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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はレンジ上限レベルを明確に上放れてくる可能性

2020/7/15 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はレンジ上限レベルを明確に上放れてくる可能性 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均はレンジ上限レベルを明確に上放れてくる可能性 ■東宝、1Q営業利益82.5%減 28.03億円、通期100億円を見込む ■前場の注目材料:三菱ケミHD、「食糧と水」プロジェクト始動、都市型農業など ■日経平均はレンジ上限レベルを明確に上放れてくる可能性 15日の日本株市場は買い先行の展開から、足元のもち合いレンジを上放れてくることになろう。14日の米国市場はNYダウが556ドル高だった。カリフォルニア州などウイルス感染再燃により経済活動の再開を数段階戻す動きが見られ景気回復が遅れるとの懸念や米中関係の悪化懸念から下落で寄り付いた。 しかし、引き続きウイルスワクチン開発期待が下支えとなり上昇に転じた。ハイテク株の利益確定が散見される一方、当局による大規模支援策が長期に渡って維持されるとの期待から引けにかけては景気循環株がけん引し上昇幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の22700円。円相場は1ドル107円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなろうが、グローベックスのNYダウ先物は300ドル程度上昇して推移しており、一段の上昇が見込まれる。米国ではモデルナの新型コロナウイルスワクチンの初期段階の安全性試験で、患者全員が抗体を獲得したと伝わっていることも材料視されよう。その他、中国は過去最大規模の米国産トウモロコシを購入したと伝わっており、第1段階の貿易合意に基づく目標達成へ前進したとの見方も支援材料になりそうだ。 日経平均は足元でもち合いレンジでの推移が続いていたが、レンジ上限レベルである22700円処を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーの流れが強まることにより、一段の上昇が意識されやすいだろう。そのため、指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し上げてくるとみられ、ギャップスタート後の動向を見極めつつ、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>などへは短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすいところであろう。 また、米国では景気敏感株の上昇が目立っており、相対的に出遅れが目立つバリュー株への見直しも意識されやすく、TOPIX優位の相場展開も意識しておく必要がありそうだ。また、米ハイテク株の戻りの鈍さが目立っていたほか、前日に失速していたテスラについても、自律反発程度の戻りであり、物色対象の変化も引き続き注視しておきたいところ。なお、本日はIPO3社がマザーズに上場するが、いずれも好スタートが見込まれており、個人の需給状況も良好とみられ、初値が付かない可能性があるなか、直近IPO銘柄へ資金が流れる展開もありそうだ。 ■東宝、1Q営業利益82.5%減 28.03億円、通期100億円を見込む 東宝<9602>が発表した第1四半期決算は、営業収入が前年同期比51.3%減の330.12億円、営業利益は同82.5%減の28.03億円だった。予定していた映画の公開が延期になったほか、ほとんどの演劇公演を中止した影響が出た。通期予想については、営業収入が前期比38.3%減の1620億円、営業利益が同81.1%減の100億円とした。新型コロナの第2波による再度の緊急事態宣言の発出など社会的制限が実施されないことを前提にしている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26642.59、+556.79) ・ナスダック総合指数は上昇(10488.58、+97.73) ・シカゴ日経225先物は上昇(22700、大阪比+130) ・1ドル107円20-30銭 ・SOX指数は上昇(2069.79、+35.65) ・VIX指数は低下(29.52、-2.67) ・米原油先物は上昇(40.29、+0.19) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米財政刺激策への期待 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・三菱ケミHD<4188>「食糧と水」プロジェクト始動、都市型農業など ・川崎重<7012>播磨工場に「テスト環境」新設、研削ロボを遠隔操作 ・ソフトバンクG<9984>アーム株売却を検討、半導体市場改善で ・関西電力<9503>企業向けEVリース開始、カーシェアも提供 ・日産自<7201>再生エネ促進、スマートテックなど3社と協業 ・KDDI<9433>マツダ車向け車載通信機提供 ・クボタ<6326>製造副産物で土壌改良 ・NTTドコモ<9437>竹中工務店とDX協業、現場の生産性向上 ・NEC<6701>石坂産業と協業、プラントにローカル5G ・東レ<3402>“空飛ぶクルマ”に炭素繊維複合材料を供給、独リリウムと契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・日銀「経済・物価情勢の展望」発表 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
3402 東証プライム
787
5/17 15:00
+4.2(%)
時価総額 1,283,976百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4188 東証プライム
815.4
5/17 15:00
-2.1(%)
時価総額 1,228,227百万円
国内最大の総合化学メーカー。アクリル樹脂原料や炭素繊維、光学用フィルムに強み。24.3期3Q累計は石化製品の需要が振るわず。だが産業ガスや医薬品が好調。減損損失減少も利益に効く。通期最終増益・増配を計画。 記:2024/02/14
6326 東証プライム
2,363
5/17 15:00
-29.5(%)
時価総額 2,836,184百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6701 東証プライム
10,965
5/17 15:00
-40(%)
時価総額 2,991,800百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
7012 東証プライム
5,520
5/17 15:00
-121(%)
時価総額 926,929百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7201 東証プライム
552.1
5/17 15:00
-2.9(%)
時価総額 2,330,257百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
9433 東証プライム
4,332
5/17 15:00
+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9503 東証プライム
2,460
5/17 15:00
+52(%)
時価総額 2,309,283百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9602 東証プライム
4,956
5/17 15:00
-3(%)
時価総額 924,249百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作、配給、「TOHOシネマズ」の運営に加え、映像ソフトやテレビ映画の提供、不動産賃貸等も行う。今期3Q累計は配給作品等のヒットが寄与した。アニメも増加した。 記:2024/02/01
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10