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後場に注目すべき3つのポイント~各種イベント控えまずはトヨタ決算

2020/5/12 12:47 FISCO
*12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~各種イベント控えまずはトヨタ決算 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅に4日ぶり反落、各種イベント控えまずはトヨタ決算 ・ドル・円はじり安、不安定な日本株でやや円買い ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が信越化学工業<4063> ■日経平均は小幅に4日ぶり反落、各種イベント控えまずはトヨタ決算 日経平均は小幅に4日ぶり反落。41.45円安の20349.21円(出来高概算6億2000万株)で前場の取引を終えている。 週明け11日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落し、109ドル安となった。国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長をはじめ、政府の新型コロナウイルス対策チームの専門家らが自主隔離に入り、政権内での感染リスク上昇への警戒感から売りが先行。ただ、ニューヨーク州のクオモ知事が今週中にも一部で経済活動を再開する意向を示すと下げ幅を縮小した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は6日続伸。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで22円高からスタートすると、前日終値を挟みもみ合う展開となった。前場の高値は10時35分に付けた20438.14円(47.48円高)、安値は9時34分に付けた20293.97円(96.69円安)となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>などのメガバンク株がさえない。前日にストップ高比例配分となったみらかHD<4544>だが、本日は一転売り優勢。決算発表銘柄ではブリヂス<5108>などが大きく売られ、丸和運輸<9090>や三越伊勢丹<3099>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が3%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>やソニー<6758>が小しっかり。米半導体株高の流れを引き継いでSUMCO<3436>などの堅調ぶりが目立つ。決算発表銘柄ではアイフル<8515>が商いを伴って急伸し、タツモ<6266>は東証1部上昇率トップ。エフオン<9514>はストップ高水準で前場を折り返した。 セクターでは、海運業、ゴム製品、空運業が下落率上位。半面、電気・ガス業、その他製品、情報・通信業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の59%、対して値上がり銘柄は37%となっている。 前日の米国株が高安まちまちだったこともあり、本日の日経平均は前日終値を挟みもみ合い、方向感に乏しい展開となっている。日足チャート上では20040円近辺に位置する5日移動平均線と20730円近辺に位置する75日移動平均線に挟まれ、ややこう着感を強めている印象。売買代金上位では半導体関連や内需系のグロース(成長)株が堅調で、時価総額上位の自動車株や銀行株は軟調。前日の上昇が急だった空運株も反落している。業種別騰落率を見ても海運業などの景気敏感系バリュー(割安)株の上げが一服し、内需・ディフェンシブセクターなどに資金が向かっている。ここまでの東証1部売買代金は1兆円程度。新興市場ではマザーズ指数が続伸しており、中小型株の循環物色は続いているようだ。 新型コロナの感染ペース鈍化に伴う経済活動の再開期待は後退しておらず、「恐怖指数」とされる米株の変動性指数(VIX)もなお低下傾向にある。ただ、国内外の市場関係者からは、現在の株価水準は経済再開の期待を織り込んだ水準であるとの見方や、拙速な活動再開による感染第二派の到来リスクを指摘する声などが出始めた。日経平均は前日の取引時間中、当面の上値めどの1つとされていた20500円に到達し、こうしたリスク要因に改めて関心が向かいやすいタイミングでもあるだろう。景気敏感系バリュー株のリバーサル(株価の反転上昇)が一服し、コロナ禍でも相対的に堅調な業績が見込めるセクター・銘柄が改めて買われているのは日米とも同じだ。 今週は14日に政府による緊急事態宣言の見直しが予定されているほか、海外でも15日に米中で4月の小売売上高や鉱工業生産といった経済指標の発表が控えている。これまで期待を先取りしてきただけに、これらの結果や内容、その後の市場反応を見極めたいとの思惑も徐々に出てくるだろう。 こうしたなか、本日後場にはトヨタ自の決算発表があり、日本企業全体の業績動向を探るうえでも注目されそうだ。決算発表は13時10分で、13時15分からは決算説明会が開催される。市場予想のコンセンサスは営業利益で2020年3月期2兆4800億円、21年3月期が1兆8800億円程度となっている。なお、今週は決算発表のピークでもあり、本日はトヨタ自のほか資生堂<4911>やダイキン<6367>、ホンダ<7267>が発表を予定している。 ■ドル・円はじり安、不安定な日本株でやや円買い 12日午前の東京市場でドル・円はじり安。日経平均株価が前日終値で不安定な値動きとなり、やや円買いに振れやすい地合いとなった。上海総合指数の弱含みも円買いを支援し、ドルは107円70銭から107円40銭まで下落。前日の上昇で、利益確定売りも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円40銭から107円70銭、ユーロ・円は115円96銭から116円44銭、ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0811ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・プロルート丸光<8256>、GMOアドパートナーズ<4784>など、13銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が信越化学工業<4063> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・4月消費者物価指数:前年比+3.3%(予想:+3.7%、3月:+4.3%) ・中・4月生産者物価指数:前年比-3.1%(予想:-2.5%、3月:-1.5%) 【要人発言】 ・黒田日銀総裁 「日本経済は感染症の影響で厳しさを増し、先行きも厳しい」 「世界経済は急速に落ち込んでいる」 <国内> ・12:35 10年国債入札の結果発表 ・14:00 3月景気動向指数・先行速報値(予想:84.4、2月:91.7) <海外> 特になし 《HH》
