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後場に注目すべき3つのポイント~コロナ後を見据えつつ目先的な調整も

2020/4/15 12:46 FISCO
*12:46JST 後場に注目すべき3つのポイント~コロナ後を見据えつつ目先的な調整も 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、コロナ後を見据えつつ目先的な調整も ・ドル・円は下げ渋り、一時106円台も買戻し ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位がファミリーマート<8028> ■日経平均は反落、コロナ後を見据えつつ目先的な調整も 日経平均は反落。117.56円安の19521.25円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。 14日の米株式市場でNYダウは反発し、558ドル高となった。米国内の新型コロナウイルスの感染拡大がピークに近付いた兆候が見られ、トランプ大統領が経済再開に向けて新たな委員会を発足し、協議を開始したことが好感された。ナスダック総合株価指数は4日続伸し、4%近い上昇となった。ただ、東京市場では前日にNYダウの上昇を先取りしていたこともあり、本日の日経平均は利益確定売り優勢で49円安からスタート。朝方には19465.95円(172.86円安)まで下落する場面もあったが、一段と売り込む動きは限られ、マイナス圏でもみ合う展開が続いた。 個別では、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>といったメガバンク株が揃って3%前後の下落。その他売買代金上位ではファーストリテ<9983>が小安く、トヨタ自<7203>や富士フイルム<4901>は軟調。NY原油先物相場が急落し、国際帝石<1605>などの関連銘柄は売りがかさんだ。決算発表銘柄では北の達人<2930>やGunosy<6047>、乃村工芸<9716>が急落し、anfac<7035>はストップ安を付けた。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで続伸し、任天堂<7974>やリクルートHD<6098>は2%超の上昇。ソニー<6758>や東エレク<8035>は小じっかり。また、決算や自社株買いを発表した串カツ田中<3547>、IDOM<7599>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 セクターでは、鉱業、海運業、証券などが下落率上位。半面、空運業、その他製品、陸運業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となっている。 日経平均は前日、米経済の再開期待を背景とした米株高を先取りして600円近く上昇。本日は目先の利益を確定する売りが優勢となっている。売買代金上位の動向を見ると、ソフトバンクGや半導体関連株のような米ハイテク株高の流れを引き継ぐ銘柄が堅調。反面、メガバンク株や自動車株といった大型のバリュー(割安)株は軟調で、このあたりのは前日の当欄でも指摘したとおりだろう。その他では景気敏感セクターから内需・ディフェンシブセクターへのリバランス(資産構成の調整)的な動きが見受けられる。ここまでの東証1部売買代金は1兆円をやや上回る程度。マザーズ指数は3日続伸しており、やはり新興ハイテク株を見直す動きが続いている。 日経平均の日足チャートを見ると、19400円近辺に位置する5日移動平均線を割り込むことなく、前引けでは19500円台をキープ。ひとまず目先調整の範囲内と言えるだろう。NYダウ先物が時間外取引で下落しているものの、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数は小動き。TOPIXが0.54%の下落で前場を折り返しているため、後場には日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施される公算が大きい。積極的に上値を追う材料こそ乏しいものの、後場も日経平均は底堅く推移しそうだ。 国際通貨基金(IMF)は14日、世界経済見通しで2020年成長率予測を-3.0%に引き下げた。ただ、米株式市場の反応は限定的だった。経済再開に向けた見通しが出てくれば、市場はそれを織り込んでいく。とはいえ、原油相場が再度急落するなど、懸念材料が全くないとも言えない。産油国が合意した減産は新型コロナによる需要減少に見合った規模ではないとの見方が根強くあったところに、サウジアラビアがアジア向け原油を大幅値下げしたことが伝わった。度々述べているが、産油国それぞれの思惑を考慮すると協調体制が万全なものか慎重に見極める必要があるだろう。また、かねて懸念されていたが、ドル需給ひっ迫が和らぐなかで円相場に上昇圧力がかかっているように見受けられる点も気掛かり。 コロナ後を見据え相場が戻りを試すなかでも、こうした調整を挟む場面は今後も出てきそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、一時106円台も買戻し 15日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日経平均株価の軟調地合いを受けた円買いで、ドルは一時106円90銭台に値を下げた。ただ、値ごろ感による国内勢の買戻しで、その後は107円台に戻している。