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新興市場見通し:不安材料を抱えつつマザーズ戻り歩調、直近IPO銘柄など賑わう

2020/4/11 18:07 FISCO
*18:07JST 新興市場見通し:不安材料を抱えつつマザーズ戻り歩調、直近IPO銘柄など賑わう 先週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数、日経ジャスダック平均も上昇した。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しつつあるとの期待などから、東京市場でも株価指数先物の買い戻しが強まった。株式相場全体として下値不安が和らぎ、新興市場では個人投資家の押し目買いが優勢となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+9.4%であったのに対して、マザーズ指数は+12.9%、日経ジャスダック平均は+5.6%だった。マザーズ指数は日足チャート上で25日移動平均線を上回り、終値としては3月6日以来の水準を回復している。 個別では、メルカリ<4385>が週間で10.0%高、ラクス<3923>が同11.3%高とマザーズ時価総額上位は全般堅調だった。弁護士ドットコム<6027>は同21.1%高と大きく上昇。売買代金上位では遠隔医療関連のメドレー<4480>、直近上場のサイバーセキュリティクラウド<4493>やNexTone<7094>、東京海上HD<8766>との資本業務提携を発表したPKSHA Technology<3993>などが賑わった。また、新薬開発でマイルストーンを達成したステムリム<4599>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、所属タレントの退所が伝わったUUUM<3990>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力もワークマン<7564>が同21.8%高、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同16.8%高と全般堅調。売買代金上位では出前館<2484>が賑わった。大阪府が出前代行業者に補助制度を設けると発表したことなどが材料視されたようだ。また、新型コロナ治療で臨床治験を開始したメディシノバ<4875>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、メディカル一光グループ<3353>やビーマップ<4316>が下落率上位に顔を出した。IPOでは松屋アールアンドディ<7317>が新規上場し、公開価格を下回る初値形成となったものの、その後大きく値上がりした。 今週の新興市場では、ひとまずマザーズ指数の戻り歩調が続きそうだ。欧米株高とともに日経平均が堅調に推移している点は安心感につながり、新興市場でも軟調な出足だった直近IPO銘柄が賑わうなど、個人投資家のマインドは改善しつつある。しかし、国内では新型コロナの感染拡大が続いており、政府が打ち出した経済対策に対しても物足りないとの見方が広がってきた。こうした不安材料を抱え日経平均が戻り一服となれば、新興市場でも目先の利益を確定する売りが強まる可能性がある。 今週は、4月13日にウエストHD<1407>、農業総合研究所<3541>、Sansan<4443>、エヌ・ピー・シー<6255>、識学<7049>、14日にUUUM、マネーフォワード<3994>、リックソフト<4429>、ロゼッタ<6182>、バリュエンスHD<9270>などが決算発表を予定している。SansanやマネーフォワードといったSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)企業を中心に成長期待の高い新興企業の発表も多く予定されており、マザーズ指数の戻りを後押しするか注視したい。 IPO関連では、先週3社の上場取り止めが発表された。年初来のIPO中止件数は17社まで増えている。ただ、4月24日上場予定のさくらさくプラス<7097>は価格を引き下げ、公開株数も減らしたうえでブックビルディング期間に入った。同社は保育所を運営するが、政策の追い風期待でどこまで需要を積み上げられるか注目したい。 《HK》
関連銘柄 27件
1407 東証スタンダード
2,886
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時価総額 132,834百万円
再生可能エネルギー会社。自家消費型産業用太陽光発電所請負と非FIT太陽光発電所開発に経営資源を集中。再生可能エネルギー事業は黒字転換。産業用太陽光発電所請負事業は受注好調。24.8期1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/27
2484 東証スタンダード
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時価総額 33,071百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
2,464
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時価総額 10,028百万円
三重地盤の調剤薬局。介護施設経営や後発薬卸も。イオンと業務資本提携。グループ調剤薬局数は95店舗。居住系介護サービス、在宅系介護サービスは需要回復傾向。ヘルスケア事業は収益伸長。24.2期3Qは業績堅調。 記:2024/02/03
3541 東証グロース
287
5/17 15:00
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時価総額 6,321百万円
全国の登録農家から農産物を集荷し、スーパーの産直売場で販売。自ら買い取って卸売も。24.8期1Qはドラッグストア販路の開拓が進んで流通総額が順調に拡大。だが販管費増が利益の重石に。通期では営業増益を計画。 記:2024/02/07
3923 東証プライム
1,810
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時価総額 328,001百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
3990 東証グロース
419
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時価総額 8,348百万円
国内最大のユーチューバー事務所を運営。23年9月にフリークアウトHDの傘下に。24.9期は決算期変更に伴う16カ月変則決算。2Q累計は動画視聴数に応じて受け取る広告収入が振るわず。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/02/07
4,260
5/17 15:00
-215(%)
時価総額 132,503百万円
業務効率化やサービス、製品の価値向上、サービスのモデル革新の実現支援等のソリューションやソフトウエアプロダクトを提供する。今期1Qは生成AI関連のソリューション案件やストック型売り上げが堅調に推移した。 記:2024/04/12
