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ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ圏経済の早期回復は難しいとの見方も
2020/10/3 14:49
FISCO
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*14:49JST ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ圏経済の早期回復は難しいとの見方も ■強含み、ユーロ圏景況感の改善を好感 今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が欧州議会公聴会で、金融緩和の拡大余地を示唆したことや、ユーロ高けん制発言をしたためユーロ売りが先行したが、ユーロ圏の9月景況感指数の大幅改善を好感してユーロ買いが優勢となった。月末・四半期絡みのユーロ買いも観測された。取引レンジ:1.1615ドル-1.1770ドル。 ■弱含みか、ウイルス感染再拡大を警戒 来週のユーロ・ドルは弱含みか。欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大で制限措置が強化され、経済の早期正常化への期待後退によるユーロ売りが増える可能性がある。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はユーロ高をけん制していることも、ユーロ売り材料になりそうだ。トランプ大統領夫妻のコロナ感染を受けて欧米諸国の株式が大きく下げた場合、リスクオフのドル買いが強まり、ユーロへの下落圧力に。 予想レンジ:1.1600ドル−1.1800ドル ■強含み、米経済指標改善でリスク選好の円売り 今週のユーロ・円は強含み。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の金融緩和の拡大余地示唆やユーロ高けん制発言を受けて、ユーロ売りが先行したが、米経済指標の改善や追加パンデミック経済救済策の合意期待などを受けてリスク選好的なユーロ買い・円売りが優勢となった。トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染との報道を受けてユーロ買い・円売りは縮小したが、ユーロ・円は123円台を維持した。取引レンジ:122円38銭−124円25銭。 ■弱含みか、ユーロ圏経済の早期回復は難しいとの見方も 来週のユーロ・円は弱含みか。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大による経済制限措置の強化を受け、ユーロ圏経済の早期回復は難しくなっており、ユーロ売りに振れやすい展開となりそうだ。米大統領のコロナウイルス感染で株安や原油安が続いた場合、リスク回避的な円買い・ユーロ売りが増える可能性がある。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・5日:8月小売売上高(7月:前月比-1.3%) 予想レンジ:121円00銭−125円00銭 《FA》
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