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受託臨床検査事業で国内2強の一角。臨床検査薬やヘルスケア関連のサービスも手掛け、免疫領域に強み。インドAgappeと、免疫検査領域での提携を通じ臨床検査薬事業を強化。新型コロナ関連の一巡で3Q累計は一服。 記:2024/02/10
4784 東証スタンダード
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4911 東証プライム
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時価総額 1,728,000百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
5108 東証プライム
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時価総額 4,902,392百万円
世界最大のタイヤメーカー。スポーツ用品なども。24.12期は高付加価値タイヤの増販を想定。調整営業益は前期比10%増の5300億円を見込む。増配予定。中計では26.12期に調整営業益6400億円を目指す。 記:2024/03/09
6266 東証プライム
4,110
5/7 15:00
+190(%)
時価総額 60,881百万円
半導体プロセス機器を製造・販売。貼合・剥離装置や塗布・現像装置に強み。液晶製造装置も。洗浄装置部門は売上伸長。搬送装置部門は生産効率が改善。23.12期通期は増収増益。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/04/14
6367 東証プライム
22,395
5/7 15:00
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時価総額 6,564,288百万円
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6758 東証プライム
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時価総額 15,990,520百万円
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7203 東証プライム
3,599
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時価総額 58,717,638百万円
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7267 東証プライム
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時価総額 9,637,704百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7974 東証プライム
7,759
5/7 15:00
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時価総額 10,076,536百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8256 東証スタンダード
1
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±0(%)
時価総額 46百万円
総合衣料卸会社。アパレルや雑貨、インテリア用品等の卸売に加え、ヘアケア商品や研究用試薬等の販売も。自社D2Cサイトでは販売チャネルを拡大。ミライロ薬局は会員顧客が順調増。24.3期1Qは損益改善。 記:2023/11/12
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時価総額 20,706,630百万円
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8515 東証プライム
459
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-3(%)
時価総額 222,441百万円
大手消費者金融会社。無担保ローンや事業者ローンの提供が主力。カードローンやキャッシングローン、事業サポート等の融資に関するサービスを提供。今期3Q累計は営業貸付金利息等が増加も、広告宣伝費等が増加した。 記:2024/02/12
1,175
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+20(%)
時価総額 151,419百万円
小売業向け3PLが柱の物流会社。低温食品物流に強み。個人事業主を束ねて行う宅配「桃太郎便」も。全国向け幹線輸送の増加でEC常温輸配送事業は増収。EC常温3PL事業は売上好調。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9514 東証スタンダード
427
5/7 15:00
+6(%)
時価総額 9,239百万円
エネルギーサービス会社。再生可能エネルギーの木質バイオマス発電に加え、省エネ支援サービス、電力小売等を展開。グリーンエナジー事業は売上増。エフオン新宮発電所など各発電所は高稼働維持。24.6期2Qは増収。 記:2024/04/15
9983 東証プライム
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+1,290(%)
時価総額 13,400,286百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,078
5/7 15:00
+285(%)
時価総額 13,918,022百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10