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新興市場見通し:マザーズ調整入りで需給睨みのスタンス、好調IPOは2社予定

2020/7/4 15:05 FISCO
*15:05JST 新興市場見通し:マザーズ調整入りで需給睨みのスタンス、好調IPOは2社予定 先週の新興市場では、日経平均が22000円台で底堅さを見せるなか、マザーズ指数は急ピッチの調整を強いられた。前の週末に年初来高値1067.29pt(取引時間中)を付けると上値が重くなり、1010pt台に位置する25日移動平均線を割り込んだのち下げ足を速めた。前回の当欄で指摘したとおり、個人投資家の買い余力が低下してきていたことが背景にあるだろう。コロナ禍で期待を集めていたバイオ・ヘルスケア関連株を中心に、ここまでマザーズ指数の上昇をけん引してきた銘柄で手仕舞い売りがかさんだ。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.9%であったのに対して、マザーズ指数は-6.6%、日経ジャスダック平均は-2.8%だった。 個別では、アンジェス<4563>が週間で22.0%安と急落。新型コロナウイルスワクチンの治験を始めたが、ひとまず材料出尽くしと受け止められたようだ。その他マザーズ時価総額上位では、フリー<4478>が同3.1%安、ラクス<3923>が同3.1%安と軟調だった。売買代金上位では、ヘルスケア関連のプレシジョン・システム・サイエンス<7707>がやはり大幅安となり、前の週に上場したロコガイド<4497>やフィーチャ<4052>も売り優勢。また、アイリックコーポレーション<7325>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。反面、メルカリ<4385>が同6.9%高、AI inside<4488>が同5.3%高と堅調で、フルッタフルッタ<2586>やステムリム<4599>が上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力はワークマン<7564>の同2.3%高を除き、日本マクドナルドHD<2702>の同4.8%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>の同4.5%安と全般軟調。また、ANAP<3189>などが週間のジャスダック下落率上位に、アイ・ピー・エス<4335>などが上昇率上位にそれぞれ顔を出した。IPOでは、前の週から初値持ち越しとなっていたコマースOneHD<4496>、それに6月29日上場のエブレン<6599>と30日上場のグッドパッチ<7351>が揃って公開価格の4倍前後となる初値を付けた。 今週の新興市場では、マザーズ指数は調整基調が続く可能性はある。人気株の信用買い残の整理は比較的早く進んでいるようだが、マザーズ指数は3月に付けた安値527.30pt(取引時間中)から直近高値までほぼ一本調子に上昇してきたため、相応の調整はあるだろう。これまで良好だった株式需給や株価トレンドが大きく崩れた銘柄では戻り待ちの売りも出やすいとみられる。 ただ、EC(電子商取引)関連のメルカリやBASE<4477>といったところは上昇基調を維持しており、株式需給は比較的良好だろう。コロナ禍がもたらしたニューノーマル(新常態)での新興株に対する期待はなお高く、他の銘柄も株式需給の改善状況を見ながら押し目買いスタンスで臨みたい。なお、今週は7月7日にフロイント産業<6312>、10日にブロッコリー<2706>、エクスモーション<4394>、リプロセル<4978>などが決算発表を予定している。 IPO関連では、7月7日にBranding Engineer<7352>がマザーズへ、10日にSpeee<4499>がジャスダックへそれぞれ新規上場する。このところの初値高騰に対する警戒ムードもじわり出てきているようだが、それでも個人投資家の初値買いスタンスは引き続き積極的だろう。また、先週はティアンドエス<4055>(8月7日、マザーズ)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 26件
2586 東証グロース
37
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時価総額 1,334百万円
食品商社。アサイーをはじめとしたアマゾンのフルーツや原料を輸入、加工、卸売。量販店、スーパー、コンビニ向けに自社ブランド製品を販売。アジア事業開発を推進。アサイー関連商品の好調で、3Q累計は売上急伸。 記:2024/03/26
6,870
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 913,435百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2706 東証スタンダード
1,495
9/25 15:00
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時価総額 13,078百万円
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3189 東証スタンダード
218
4/26 15:00
-7(%)
時価総額 1,085百万円
若年女性向けファッションブランド。原宿を中心に国内で35店舗を運営。EC販売に強み。昨年10月に事業再生ADR申請。債務超過解消に向けた取組みに重点。猛暑影響で秋冬物の立ち上がりが遅れ、1Qは利益足踏み。 記:2024/01/28
3923 東証プライム
1,566.5
4/26 15:00
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時価総額 283,875百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
4052 東証グロース
765
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-4(%)
時価総額 4,242百万円
画像認識ソフトウエア開発会社。ディープラーニングや機械学習の技術により、画像認識アルゴリズムソフトを開発。車載やIoT分野で多数の量産実績。ボッシュとの資本業務提携効果もあり、24.6期中間期は大幅増収。 記:2024/02/23
4335 東証スタンダード
1,206
4/26 15:00
-14(%)
時価総額 2,974百万円
独SAP社製ERPソフトの導入支援・保守を行うITベンダー。スマート工場構想策定支援サービス等も手掛ける。保守その他事業は伸び悩むが、ERP導入事業は大幅増収。販管費は減少。24.6期1Qは黒字転換。 記:2024/01/16
