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前場に注目すべき3つのポイント~米株先物の動向を睨みながらの展開に

2020/10/28 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~米株先物の動向を睨みながらの展開に 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米株先物の動向を睨みながらの展開に ■信越化、2Q営業利益12.5%減 1843億円、通期3770億円見込む ■前場の注目材料:昭和電工、コンビナート情報統合、日立のIoT基盤活用 ■米株先物の動向を睨みながらの展開に 28日の日本株市場は、重要イベントを控えて商いが膨らみづらい状況のなかで、先物に振らされやすい相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが220ドル超の下落となる一方でナスダックは上昇。10月消費者信頼感指数が、前月からの上昇予想に反して低下したほか、フランスで新型コロナ感染死者数が4月以来の高水準に達するなど感染拡大への警戒、さらに追加経済対策への期待も後退していることが下げにつながったようだ。一方で、ハイテク株はAMDが同業のザイリンクスを350億ドルで買収すると発表が材料視されていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円安の23405円。円相場は1ドル104円40銭台で推移している。 米国ではペンシルベニア州でナイフを所持していた黒人男性が警察官から撃たれ死亡する事件が発生し、抗議活動に発展している。大統領選の激戦区であることから来週に控えている米大統領選への不透明要因になりそうである。大統領選前での追加経済対策の合意はなさそうであり、引き続き不安定な相場環境に中において商いは膨らみづらく、昨日同様、先物主導で振らされやすい需給状況であろう。グローベックスの米株先物の動向を睨みながらの展開になりそうであるが、短期的な売買が中心であることから急激な値動きに対しては、その後の買い戻し等を意識した押し目狙いになりそうだ。 日経平均は23500円を下回っているが、テクニカル面では一目均衡表の雲上限に接近してきており、これが支持線として意識される。昨日は23230円辺りまで急落していたが、再びこの水準が意識されてくるかは見極めたいところ。物色の流れは大きくポジションを取りづらいなかで決算を手掛かりとした日替わり的な売買が中心になりそうである。ただし、決算評価も機関投資家は積極的に動いていないと考えられ、短期のヘッジファンドや個人主体と考えられるため、上値追いは慎重になりやすいところでもある。 そのほか、昨日はマザーズの上昇が話題となっていたが、昨日リバウンドをみせていた銘柄への物色が継続するかによってセンチメントに大きく影響を与えることになりそうだ。米国市場の不安定な流れから利食い先行となろうが、売り一巡後の中小型株の出直りが強まるかが注目されるところであろう。また、足元での決算では保守的な見通しを上方修正してくる流れが目立っている。その中で期待先行で上昇していた銘柄の据え置き等は利益確定の売りが強まるきっかけになる可能性があるため、相対的に弱含みで推移していた銘柄へのアク抜け期待の物色にも向かわせやすいだろう。 ■信越化、2Q営業利益12.5%減 1843億円、通期3770億円見込む 信越化<4063>が発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比9.7%減の7105.26億円、営業利益は同12.5%減の1843.17億円だった。コンセンサス(1890億円程度)を若干下回るが想定線。また、未定としていた2021年3月期見通しを発表しており、売上高は前期比7.4%減の1兆4300億円、営業利益は同7.2%減の3770億円を見込む。デジタル化の広がりなどを背景とする半導体デバイス市場の拡大や、高機能化する先端デバイス需要増大などが半導体シリコン事業の支えに。コンセンサス(3820億円)を若干下回るが、年間配当を増額修正しており、ややポジティブか。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(11431.35、+72.41) ・原油先物は上昇(39.57、+1.01) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・昭和電工<4004>コンビナート情報統合、日立のIoT基盤活用 ・アドバネクス<5998>CNTで面状発熱体 車用など提案 ・日立金属<5486>3230人削減、コロナ禍直撃、業績不振 ・昭和電工<4004>光半導体・レアアースを分社化 ・トヨタ<7203>電池調達網整備、電動車安定供給に道 ・日本精工<6471>モーターハブを開発、空飛ぶ車で活用 ・アルプスアルパイン<6770>振動型触覚デバイス、加振力5倍の新モデル ・住友重機械工業<6302>110億円投じ愛媛に新工場、イオン注入装置、生産2倍 ・中部電力<9502>中部電力など、6割省エネの熱処理炉を開発、世界最小級 ・日揮HD<1963>丸紅と中国で事業性調査、副生水素活用し工場低炭素化 ・EIZO<6737>基板製造の新工場棟完成、能力25%増 ・東レ<3402>不快臭抑える織物、ユニホームなど向け ・帝人<3401>高機能複合材で仏社と供給契約、航空機部品向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(29日まで) ・衆院本会議代表質問 <海外> ・09:30 豪・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+0.6%、4-6月期:-0.3%) 《ST》
関連銘柄 13件
1963 東証プライム
1,314.5
5/20 15:00
+11.5(%)
時価総額 340,994百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
3401 東証プライム
1,436
5/20 15:00
+25(%)
時価総額 284,262百万円
大手総合化学メーカー。自動車向け成形材料やアラミド繊維、炭素繊維等の高機能繊維や材料、繊維や、医薬品等を手掛ける。今期3Q累計の売上高は前年並みも、医薬品導入一時金や後発品参入等が利益に影響した。 記:2024/04/10
3402 東証プライム
792.9
5/20 15:00
+5.9(%)
時価総額 1,293,601百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
3,678
5/20 15:00
+72(%)
時価総額 680,066百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4063 東証プライム
6,083
5/20 15:00
+243(%)
時価総額 12,312,740百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
5998 東証スタンダード
1,079
5/20 15:00
+20(%)
時価総額 4,481百万円
精密ばねの専門メーカー。売上の約半分が自動車業界向け。OA機器や医療機器向けも。日本は価格転嫁効果などで収益伸長。米国工場の収益改善などで米州は損益改善。増収効果等で24.3期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/02/11
6302 東証プライム
4,357
5/20 15:00
+54(%)
時価総額 535,497百万円
総合重機大手。減・変速機や射出成形機に強み。半導体装置や建機なども。24.12期は営業益反落計画も為替想定1ドル135円。物流・建設関連の受注残も豊富。新中計では26.12期に営業益1000億円を目指す。 記:2024/04/12
6471 東証プライム
779
5/20 15:00
+1(%)
時価総額 429,438百万円
国内最大のベアリングメーカー。産業機械軸受と精密位置決め用部品を手掛ける。自動車軸受や自動車部品等も。24.3期3Qは増収。自動車事業が売上下支え。自動車生産台数の増加で日本、米州などで売上が増加。 記:2024/02/26
6737 東証プライム
4,870
5/20 15:00
+15(%)
時価総額 107,047百万円
モニター専業メーカー。医療用やグラフィック向けで高シェア。高精度画像に強み。ヘルスケア部門は増収。診断用途向けは伸び悩むが、内視鏡用途向けは欧米などで販売好調。為替差益計上。24.3期3Qは2桁経常増益。 記:2024/04/08
6770 東証プライム
1,450
5/20 15:00
-3.5(%)
時価総額 317,957百万円
電子部品のアルプスとカーナビのアルパインが経営統合して発足。センサ・コミュニケーション事業を成長領域に位置付け。モジュール・システム事業は増収。インフォテインメントの新製品等が貢献。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/10
7203 東証プライム
3,447
5/20 15:00
+11(%)
時価総額 56,237,760百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
9502 東証プライム
2,009.5
5/20 15:00
+58(%)
時価総額 1,523,201百万円
東海4県と長野県を管轄する電力会社。ガス小売も。再エネや海外M&Aを推進。火力発電は東電と合弁で行う。24.3期3Q累計は電源調達価格低下で期ズレ差益が拡大。持分法損益も急改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/02/07