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後場に注目すべき3つのポイント~それでも抜けない「19000円超」の壁

2020/4/7 12:49 FISCO
*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~それでも抜けない「19000円超」の壁 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅に3日続伸、それでも抜けない「19000円超」の壁 ・ドル・円は下げ渋り、「非常事態宣言」を意識 ・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位東エレク<8035> ■日経平均は大幅に3日続伸、それでも抜けない「19000円超」の壁 日経平均は大幅に3日続伸。232.23円高の18808.53円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。 週明け6日の米株式市場でNYダウは大幅に反発し、1627ドル高となった。米国内で新型コロナウイルスの感染者が最も多いニューヨーク州やニュージャージー州で感染拡大ペースが横ばいに入った兆候が見られるとの報告を受け、経済活動再開への期待が高まった。東京市場でも投資家心理が上向き、本日の日経平均は302円高からスタートすると、朝方には一時19162.52円(586.22円高)まで上昇。ただ、19000円を超える場面では一段の上値追いの動きは鈍く、前引けにかけて上げ幅を縮めた。 個別では、ソフトバンクG<9984>が欧米株高を追い風に4%近い上昇。今期、連続増益となる見通しのニトリHD<9843>が7%近く上昇したほか、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株も大きく上昇した。その他売買代金上位ではソニー<6758>やファーストリテ<9983>が堅調。また、オープンハウス<3288>との資本業務提携を発表したプレサンス<3254>はストップ高水準での買い気配が続いた。一方、新型コロナ治療を巡り期待の高まる富士フイルム<4901>やデンカ<4061>だが、本日は利益確定売りに押され大幅反落。中小型株でも直近賑わったテレワーク関連などに売りが出た。任天堂<7974>やトヨタ自<7203>は小幅に下落。三越伊勢丹<3099>などの百貨店株は外出自粛の長期化が懸念されて軟調だった。 セクターでは、サービス業、その他金融業、ゴム製品などが上昇率上位。半面、海運業、鉱業、パルプ・紙などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となっている。 先の週末に欧米で新型コロナ感染者の増加ペースが鈍ったことは前日の取引でも織り込み済みだが、NYダウが想定以上に大きく上昇したことを受け、本日の日経平均も大幅続伸して始まった。しかし、3月下旬の戻り局面で壁となった「19000円超」の水準を上抜けすることはできず、前引けにかけて伸び悩む展開。日足チャート上では18700円台前半に位置する25日移動平均線を明確に上抜けできず、押し返される格好となった。業種別の騰落状況を見ると、朝方に比べ景気敏感セクターでマイナスが増えてきた。ここまでの東証1部売買代金は1兆4000億円弱とここ数営業日に比べやや多いとはいえ、目に見えて増えたという印象もない。 日本では今夕にも緊急事態宣言が発令されるとともに、事業規模108兆円の経済対策が閣議決定される見通し。緊急事態宣言の発令を受け、対象区域となる東京など7都府県が住民への要請・指示を出す。とはいえ、こうした要請や指示に強制力はなく、厳格な措置を講じた欧米のメディアからは早くも実効性を疑問視する意見が出ているようだ。日経平均の直近戻り高値を前に海外勢の買いが鈍ったのは、新型コロナの影響長期化への懸念が背景にあると考えられる。今後は東京などの感染者数推移を見極めたいとのムードが強まりそうだ。 また、足元で小売企業を中心に決算発表が進んでおり、4月下旬からは3月期決算企業の発表も本格化する。ニトリHDのようにコロナ禍でも強さを見せつけた企業には安心感があるものの、内需系・外需系を問わず幅広い企業が大きな影響を受けることは間違いない。決算発表前には警戒ムードが先行しやすいとみておいた方がいいだろう。なお、本日は業績観測の報じられたスギHD<7649>のほか、ディップ<2379>、マニー<7730>などが決算発表を予定している。 欧米でも経済の停滞が長引くとの懸念がくすