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新興市場見通し:マザーズ上昇ピッチ速め1年ぶり高値、IPO再開も

2020/5/23 15:13 FISCO
*15:13JST 新興市場見通し:マザーズ上昇ピッチ速め1年ぶり高値、IPO再開も 先週の新興市場では、マザーズ指数が再び上昇ピッチを速めた。日経平均は国内外での経済活動再開への期待を支えに緩やかな上昇基調を維持。とはいえ米中対立などの懸念材料を抱え上値もやや重く、個人投資家を中心に中小型株への物色シフトを強めたとみられる。アンジェス<4563>がリバウンドを見せ、成長期待の高い銘柄も軒並み大きく値を上げた。なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.8%であったのに対して、マザーズ指数は+10.4%、日経ジャスダック平均は+2.9%だった。マザーズ指数は5月21日まで5営業日続伸し、終値としては昨年5月8日以来の高値を付けた。 個別では、前述のアンジェスが週間で24.6%高となり、再びマザーズ時価総額3位まで浮上してきた。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡るリリースが相次ぎ、材料視された。時価総額トップのメルカリ<4385>は同4.0%高となり、フリー<4478>が同12.9%高、ラクス<3923>が同20.5%高と大きく上昇。売買代金上位ではアンジェスとともにNexTone<7094>などが賑わい、BASE<4477>は決算が好感されて大幅高となった。また、アイ・ピー・エス<4390>が週間のマザーズ上昇率トップだった。一方、今期も2ケタ減収減益が続く見通しのミクシィ<2121>が同10.7%安となり、フィンテック グローバル<8789>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同5.0%高、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同9.2%高と堅調。ハーモニックは受注の改善傾向が続き、好感された。また、テラ<2191>が新型コロナ治療を巡る期待から大商いとなり、週間の売買代金、上昇率ともジャスダックでトップとなった。一方、セリア<2782>は同1.6%安。直近の決算を受けて、先行きに対しやや厳しい見方が多く出ていた。また、オンキヨー<6628>などが下落率上位に顔を出した。 今週の新興市場では、個人投資家を中心とした中小型株の循環物色が続きそうだ。マザーズ指数は3月に付けた年初来安値527.30pt(取引時間中)から先週末の高値936.89pt(同)まで2カ月あまりで400pt以上上昇。ここまでけん引役となってきた銘柄は高値警戒感が出てきそうな株価水準となっている。しかし、個人投資家には主力大型株の手掛けづらさが意識され、低金利環境の長期化観測や新型コロナによる社会変化など追い風に新興成長株へ資金が向かう構図はまだ崩れそうにない。 緊急事態宣言が段階的に解除され、企業活動が正常化に向かうとともに、Sansan<4443>やギフティ<4449>などが出遅れを取り戻す展開も見込まれる。なお、今週は5月25日にジーンテクノサイエンス<4584>、27日にポート<7047>、29日にザインエレクトロニクス<6769>、プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(PSS)などが決算発表を予定している。ポートの前期業績は第3四半期まで順調に推移しており、通期の着地が期待されるか。PSSは新型コロナ対応を巡り直近賑わう場面があったが、改めて業績動向が注目されるだろう。 IPO関連では、ロコガイド<4497>(6月24日、マザーズ)、フィーチャ<4052>(6月24日、マザーズ)、コマースOneHD<4496>(6月26日、マザーズ)と3社の新規上場が発表されている。4月6日上場の松屋アールアンドディ<7317>以来のIPOであり、今後の動向が注目されそうだ。 《FA》
関連銘柄 22件
2121 東証プライム
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時価総額 206,452百万円
SNS老舗。スマホ向けゲーム「モンスターストライク」が収益柱。国内最大の競馬サイト「netkeiba.com」等の運営も。デジタルエンターテインメント事業は足踏み。特損減少。24.3期2Qは2桁最終増益。 記:2024/01/08
2191 東証スタンダード
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8/22 15:00
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時価総額 51百万円
樹状細胞ワクチン療法を中心とした癌治療技術を医療機関に提供。医薬品事業、新型コロナ迅速抗体検査キットの販売等も手掛ける。特定細胞加工物の受託製造事業の営業強化。減損損失剥落。22.12期1Qは損益改善。 記:2022/05/27
2782 東証スタンダード
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時価総額 230,174百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3923 東証プライム
2,052
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+10.5(%)
時価総額 371,855百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」が主力。IT人材派遣も。24.3期上期は派遣の新規開拓が進まず。だがインボイス制度を追い風にクラウドサービスが好伸。23年夏買収のクラウド勤怠管理も上乗せ。通期計画を上方修正。 記:2024/01/14
4385 東証プライム
1,945
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+16.5(%)
時価総額 312,894百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4390 東証プライム
2,519
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+9(%)
