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アップルの動向次第ではハイテク株への物色が一段と強まる展開も【クロージング】

2020/10/13 16:10 FISCO
*16:10JST アップルの動向次第ではハイテク株への物色が一段と強まる展開も【クロージング】 13日の日経平均は反発。43.09円高の23601.78円(出来高概算8億7081万株)で取引を終えた。12日の米国市場がアップルやアマゾンなどハイテク主導で上昇した流れを受けて、23600円を回復して始まった。しかし、寄り付きの23667.90円を高値にじりじりと下押す流れとなり、前場半ばには23490.95円と23500円を割り込む場面がみられた。しかし、さらに売り込む流れとはならず、後場は先物市場において短期筋のショートカバーの流れが優勢となり、狭いレンジでのこう着ではあったが、23600円を回復して取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗。セクターでは空運、保険、不動産、電気機器、証券、機械が堅調。半面、鉱業、石油石炭、医薬品、卸売、情報通信、繊維が冴えない。指数インパクトの大きいところではファナック<6954>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>が堅調。一方でソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、エーザイ<4523>、中外薬<4519>が冴えなかった。 日経平均は一時23500円を下回ったものの、後場に切り返して5日線を回復している。先週の23500円突破以降は商いが膨れず小動きが続いているが、23500円が支持線として意識されており、底堅さがみられている。上値の伸びは期待しづらいところであろうが、大統領選や追加経済対策を巡る不透明感のほか、欧州での新型コロナウイルス感染症の再拡大によるロックダウンへの警戒などもあり、そもそも上放れへの期待感も高まっていないだろう。また、米国では決算発表が本格化してくるため決算反応を見極めたいところでもある。 引き続き上値追いというよりは23500円を固めつつ、24000円を窺うタイミング待ちといったところであろう。まずはエネルギーを蓄えるうえでも、出来高が膨らんでくる必要がありそうだ。また、米国ではFANG銘柄の動意がみられてきており、アップルの特別イベント開催後の動向のほか、プライムデー開催への期待が高まっているアマゾンの物色が一段と強まるかが注目されよう。村田製<6981>、太陽誘電<6976>が強い値動きをみせていたが、アップルの動向次第ではハイテク株への物色が一段と強まる展開も期待されてきそうである。 《CN》
関連銘柄 10件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6762 東証プライム
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-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17