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来週は決算を手掛かりとした日替わり物色に【クロージング】

2020/10/23 16:00 FISCO
*16:00JST 来週は決算を手掛かりとした日替わり物色に【クロージング】 23日の日経平均は反発。42.32円高の23516.59円(出来高概算9億6767万株)で取引を終えた。新規失業保険申請件数が減少したほか、追加経済対策を巡り楽観的な見通しが示されたことが材料視された米国市場の流れを受けて、23500円を回復して始まった。しかし、トランプ大統領と民主党のバイデン氏との2回目のテレビ討論会を控え、討論会が始まる直前には23469.13円と下げに転じる場面がみられた。しかし、討論会でのネガティブ・ザプライズ感はなく、グローベックスの米株先物が小動きで推移していたこともあり、その後は買い戻し優勢の展開。ただし、後場寄り付き直後に23587.90円まで上げ幅を広げたが、週末要因もあってこう着感の強い相場展開となった。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、若干ではあるが値上がり数が上回っている。セクターでは、ゴム製品が5%を超える上昇となったほか、空運、鉱業、保険、証券、海運、陸運、卸売がしっかり。半面、その他製品、精密機器、小売、食料品、サービスが小安い。指数インパクトの大きいところでは、中外薬<4519>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ブリヂストン<5108>、ダイキン<6367>が堅調。一方で東エレク<8035>、日立建<6305>が冴えない。 テレビ討論会を控え先物主導で売り仕掛け的な動きがみられたが、前回の様な波乱とはならず、ランチタイムで買い戻された格好である。ただし、グローベックスの米株先物が足元でやや弱含みに推移していることもあり、今晩の米国市場の動向が気掛かりな面はあるだろう。マザーズ指数は節目の1200ptを割り込んだ後は下げ幅を縮める動きとなっているが、テクニカル的には25日線に上値を抑えられるようだと、再び売り込まれる可能性が高まるため、しばらくは気の抜けない状況が続きそうである。 来週は翌週に米大統領選挙を控えていることから、引き続き積極的な売買は手控えられることになると考えられるため、個別の材料を手掛かりとした物色に向かいやすいだろう。来週から決算発表が本格化するため、決算を手掛かりとした日替わり物色に向かおう。今回は経済活動再開によって保守的な見通しを上方修正してくる企業が増えるとみられるほか、事業再編の動き等も出やすい。特に大企業についてはグループ再編が加速するとみられ再編機運が高まりやすいだろう。 《AK》
関連銘柄 7件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5108 東証プライム
5,395
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25