3994 東証プライム
5,762
5/17 15:00
-262(%)
時価総額 309,892百万円
法人向け経理・人事労務クラウドが柱。個人向け資産管理アプリ、SaaSマーケティング支援等も。法人顧客獲得は順調。法人向けストック売上は好調。23.11期通期は2桁増収。24.11期も2桁増収見通し。 記:2024/02/02
4316 東証グロース
402
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時価総額 1,298百万円
無線LAN配信インフラを開発。駅・列車内コンテンツの開発も。JR東日本が主顧客。24.3期3Q累計は無線LANの保守運用や構築が堅調。新規連結会社も上乗せ。有証売却益計上で最終黒字に。継続前提に重要事象。 記:2024/03/11
4385 東証プライム
1,880
5/17 15:00
+8(%)
時価総額 302,437百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4429 東証グロース
2,031
5/17 15:00
+6(%)
時価総額 9,123百万円
豪州アトラシアン社製法人向けソフトの販売・導入支援を展開。自社ソフト開発等も手掛ける。ライセンス売上は好調。マネージドサービスは伸び悩むが、自社ソフト開発は売上堅調。24.2期3Q累計は大幅増収。 記:2024/02/02
4443 東証プライム
1,562
5/17 15:00
-37(%)
時価総額 195,281百万円
柱の法人向け名刺管理サービスは営業DXサービスに進化中。インボイス管理サービスなども。24.5期上期はインボイス管理の有料契約件数が倍増。営業DXの契約件数や名刺アプリの利用者数も順調に増えて収益急改善。 記:2024/02/06
4480 東証プライム
3,590
5/17 15:00
-100(%)
時価総額 117,235百万円
医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
2,465
5/17 15:00
-86(%)
時価総額 23,178百万円
Webセキュリティサービス会社。サイバー攻撃を可視化、遮断する「攻撃遮断くん」が主力。富士ソフトと包括的業務提携。利用企業数の増加などで、23.12期通期は業績堅調。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/02/25
4599 東証グロース
457
5/17 15:00
-11(%)
時価総額 27,217百万円
バイオベンチャー。大阪大学発。組織修復能力を最大限に引き出して組織や臓器の再生を誘導する再生誘導医薬を研究開発。新規再生誘導医薬に関する薬効試験、非臨床試験は進捗。24.7期2Q累計は損益横ばい。 記:2024/04/15
4875 スタンダード外国株
220
5/17 14:59
±0(%)
時価総額 5,388百万円
米国拠点のバイオベンチャー。日本の製薬会社から導入した新薬候補を臨床開発し、欧米で上市を推進。1件の臨床開発マイルストーンを達成。研究開発及びパテント費の減少等により、23.12期通期は損益改善。 記:2024/04/15
6027 東証グロース
2,882
5/17 15:00
-74(%)
時価総額 64,205百万円
国内最大級の「弁護士ドットコム」を運営し、法律トラブルの解決支援を行う。電子契約の「クラウドサイン」等も。クラウドサインは売上好調。大企業、地方自治体中心に導入進む。24.3期3Q累計は業績堅調。 記:2024/03/04
6182 東証グロース
1,078
5/17 15:00
+10(%)
時価総額 11,522百万円
AI活用の機械翻訳サービスを提供。人による従来型翻訳・通訳、メタバース事業なども手掛ける。導入企業数は6000社超。費用最適化による利益率の改善等で、AI事業は収益好調。24.2期3Q累計は大幅増益。 記:2024/03/05
6255 東証グロース
912
5/17 15:00
-5(%)
時価総額 20,111百万円
太陽電池製造装置メーカー。FA装置やパネル解体装置も。24.8期1Qは部品販売が好調で黒字に。得意先の米国ファーストソーラー向け案件は2Qと4Qに売上計上へ。人件費増をこなして通期増収増益・増配を見込む。 記:2024/02/08
4,175
5/17 15:00
+220(%)
時価総額 402,115百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
7049 東証グロース
486
5/17 15:00
±0(%)
時価総額 4,022百万円
組織運営理論の識学を使った組織コンサルティングや従業員研修、webサービス、関連書籍の出版を行う。マネジメントコンサルティングサービスは売上堅調。累計契約社数は4049社と増加。24.2期3Qは増収。 記:2024/01/27
7094 東証グロース
1,512
5/17 15:00
-7(%)
時価総額 14,806百万円
著作権管理会社。2016年、イーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランスの経営統合により設立。著作権管理事業は売上堅調。演奏権、海外の取扱高が順調増。特別利益を計上。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/23
7097 東証グロース
958
5/17 15:00
+20(%)
時価総額 4,314百万円
東京23区を中心に認可保育園を運営。食育などの子育て支援も。24.7期上期は新規開設施設が貢献。業務効率化も進み計画を上回る増収増益に。通期計画を上方修正。東京・西麻布の子育て支援住宅は今年6月引渡しへ。 記:2024/04/10
7317 東証グロース
672
5/17 15:00
-15(%)
時価総額 14,205百万円
血圧計腕帯や自動車安全装置縫合システムを展開。各種工業用ミシン製造や縫製品製造OEMに加え、カーシート、エアバッグなど縫製品の製造も事業領域。全セグメント好調や円安恩恵もあり、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/23
7564 東証スタンダード
3,910
5/17 15:00
+15(%)
時価総額 320,022百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
4,920
5/17 15:00
-24(%)
時価総額 10,036,800百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。国内損害保険事業が堅調。元受正味保険料は傷害保険、自動車保険が増加。24.3期2Qは収益伸長。 記:2024/02/02
727
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+9(%)
時価総額 9,695百万円
ブランド品、骨董・美術品のリユース事業を展開。一般消費者から仕入れ、オークション等で同業他社に販売するCtoBtoB形態に特徴。小売売上は好調。インバウンド需要で店頭販売が堅調。24.8期1Qは2桁増収。 記:2024/02/03