米株安観測でドルは売りが出やすいものの、さらに大きく下げる展開は想定しにくい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円93銭から107円22銭、ユーロ・円は117円42銭から117円78銭、ユーロ・ドルは1.0978ドルから1.0991ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ロゼッタ<6182>、プロルート丸光<8256>など、18銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位がファミリーマート<8028> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・IMF 「2020年世界経済の成長予想マイナス3%、2021年プラス5.8%」 「2020年米国:マイナス5.9%(1月+2%)、2021年プラス4.7%」 「2020年:中国プラス1.2%、2021年プラス9.2%」 「日本マイナス5.2%、2021年プラス3%」 「世界経済の成長見通しにかなりの不透明感」 ・IMFチーフエコノミスト 「新型コロナウイルス感染防止のための都市封鎖を受けて、世界経済は大恐慌以来で最も深刻な景気後退に陥る」 <国内> 特になし <海外> ・G20財務相・中銀総裁会議 《HH》
関連銘柄 21件
1605 東証プライム
2,337
5/2 15:00
-14(%)
時価総額 3,240,641百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
179
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 25,252百万円
自社開発の健康食品や化粧品をECで販売。「北の快適工房」が主要ブランド。独自の広告運用システムに強み。SALONMOONは売上好調。ヘアアイロンなどが順調に拡大。24.2期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
3547 東証スタンダード
1,677
5/2 15:00
-13(%)
時価総額 15,762百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
3,413
5/2 15:00
+44(%)
時価総額 4,245,352百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6047 東証プライム
751
5/2 15:00
-10(%)
時価総額 18,203百万円
スマホ向けニュースアプリ「グノシー」を運営。他社メディア向け広告配信や女性向け「ルクラ」等も展開。生成AIサービス「ウデキキ」の本格展開進める。営業外費用の減少等により、24.5期2Qは経常損益改善。 記:2024/02/02
6,834
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 11,590,191百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6182 東証グロース
1,010
5/2 15:00
+19(%)
時価総額 10,795百万円
AI活用の機械翻訳サービスを提供。人による従来型翻訳・通訳、メタバース事業なども手掛ける。導入企業数は6000社超。費用最適化による利益率の改善等で、AI事業は収益好調。24.2期3Q累計は大幅増益。 記:2024/03/05
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7035 東証スタンダード
312
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 3,074百万円
無料スマホアプリや宿泊施設「&AND HOSTEL」等の運営を行う。マンガアプリはユーザー数業界トップ級。APP事業は好調。マンガアプリは新規ユーザー獲得が順調。課金売上が増加。24.8期1Qは2桁増収。 記:2024/01/28
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7599 東証プライム
1,361
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 145,475百万円
中古車買取・販売店「ガリバー」を展開。自動車保険や車検・整備などの付帯事業も手掛ける。国内直営店の小売台数は10万6483台と増加。値引き抑制の奏功で小売台あたり粗利は増加。24.2期3Qは日本が増収。 記:2024/03/05
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8256 東証スタンダード
1
1/5 15:00
±0(%)
時価総額 46百万円
総合衣料卸会社。アパレルや雑貨、インテリア用品等の卸売に加え、ヘアケア商品や研究用試薬等の販売も。自社D2Cサイトでは販売チャネルを拡大。ミライロ薬局は会員顧客が順調増。24.3期1Qは損益改善。 記:2023/11/12
1,554
5/2 15:00
-9.5(%)
時価総額 20,640,220百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
3,008
5/2 15:00
-10(%)
時価総額 7,638,064百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9716 東証プライム
838
5/2 15:00
-11(%)
時価総額 100,474百万円
ディスプレイ業界最大手。アパレルなど商業施設向けを中心に、ミュージアム、ホテル、イベントプロモーション等で実績。複合商業施設市場は売上伸長。増収効果等で24.2期3Qは大幅増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/01/28
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10