時価総額 31,311百万円
フィリピンの通信・CATV事業者に国際通信回線を販売。フィリピンで医療提供も。日本国内はコールセンター向け通信に強み。24.3期3Q累計は国際通信回線の大口案件収益剥落が響く。通期では二桁営業増益を計画。 記:2024/02/15
4443 東証プライム
1,742
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+10(%)
時価総額 217,785百万円
柱の法人向け名刺管理サービスは営業DXサービスに進化中。インボイス管理サービスなども。24.5期上期はインボイス管理の有料契約件数が倍増。営業DXの契約件数や名刺アプリの利用者数も順調に増えて収益急改善。 記:2024/02/06
4449 東証プライム
1,333
3/29 9:24
-4(%)
時価総額 38,430百万円
各種eギフトサービスの企画開発、運営等を手掛ける。法人向けが主力。地域通貨サービス等も。gifteeサービスの会員数は214万人。法人向けは大型案件受注で売上伸長。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4477 東証グロース
321
3/29 9:24
+7(%)
時価総額 35,948百万円
低コスト・専門知識不要でネットショップの作成・運営ができるプラットフォーム「BASE」を運営。決済サービスも。PAY.JP事業は売上伸長。利用ショップ数、利用金額は増加続く。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/25
4478 東証グロース
3,580
3/29 9:24
+110(%)
時価総額 203,620百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
826
3/29 9:23
+12(%)
時価総額 6,214百万円
クラウド型のECサイト構築・運用サービスを中堅・中小企業に提供。販売・在庫管理システムも。24.3期上期は二桁増収も先行投資が利益の重石。中計では27.3期に営業益10億円超を目指す。配当性向3割超目標。 記:2023/12/12
4563 東証グロース
66
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+1(%)
時価総額 11,789百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4584 東証グロース
149
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+2(%)
時価総額 5,559百万円
バイオ後続品やバイオ新薬を手掛ける北大発のバイオベンチャー。歯髄幹細胞の特徴を活かした再生医療にも注力。24.3期3Qは業績苦戦。一部バイオシミラー製品は納品が期ずれの可能性。GBS-010は製造順調。 記:2024/02/25
4,035
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時価総額 388,631百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
1
7/30 15:00
±0(%)
時価総額 383百万円
オーディオ機器メーカー。住宅向けインストールビジネスの販売、スピーカーシステム、イヤホン等の取扱いを強化。デジタルライフ事業はコラボ製品が堅調。21.3期通期は損益改善。21年8月1日付けで上場廃止予定。 記:2021/07/13
6769 東証スタンダード
1,111
3/29 9:24
-5(%)
時価総額 13,710百万円
半導体ファブレスメーカー。高速インターフェイスLSIやカメラソリューション、通信モジュール、AI・IoTソリューションを展開。使い捨て4K内視鏡が米FDAクリアランスを取得。先行投資傾注で3Q累計は一服。 記:2023/12/27
7047 東証グロース
2,295
3/29 9:24
+132(%)
時価総額 27,671百万円
就活情報サイト「キャリアパーク!」、就活生向け企業口コミサイト「就活会議」を運営。外壁塗装専門サイト等も。成約件数の増加等で人材支援サービスは好調。24.3期3Qは2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/05
7094 東証グロース
1,399
3/29 9:24
+64(%)
時価総額 13,699百万円
著作権管理会社。2016年、イーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランスの経営統合により設立。著作権管理事業は売上堅調。演奏権、海外の取扱高が順調増。特別利益を計上。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/23
7317 東証グロース
737
3/29 9:18
+2(%)
時価総額 15,579百万円
オムロン向け血圧計腕帯や自動車関連メーカー向けカーシート・シートベルトの生産が柱。縫製自動機の製造・販売も。半導体不足の影響解消や円安効果等でメディカルヘルスケア事業は好調。24.3期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/13
7564 東証スタンダード
4,025
3/29 9:22
+40(%)
時価総額 329,434百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。子ども服・靴や女性向け、シューズ、雨具なども展開。需要予測発注システムの稼働店舗を拡大。新規出店や改装店舗の好調もあり、24.3期中間期は増収確保。 記:2023/12/19
207
3/29 9:14
-1(%)
時価総額 5,727百万円
DNA自動抽出装置を中心としたラボ向け自動化装置をOEM生産。自社ブランド品等も手掛ける。研究室向け自動化装置は売上伸び悩む。臨床診断装置は売上伸長。販管費の減少などにより、24.6期1Qは損益改善。 記:2024/01/14
8789 東証スタンダード
88
3/29 9:24
+2(%)
時価総額 17,714百万円
インベストメントバンク。投資銀行業務に加え、事業継承やスタートアップ企業への投資、不動産や有価証券への投資を行う。テーマパーク「ムーミンバレーパーク」の運営も行う。今期1Qは投資銀行業務がけん引した。 記:2024/03/03