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前場に注目すべき3つのポイント~菅新政権のスピード感も好感され押し目買い意欲は強い

2020/9/18 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~菅新政権のスピード感も好感され押し目買い意欲は強い 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:菅新政権のスピード感も好感され押し目買い意欲は強い ■リョービ、20/12業績予想 営業損失▲40.0億円 ■前場の注目材料:楽天<4755>欧テレフォニカ、「5G」技術で提携 ■菅新政権のスピード感も好感され押し目買い意欲は強い 18日の日本株市場はこう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。17日の米国市場はNYダウが130ドル安だった。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利は長期にわたり据え置かれることが確認されたものの量的緩和(QE)拡大の壁が高いことが明らかになり、利食い優勢の相場展開となった。また、雇用や住宅関連指標が予想を下回ったことも売りにつながっている。一時上昇に転じる場面もあったが、ハイテク株の調整が続いており、引けにかけては再び下落幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の23210円。円相場は1ドル104円70銭台で推移している。 米国市場の下落は重石となろうが、昨夕の段階で米株先物が弱い動きをみせていたことから利食い優勢の展開だったため、織り込み済みといったところであろう。反対に日経225先物はナイトセッションで23000円を割り込まずに切り返しており、下値の堅さがより意識されやすいところである。4連休前で積極的にポジションを積み上げてくる流れにはならないだろうが、押し目買い意欲の強さが意識されてくることになりそうだ。 また、菅内閣の発足を受けて実施された世論調査では、内閣支持率が7割を超えていると伝えられており、新政権への期待感は大きいだろう。また、河野行革相は首相指令の「縦割り110番」を、さっそく自身のSNSに開設するなど、スピード感も好感が持てるだろう。また、米国ではハイテク株の調整が続く一方で、バリュー株への比率を引き上げる動きがみられてきている。日本においてはバフェット氏の大手商社株取得をキッカケに日本株への比率修正の思惑等もあり、下値の堅さがより意識されやすい。 その他、香港の大手投資ファンドが今後4年程度で日本の不動産に最大約8400億円を投じると報じられている。日本は米欧に比べて新型コロナの不動産市場への打撃が限られ、相対的に高いリターンが見込めるとみる海外勢が多いと伝えており、今後海外投資家による不動産投資が増える可能性がありそうだ。海外勢によるREITのリバランスも観測されており、バリュー株シフトへの意識に向かわせよう。 ■リョービ、20/12業績予想 営業損失▲40.0億円 リョービ<5851>は未定としてしていた2020年12月期の業績予想を発表。売上高は1690.0億円、営業損益は40.0億円の赤字を見込んでいる。なお、国内外において経済活動再開の動きが始まった状況を受け、ダイカスト事業における稼働状況は6月に底打ち感があり、地域別にバラツキはあるものの、以後は中国、北米を中心に仕事量は回復傾向にあるとしている。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(23210、大阪比+110) ・原油先物は上昇(40.97、+0.81) ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・楽天<4755>欧テレフォニカ、「5G」技術で提携 ・日立建機<6305>サプライヤーの承継支援、部品安定調達狙う ・くら寿司<2695>子会社が台湾で上場 ・ファーストリテイリング<9983>イノベーションファクトリーへの出資比率引き上げ ・トヨタ<7203>スポーツ4駆復活、開発—生産自社完結 ・日産車体<7222>8月から通常稼働 ・大同特殊鋼<5471>中国子会社を売却、精密鋳造品、現地撤退 ・トヨタ<7203>デンヨーとFC電源車を実証運転 ・武田薬<4502>手術用パッチ剤事業を売却、米コーザヘルスに436億円 ・東ソー<4042>ポリエチレン樹脂全品、キロ10円超上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%、7月:0.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
4042 東証プライム
2,111.5
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
5471 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 256,674百万円
特殊鋼専業メーカー。1916年創業。構造用鋼等の特殊鋼鋼材、ステンレス鋼等の機能材料・磁性材料が柱。自動車業界が得意先。27.3期営業利益600億円以上目標。機能材料・磁性材料、自由鍛造品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
5851 東証プライム
2,022
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 66,010百万円
独立系のダイカストメーカー。自動車業界が主顧客。建築用品や印刷機器も。海外売上が過半。新興国も拡大。自動車生産の回復等でダイカスト事業は堅調。原材料高が重し。配当性向は30%程度目安。 記:2024/06/13
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7222 東証スタンダード
1,095
11/22 15:30
-40(%)
時価総額 148,321百万円
日産グループの完成車メーカー。商用車・プレミアムカーを中心に開発から生産までを担う。設備メンテナンス、情報処理、人材派遣等も手掛ける。商用車・プレミアムカーは商品付加価値の向上により、売上台数の拡大図る。 記:2024/10/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25