マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 2:07:09
10,072,222
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に

2020/7/1 9:15 FISCO
*09:15JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に 1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に ■前場の注目材料:アダストリア、1Q営業損失 赤字転換▲47.58億円 ■サンデンHD、私的整理、車機器、事業悪化にコロナ直撃 ■買い先行後は次第にこう着感の強い相場展開に 1日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開が意識されそうだ。6月30日の米国市場ではNYダウが217ドル高と続伸。新型コロナ感染拡大への懸念や、6月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことで下落して寄り付いた。しかし、6月消費者信頼感指数が予想以上の改善を示したことに加え、フロリダ州のウイルス感染者数の増加率が、先週の平均を下回ったため安心感も広がった。パウエルFRB議長とムニューシン財務長官の議会証言後、追加支援策への期待も高まり引けにかけても堅調推移となった。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の22285円。円相場は1ドル107円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢のスタートとなりそうである。円相場が円安に振れて推移していることも安心感につながろう。米国市場は月末のドレッシングに伴う売り需要を吸収しての上昇をみせたこともあり、日経平均は25日線が位置する22400円処を意識させそうである。また、織り込み済みの面はあるが、決算評価でマイクロン・テクノロジーが4.8%超の上昇をみせており、他のハイテク株へも買いが広がっていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料といったところである。 もっとも、米国市場は新型コロナ感染者数の動向等の影響からボラティリティの大きい状況であり、積極的に上値を買い上がる流れにはなりづらいところである。そのため、薄商いの中をインデックスに振らされやすい需給状況であろう。また、昨日の衝動反応は限られていたが、中国の香港に対する「国家安全維持法案」の可決に伴う影響は引き続き注視する必要がありそうだ。また、米連邦通信委員会(FCC)は、ファーウェイとZTEを米国の国家安全保障上の脅威に指定している。取引規制など日本の半導体株へも重石になりやすく、神経質にさせよう。 その他、米国は3日が祝日で休場となるため、前日の2日に雇用統計の発表を控えている。海外勢のフローが限られるほか、重要指標の発表を控えるなか、次第に様子見ムードにもつながりそうだ。一方で、個人主体の中小型株物色であるが、昨日は月末要因もあって利益確定の流れが強まる場面がみられた。とはいえ、需給状況は良好であり、大きく調整した銘柄等へは反発狙いの商いも増えそうである。 ■アダストリア、1Q営業損失 赤字転換▲47.58億円 アダストリア<2685>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比40.9%減の332.67億 円、営業損益は47.58億円の赤字(前年同期は52億円の黒字)だった。新型コロナウイ ルスの感染拡大に伴う外出自粛や商業施設内の店舗休業、営業時間の短縮などで販売 が振るわず、大幅な減収減益。ブランド別では主力の「グローバルワーク」や「ニコ アンド」の売上高が前年同期比で半減近くに落ち込んだ。一方、EC販売は好調だっ た。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22288.14、+293.10) ・NYダウは上昇(25812.88、+217.08) ・ナスダック総合指数は上昇(10058.77、+184.61) ・シカゴ日経225先物は上昇(22285、大阪比+55) ・1ドル107円90-00銭 ・SOX指数は上昇(1996.44、+52.54) ・VIX指数は低下(30.43、-1.35) ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・サンデンHD<6444>私的整理、車機器、事業悪化にコロナ直撃 ・トヨタ<7203>執行役員9人に削減、経営判断を迅速化 ・JDI<6740>ゲノム解析参入、脱液晶依存、生体センサー活用 ・NTT<9432>三菱商事と協業、エネ分野、災害対応力底上げ ・日立<6501>英原発、中国へ売却阻止、トランプ政権 ・豊田通商<8015>APBに出資、全樹脂電池の商業化支援 ・トヨタ<7203>廃液量削減30分の1に、メッキ処理装置 ・三菱電<6503>再生エネ関連開拓、専門チーム増員 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 6月調査日銀短観・大企業製造業DI(予想:-31、3月:-8) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業非製造業DI(予想:-20、3月:8) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+1.3%、3月:+ <海外> ・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:50.5、5月:50.7) 《FA》
関連銘柄 8件
2685 東証プライム
3,515
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 171,532百万円
複数のアパレルブランドを展開する製造小売り。海外は中華圏を中心に東南アジア進出を狙う。新事業として飲食を育成。24.2期3Q累計は国内が堅調。海外は中国の回復に遅れも台湾が好調。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
6444 東証スタンダード
162
4/26 15:00
-5(%)
時価総額 18,094百万円
自動車機器メーカー。カーエアコン用コンプレッサに強み。中国ハイセンス系傘下。高耐久仕様コンプレッサーの生産を開始。自動車生産台数の改善等により、23.12期通期は増収。24.12期は小幅増収見通し。 記:2024/04/14
6501 東証プライム
13,475
4/26 15:00
+240(%)
時価総額 13,051,508百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6503 東証プライム
2,393
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 5,138,254百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6740 東証プライム
20
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。スマホや車載、医療向けに中小型液晶ディスプレイを開発。24.3期2Qはスマートウォッチ・VR等が増収。新モデル向けスマートウォッチ用OLEDディスプレイなどの販売が増加。 記:2024/01/16
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8015 東証プライム
9,670
4/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,423,731百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
9432 東証プライム
168.2
4/26 15:00
-1.2(%)
時価総額 15,230,563百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14