4385 東証プライム
1,779.5
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 286,270百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4394 東証グロース
817
4/26 14:59
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時価総額 2,414百万円
組込みソフトの品質改善に特化したコンサルを展開。自動車業界向けに強み。ソルクシーズ傘下。24.11期はCASE関連の受注増を推進。ソフト開発オンライン学習の収益拡大などにも取り組む。増収増益・増配を計画。 記:2024/02/06
4477 東証グロース
270
4/26 15:00
+2(%)
時価総額 30,237百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
2,755
4/26 15:00
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時価総額 156,696百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4488 東証グロース
6,120
4/26 15:00
-30(%)
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AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
843
4/26 15:00
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4497 マザーズ
2,710
9/28 15:00
-91(%)
時価総額 26,544百万円
チラシ・買物情報サービス「トクバイ」や小売店の混雑状況が確認できる「混雑ランプ」を運営。湖南市とICT活用情報発信で連携。くふうカンパニーとの統合で9月上場廃止、10月持ち株会社へ。21.3期は増収増益。 記:2021/06/24
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+39(%)
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データ分析によるマーケティングやDX支援のサービスに加え、不動産販売やリフォーム、介護施設サイトの運営等を行う。レガシー産業DX事業は売上堅調。加盟企業数、ユーザー数が増加。24.9期1Qは2桁増収。 記:2024/02/23
4563 東証グロース
49
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4599 東証グロース
448
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 26,681百万円
バイオベンチャー。大阪大学発。組織修復能力を最大限に引き出して組織や臓器の再生を誘導する再生誘導医薬を研究開発。新規再生誘導医薬に関する薬効試験、非臨床試験は進捗。24.7期2Q累計は損益横ばい。 記:2024/04/15
4978 東証グロース
135
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 11,459百万円
iPS細胞関連の研究用試薬開発や細胞作製受託が主力のバイオベンチャー。再生医療の開発も。腫瘍浸潤リンパ球輸注療法の新規パイプライン化を決定。研究支援事業は堅調。営業外収益増。24.3期3Qは経常黒字転換。 記:2024/04/07
6312 東証スタンダード
827
4/26 15:00
-17(%)
時価総額 15,217百万円
医薬品製造向けコーティング装置最大手。国内シェア約7割。食品保持材や医薬品添加剤でも高シェア。機械部門は損益改善。化成品部門は売上堅調。医薬品添加剤の受注が増加。24.2期3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/02
3,990
4/26 15:00
+180(%)
時価総額 384,297百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6599 東証スタンダード
2,375
4/26 14:34
+2(%)
時価総額 3,648百万円
機械制御用コンピューターの専門メーカー。半導体製造装置向け中心に、通信機器や医療機器、高度道路交通システム、防衛用レーダー向けなどに展開。顧客の在庫増加に伴う生産調整で、24.3期3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/23
730
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 6,357百万円
「保険クリニック」を運営。保険各社の商品を分析・比較できる保険IQシステムで成長。ソフトウェアの受託開発も展開。最短5秒で複数保険プランを試算する保険ロボアドバイザーを投入。中間期売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/23
7351 東証グロース
499
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 4,166百万円
デジタル領域に特化した大手デザインファーム。UI/UXデザイン支援、組織デザイン、ソフトウェア開発、デザイナーに特化した人材紹介サービスなどを展開。顧客社数の底上げと継続獲得の好調で、1Qは大幅増収。 記:2024/02/23
7352 東証グロース
1,585
4/26 15:00
+5(%)
時価総額 66,560百万円
IT系フリーランスエンジニア専門のエージェントサービス「Midworks」等を手掛ける。Midworks事業は売上好調。エンジニア稼働数、登録者数ともに大幅増。24.8期1Qは2桁の増収、営業増益。 記:2024/01/28
7564 東証スタンダード
3,900
4/26 15:00
-15(%)
時価総額 319,203百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
200
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 5,533百万円
DNA自動抽出装置が主力の医療装置メーカー。バイオ関連のラボ自動化や臨床検査用、付随する試薬や反応容器などを開発し、世界の有力企業にOEM供給。自動核酸抽出装置に注力。PCR検査装置停滞で、中間期は一服。 記:2024/03/31