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日経VI:急上昇で30pt超え、コロナ第2波を懸念して再び危険水準上回る

2020/6/12 16:17 FISCO
*16:17JST 日経VI:急上昇で30pt超え、コロナ第2波を懸念して再び危険水準上回る 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比3.64pt(上昇率+12.22%)の33.42ptと上昇した。なお、高値は36.87pt、安値は32.93pt。昨日の米国市場では新型コロナ感染再拡大が懸念され株式相場は大きく下げた。この流れを引き継いだ東京市場でもリスクオフムードが強まり、売りが先行。日経平均は寄り付き直後に700円近く下げて22000円を割り込む場面がみられ、対して、日経VIは36.87ptと、一時5月7日以来の高水準まで急上昇した。ただ、昨日の日経平均が600円超と既に大きく下げていたこともあり、安くなった水準では押し目待ちの買いも入り、その後は日経平均は下げ渋り、22000円台を大きく回復。この想定外の下値の堅さを受けて日経VIは徐々に上げ幅を縮小していった。しかし、終値でも依然として30ptを上回ったまま今週末を終える格好となった。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 《YN》