マーケット
4/18 15:15
38,079.70
+117.90
37,753.31
-45.66
暗号資産
FISCO BTC Index
4/19 5:47:21
9,853,916
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:高値後の調整は見直しへの布石?政策期待の物色はなお活発

2020/10/17 15:29 FISCO
*15:29JST 新興市場見通し:高値後の調整は見直しへの布石?政策期待の物色はなお活発 今週の新興市場では、マザーズ指数が週末にかけて下落に転じた。週間ベースでは5週ぶりの下落となる。週半ばまでは菅政権によるデジタル化推進などを背景に新興ハイテク株物色が続き、マザーズ指数は10月14日の取引時間中に一時1368.19ptまで上昇。2018年1月高値(1367.86pt)を上回り、06年以来およそ14年ぶりの高値を付けた。ただ、その後高値警戒感に短期的な達成感も加わり、利益確定の売りが優勢となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.9%であったのに対して、マザーズ指数は-1.7%、日経ジャスダック平均は-0.9%だった。 個別では、BASE<4477>が週間で8.7%安となり、第3四半期決算を発表したマネーフォワード<3994>は同6.1%安となった。ストック収益の伸びが物足りないといった指摘が見られた。売買代金上位ではアンジェス<4563>が一部報道を受けて大きく下落。また、立会外分売の実施を発表したイオレ<2334>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位でもフリー<4478>は同15.4%高と大きく上昇し、業績上方修正を発表したラクス<3923>は同15.0%高。売買代金上位ではGMOフィナンシャルゲート<4051>などGMOグループ各社の賑わいが続き、上昇率トップはグローバルウェイ<3936>となった。ジャスダック主力では出前館<2484>が同16.6%高。決算とともに発表した中期経営計画が材料視された。その他時価総額上位はワークマン<7564>が同1.8%高、日本マクドナルドHD<2702>が同1.6%安と高安まちまち。また、週間のジャスダック下落率上位にはアクサスHD<3536>、上昇率上位にはテーオーHD<9812>やシライ電子工業<6658>などが顔を出した。IPOでは、10月13日マザーズ上場の日通システム<4013>が公開価格を8割強上回る初値を付けた。16日ジャスダック上場のアースインフィニティ<7692>は買い気配のまま初値持ち越しとなっている。 来週の新興市場では、マザーズ指数が短期的な調整局面に入るかもしれない。株価の上昇トレンドが崩れ、いったんは需給調整を要する銘柄が少なからずある。来週から主要企業の7-9月期決算発表が徐々に始まり、東証1部の大型株に市場の関心が向かいやすくなるとも考えられる。但し、個人投資家の新興ハイテク株への期待は根強く、ここで調整を挟んでおくことで、11月中旬にかけて発表される決算を受けての見直し余地が大きくなりそうだ。 マザーズ指数が軟化した週末にかけても、フリーなどは強い値動きを見せた。政府の電子化に伴い、民間企業でも会計ソフトの導入等が進むとの期待が背景にあるようだ。フリーや出前館は以前、当欄でも「新経済連盟」」加盟企業として取り上げたが、首相動静からGMO-FGなどのGMOグループ各社が賑わうなど、やはり政策の追い風期待が新興株物色の原動力となっていることがわかる。なお、来週は10月23日に沖縄セルラー電話<9436>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、Eインフィニティの初値形成を見届けたのち、10月27日のカラダノート<4014>上場を待つことになる。ブックビルディングはさくらさくプラス<7097>が19日、Retty<7356>が21日まで。また、今週はアララ<4015>(11月19日、マザーズ)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 20件
2334 東証グロース
768
4/18 14:59
+16(%)
時価総額 1,846百万円
無料グループ連絡網ツールから得る広告収入が柱。連絡網ツールのデータを用いた求人検索エンジンも。らくらく連絡網の会員数は701万人。コミュニケーションデータ事業は増収。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/03/05
2484 東証スタンダード
325
4/18 15:00
+15(%)
時価総額 42,820百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,920
4/18 15:00
-10(%)
時価総額 920,083百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
3536 東証スタンダード
134
4/18 15:00
±0(%)
時価総額 4,064百万円
ドラッグストアや雑貨店などを展開。卸売や不動産賃貸も。徳島県地盤。24.8期1Qは前期買収3社が上乗せ。賃貸安定。だが残暑で冬物商材の販売が冴えず。販管費増も利益の重石に。通期では増収・利益回復を見込む。 記:2024/02/07
3923 東証プライム
1,626
4/18 15:00
+32.5(%)
時価総額 294,657百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
3936 東証グロース
142
4/18 15:00
±0(%)
時価総額 5,169百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援を行う。転職・就活情報サイト運営も。24.3期3Q累計はエンジニア拡充で構築・導入支援が好伸。スキルシェアは先行投資が続く。通期5割増収を計画。 記:2024/03/12
3994 東証プライム
5,215
4/18 15:00
-4(%)
時価総額 280,473百万円
法人向け経理・人事労務クラウドが柱。個人向け資産管理アプリ、SaaSマーケティング支援等も。法人顧客獲得は順調。法人向けストック売上は好調。23.11期通期は2桁増収。24.11期も2桁増収見通し。 記:2024/02/02
4013 東証グロース
866
4/18 15:00
+18(%)
時価総額 9,024百万円
勤怠管理システムの開発、販売を展開。働き方改革関連や健康経営関連のソフト等も。クラウド形態の契約社数は2031社。クラウドライセンス売上は堅調。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/03/31
4014 東証グロース
504
4/18 15:00
+8(%)
時価総額 3,179百万円
妊娠育児ママ向けアプリ提供や、妊娠育児世帯向けサービス提供企業へのプロモーション支援を展開。陣痛間隔計測アプリや予防接種管理ツールなどに定評。ストック型ビジネスの契約者数を積上げ、1Qは営業黒字転換。 記:2024/01/28
7,990
4/18 15:00
+50(%)
時価総額 65,997百万円
GMOグループのキャッシュレス決済サービス会社。端末販売から処理、決済代行までを手掛ける。イニシャル売上は好調。次世代決済端末「stera」が売上貢献。売上総利益率は改善。24.9期1Qは大幅増収増益。 記:2024/02/25
4477 東証グロース
273
4/18 15:00
+2(%)
時価総額 30,573百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,724
4/18 15:00
-36(%)
時価総額 154,933百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4563 東証グロース
51
4/18 15:00
±0(%)
時価総額 9,110百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
6658 東証スタンダード
540
4/18 15:00
+3(%)
時価総額 7,547百万円
プリント配線板メーカー。透明フレキシブル基板に加え、両面・多層プリント配線板、MEMS関連製品等を手掛ける。プリント配線板事業は営業活動強化だが、在庫調整の影響などで足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/02/22
7097 東証グロース
1,046
4/18 14:59
+31(%)
時価総額 4,710百万円
認可保育所や小規模認可保育所、東京都認証保育所の運営等を行う。東京23区中心に千葉、埼玉、大阪にも進出。新規入園児数は増加。在籍率は回復傾向。コスト削減施策などが奏功し、24.7期1Qは営業黒字転換。 記:2024/01/09
7356 東証グロース
156
4/18 15:00
+3(%)
時価総額 2,300百万円
実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営。点数評価のない口コミに特徴。店舗から得る月額課金収入とメディアでの広告収入が収益源。広告コンテンツの大型案件獲得もあり、24.9期1Qは増収・赤字幅縮小。 記:2024/02/23
7564 東証スタンダード
3,925
4/18 15:00
-15(%)
時価総額 321,249百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
7692 東証スタンダード
97
4/18 15:00
+1(%)
時価総額 10,683百万円
新電力会社。中小企業や一般家庭向け中心に電力やガスを提供。電子機器の提供等も手掛ける。電気契約件数は4万835件。ガス契約件数は6393件。エネルギー事業は伸び悩む。24.7期1Qは電子機器事業が増収。 記:2024/01/16
9436 東証スタンダード
3,405
4/18 15:00
+15(%)
時価総額 183,039百万円
沖縄県が拠点の通信事業会社。KDDIの子会社。県内で「auモバイル」や「UQモバイル」を運営する。FTTHサービスや売電も行う。今期3Q累計はモバイル事業が好調だった。光回線やau電気も堅調に推移した。 記:2024/03/04
9812 東証スタンダード
379
4/18 15:00
-4(%)
時価総額 3,383百万円
ホームセンター「イエローグローブ」等の流通事業、自動車関連事業、木材事業、建設事業等を手掛ける。流通事業は収益伸長。販管費の削減等が寄与。自動車関連事業は新車販売が順調。24.5期2Qは大幅営業増益。 記:2024/02/03