マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/29 7:49:53
9,353,020
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視

2020/4/30 12:55 FISCO
*12:55JST 後場に注目すべき3つのポイント~新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 ・ドル・円は伸び悩み、買い一服後は失速 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がファナック<6954> ■日経平均は大幅反発、新型期待などを背景に20000円の大台回復、中国関連株を注視 日経平均は大幅に反発して大台の20000円を回復。510.38円高の20281.57円(出来高概算7億6897万株)で前場の取引を終えている。 前日の米国市場では、原油価格の反発や新型コロナウイルス治療薬として期待されている製薬会社米ギリアド・サイエンシズ社のレムデシビルの臨床試験で、半数以上で効果が確認されたことが好感され、主要株価指数は大きく上昇した。また、連邦公開市場委員会(FOMC)で当面大規模緩和を維持する姿勢が示されると、引けにかけて上昇幅を拡大した。この流れを受けて、日経平均も大幅に反発して始まり、高いところでは、20300円を超す場面もあった。その後も高値圏での推移を続け、前営業日の終値比500円高を挟んだ水準で取引を終えた。 業種別では、ほぼ全面高商状となり、海運業を筆頭に鉄鋼、鉱業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、石油・石炭製品など景気敏感株の値上がりが目立った。一方、電気・ガス業、その他製品、食料品、情報・通信業などがマイナスとなっている。 東証1部の売買代金上位では、第3四半期が大幅増益で受注高の上方修正もあったレーザーテック<6920>が2ケタ台の大幅高を演じたほか、日経平均構成銘柄のファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が上昇。また、ソニー<6758>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、村田製<6981>、日本電産<6594>といったハイテク株や機械株も大幅高となった。その他では、小幅な増益ながらも堅調な業績内容が評価された信越化<4063>も上伸した。他方、臨時休園の影響で1-3月期が42億円の赤字となったOLC<4661>は大きく下落し、武田薬<4502>、花王<4452>などもマイナス推移となっている。 日経平均は遂に大台の20000円を回復した。新型ウイルス治療薬の期待を背景とした前日の米国株高といった外部環境によるところが大きく、国内では、緊急事態宣言の延長といった悪材料も出てきているため、手放しには喜びにくいが、それでも、19000円台での値固めを続けた後の大台突破は次なるレンジ相場への移行を想起させ、市場のセンチメントを明るくさせてくれる。 テクニカル的には、週足ベースで13週移動平均線(20225.02円)を突破してきていることに加えて、日足の一目均衡表では、転換線が基準線に続いて上向きに転換した。また、雲上限(20237.07円)も一気に突破してきており、これで三役好転が達成された格好だ。 上述したように、国内では緊急事態宣言の延長が濃厚だが、これは事前に想定されていたところでもあり、特段の新規の悪材料とまではいえない。また、重要指標とされる都内での新規感染者数も、26、27日と2日連続で2ケタ台に減少した後、28日には再び3ケタを記録していたが、昨日29日には47人と改めて2ケタ台に減少している。国内でも、少しずつだが着実に鈍化の兆しが観測されてきており、決して悪材料ばかりではない。 本日午前に中国国家統計局が発表した製造業PMI(購買担当者景況感指数)は50.8(前回52.0)と市場予想の中央値をやや下回ったとはいえ、好不況の節目である50を上回った。また、非製造業PMIについては53.2と前回の52.3を上回った。グローバル経済の要である中国の景況感が着実に改善してきていることも投資家心理を下支えしてくれよう。こうした中、「日経中国関連株50」に採用されている、ファナック<6954>やオークマ<6103>、TDK<6762>などの上昇率が本日はとりわけ目立っている。 4月に入ってから好調が続くマザーズ指数といった中小型株の魅力もまだ尽きないが、そろそろ、大型ところの景気敏感株についても決算内容を見極めたうえで選別色を強めていってもよいタイミングかもしれない。 ■ドル・円は伸び悩み、買い一服後は失速 30日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。仲値にかけて国内勢による買いが入り、106円半ばから後半に上昇したが、買い一服後は失速した。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、円買いは後退。ただ、米株高観測でドル買いも入りづらい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円58銭から106円88銭、ユーロ・円は115円78銭から116円06銭、ユーロ・ドルは1.0852ドルから1.0880ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アドベンチャー<6030>、ブランジスタ<6176>など、14銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月鉱工業生産速報値:前月比-3.7%(予想:-5.0%、2月:-0.3%) ・中・4月製造業PMI:50.8(予想:51.0、3月:52.0) ・中・4月非製造業PMI:53.2(予想:52.5、3月:52.3) <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・3月小売売上高(前月比予想:-8.0%、2月:+0.8%) ・16:55 独・4月失業率(予想:5.3%、3月:5.0%) 《HH》
関連銘柄 16件
4063 東証プライム
6,343
9/27 15:00
+284(%)
時価総額 12,839,012百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4452 東証プライム
7,273
9/27 15:00
+246(%)
時価総額 3,454,675百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,163
9/27 15:00
-82(%)
時価総額 6,587,011百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4661 東証プライム
3,852
9/27 15:00
+38(%)
時価総額 7,004,673百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6030 東証グロース
4,695
9/27 15:00
+570(%)
時価総額 35,217百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
6103 東証プライム
3,178
9/27 15:00
-2,969(%)
時価総額 107,273百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6176 東証グロース
700
9/27 15:00
+25(%)
時価総額 10,203百万円
企業プロモーション支援プロジェクト「アクセルジャパン」の提供、旅行電子雑誌「旅色」の発行、ECサポートやWebサイト制作・運営等を行う。NEXYZ.Group傘下。アクセルジャパンの新規、更新売上が順調。 記:2024/07/02
6594 東証プライム
3,108
9/27 15:00
-3,157(%)
時価総額 1,853,251百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,970.5
9/27 15:00
-7,622.5(%)
時価総額 766,075百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6920 東証プライム
26,235
9/27 15:00
+1,985(%)
時価総額 2,473,593百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,978
9/27 15:00
+64.5(%)
時価総額 6,037,725百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17