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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着感が強まりやすく、週末モードといった展開に

2020/9/25 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後はこう着感が強まりやすく、週末モードといった展開に 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後はこう着感が強まりやすく、週末モードといった展開に ■ガイシ、21/3上方修正 営業利益330億円←300億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:三菱電機、ローカル5G実証急ピッチ、東芝・日立、製造現場を高度化約 ■買い一巡後はこう着感が強まりやすく、週末モードといった展開に 25日の日本株市場は、買い先行後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。24日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに小幅に上昇。トランプ大統領は大統領選に敗退した場合には、法廷闘争に持ち込み速やかな政権移行に抵抗する可能性を警告したことや、新規失業保険申請件数が前週から予想外に増加したことを嫌気し下落して寄り付いた。 その後、8月新築住宅販売件数が減少予想に反し14年ぶり高水準になったことが好感されたほか、ペロシ下院議長が小規模の財政策に取り組む方針を示すと追加財政策への期待が再燃し、底堅い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の23025円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行から始まることになり、日経平均の23000円が引き続き支持線として意識されやすいだろう。ただし、NYダウは200日線近辺での反発、ナスダックについても10500ポイントを支持線として意識される水準からの反発であり、楽観的にはなりづらいところであろう。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、週末モードといった展開になりそうだ。 23000円が支持線として意識されるなか、目先的には25日線が位置する23216円辺りを明確に突破しておきたいところであろう。これまで幾度か25日線を割り込む場面はみられたが、その都度早い段階で回復をみせていた。同線が支持線として意識される状況が続いていたこともあり、上値を抑えられるようだと、次第に神経質になりやすいところ。 また、昨日はマザーズ銘柄の一角が後場に入り利食いに押される展開となった。成長期待の大きい銘柄でもあるため、反発を見せてくるようであれば安心感につながろう。また、IPOラッシュとなっているが、寄り付き後に急速に値を下げるような展開ともなれば、これも不安感に向かわせやすいため、日経平均が底堅い値動きを見せたとしても、需給状況に変化がみられてくる可能性があるため、注視する必要がありそうだ。 物色の流れとしてはグロース優位となりそうだが、次第にバリュー株へシフトしやすいと考えられる。また、配当志向の物色も意識されやすいと考えられるため、バリュー株へのシフトをより意識させそうである。 ■ガイシ、21/3上方修正 営業利益330億円←300億円、コンセンサス上回る ガイシ<5333>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の300億円から330億円に上方修正している。第2四半期については、売上高は、セラミックス事業で中国市場をはじめとして自動車販売や生産が回復しつつあるほか、コロナ禍におけるデジタル化の進展によって電子部品の需要が増加。4割減益ではあるが、コンセンサス(318億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26815.44、+52.31) ・ナスダック総合指数は上昇(10672.27、+39.28) ・シカゴ日経225先物は上昇(23025、大阪比+105) ・1ドル105円40-50銭 ・SOX指数は上昇(2147.42、+20.73) ・VIX指数は低下(28.51、-0.07) ・原油先物は上昇(40.31、+0.38) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・三菱電機<6503>ローカル5G実証急ピッチ、東芝・日立、製造現場を高度化 ・三菱UFJリース<8593>日立キャピタルと来年4月に経営統合 ・SGHD<9143>日立物流との統合協議を凍結、資本提携を縮小 ・三菱電機<6503>5G活用で共同事業体、三菱電機など150企業・団体 ・住友商事<8053>台湾VBに出資、半導体・リチウム電池向けキット販売支援 ・三菱商事<8058>インドネシアでスマートシティー開発 ・山善<8051>米の拠点拡張、工作機械展示台数2倍 ・NEC<6701>マスクしたまま顔認証、目周辺の特徴照合 ・キリンHD<2503>眼精疲労“原因”遺伝子絞る、候補特定 ・クラレ<3405>ベルギーで再生炭増産、環境規制強化で需要増 ・小松マテーレ<3580>巻いて運べる太陽光シート開発、小松市と協力 ・参天製薬<4536>滋賀に新棟 医療用点眼薬を生産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
2503 東証プライム
2,124.5
11/22 15:30
+16.5(%)
時価総額 1,941,793百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
3405 東証プライム
2,023
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 717,890百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3580 東証プライム
786
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 33,909百万円
衣料ファブリックや資材ファブリック、熱可塑性炭素繊維複合材料などを手掛ける化学素材メーカー。石川県能美市に本社。旧社名は小松精練。公式オンラインストアの運営等も。ファッション分野などで販売活動を強化。 記:2024/07/29
4536 東証プライム
1,670.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 608,099百万円
眼科用医薬品の研究開発、製造、販売等を行う。1890年創業。医療用眼科薬市場で国内トップシェア。アイリーア硝子体内注射液、アレジオン類等が主要製品。アレジオン眼瞼クリーム0.5%などの拡販に注力。 記:2024/08/19
5333 東証プライム
2,016.5
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 629,061百万円
ガイシで世界首位。自動車排ガス浄化用セラミックスやNAS電池なども。自動車関連が堅調。半導体装置関連も回復。NAS電池は独水素製造会社から受注。パワー半導体向け絶縁放熱回路基板の生産能力を大幅に増強へ。 記:2024/07/22
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
8051 東証プライム
1,300
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 123,897百万円
工作機械・産業機器・機械工具等の生産財、住宅設備機器・家庭機器等の消費財を扱う専門商社。1947年創立。生産財関連事業が主力。事業所数は国内外で100超。機械販売では高付加価値設備の提案等を積極化。 記:2024/10/08
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8593 東証プライム
1,012
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,484,515百万円
三菱UFJ系列のリース大手。強固な顧客基盤に強み。21年に日立キャピタルと合併。リース料収入の増加などにより、航空部門は増益。カスタマーソリューション部門は連結除外等で横ばい。M&Aで海外展開加速へ。 記:2024/08/20
9143 東証プライム
1,446.5
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 926,330百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。成長領域への進出、新規事業の拡大、省人化・自動化投資などに取り組む。 記:2024/06/03