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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米国経済への過度な懸念後退でドル買戻しも

2020/6/17 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米国経済への過度な懸念後退でドル買戻しも 17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。朝鮮半島の緊張で地政学リスクを意識した円買いが先行の見通し。ただ、足元の米経済指標から回復基調が鮮明となり、先行きへの過度な懸念の後退でドルは買戻しが見込まれる。 脱北者団体が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばした問題で、朝鮮半島の軍事境界線を挟み南北の緊張が高まっている。韓国側は対話を通じて関係を改善させたい意向だったが、北朝鮮は韓国との共同連絡事務所を爆破し、さらに軍事的な措置を強める構えだ。それを受け、市場は前日から地政学リスクを意識した円買いが主導する展開が続く。本日アジア市場でも日経平均株価や上海総合指数の弱含みを手がかりに円買い基調に振れ、クロス円は下落。ドル・円もそれに追随し、107円前半に下げる場面もあった。 この後の海外市場でもやや円高方向に振れやすく、主要通貨は下押し圧力で上げ渋る展開となりそうだ。また、中国・北京での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、非常事態レベルを引き上げたことも円買いの支援要因。一方、前日発表された米国の小売売上高は予想を大幅に上回るなど、経済の早期正常化への観測が続く。そうしたなか今晩発表の住宅関連指標も改善が想定され、回復期待のドル買いの手がかりになりやすい。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で材料が乏しければ、ドルは下げづらい地合いとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.1%、速報値:+0.1%) ・21:30 米・5月住宅着工件数(予想:110.0万戸、4月:89.1万戸) ・21:30 米・5月住宅建設許可件数(予想:125.0万戸、4月:106.6万戸) ・21:30 カナダ・5月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、4月:-0.2%) ・01:00 パウエル米FRB議長半期議会証言(下院金融委員会) ・02:00 米財務省20年債入札(リオープン) ・05:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン講演 ・ポンペオ米国務長官が中国代表団と会談予定(ハワイ) 《FA》