性がある。 《MK》