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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、コロナまん延受けた株安でリスクオフの買い

2020/10/13 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、コロナまん延受けた株安でリスクオフの買い 13日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。人民元高一服の影響で、ドル高方向に振れやすい見通し。また、新型コロナウイルスのまん延で経済への影響が警戒されるなか、ドルは株安を背景にリスクオフの買いが見込まれる。 前日のNY株式市場で米追加経済対策に関する与野党合意に期待が高まり、指数の大幅続伸を手がかりにドルはリスクオンの売りが鮮明になった。ユーロはスペインやフランスでのコロナ感染再拡大を嫌気した売りが先行したが、ドル売りに押し上げられている。ポンドも欧州連合(EU)との協議を楽観視した買いが入り、対ドルで上昇。ただ、本日アジア市場では、中国人民銀行が人民元基準値の中間値を前日から元安方向に設定した影響で、ドルは上昇基調に振れた。一方、中国の貿易統計から、早期回復期待の円売りが観測される。 この後の海外市場は、株価や欧州通貨にらみの展開となろう。世界保健機関(WHO)によると、1日のコロナ新規感染者が欧州を中心に世界で過去最多の35万人超を記録。英国の新たな制限措置も嫌気され、目先もユーロとポンドは売りが出やすい地合いに。また、足元の欧米株高の調整でドルはリスクオンの売りが後退し、逆に買戻しが入りやすい。他方、中国の貿易統計が改めて材料視され、内需の大幅改善により世界経済をけん引するとの思惑が広がりそうだ。その際には原油高などで円売りに振れ、ドルなど主要通貨を押し上げるとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 独・10月ZEW景気期待指数(予想:72.0、9月:77.4) ・21:30 米・9月消費者物価指数(前年比予想:+1.4%、8月:+1.3%) ・01:25 バーキン米リッチモンド連銀総裁オンライン討論会出席 《FA》