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NY為替:米雇用回復ペースの鈍化を嫌気して円売り縮小

2020/9/11 7:05 FISCO
*07:05JST NY為替:米雇用回復ペースの鈍化を嫌気して円売り縮小 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円98銭まで下落後、106円24銭まで上昇して106円13銭で引けた。米国の先週分新規失業保険申請件数が予想外に増加し、米国労働市場の遅い回復が嫌気されドル売りが優勢となった。その後、質への逃避のドル買いに下げ止まった。 ユーロ・ドルは、1.1917ドルまで上昇後、1.1810ドルまで下落して1.1814ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り金融政策を据え置いたが、警戒されていたユーロ高是正措置には踏み込まず、また、メンバーの「ユーロ相場がファンダメンタルズに一致している」との見解が明らかになるとユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、126円46銭まで上昇後、125円32銭まで反落。共和党上院が提示した小規模な追加パンデミック救済策案を民主党が却下し、速やかな合意期待が後退しリスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.2994ドルから1.2774ドルまで下落した。英国と欧州連合(EU)の通商交渉が難航し、合意ない離脱への懸念が根強くポンド売りが続いた。ドル・スイスは0.9049フランまで下落後、0.9110フランまで上昇した。 《MK》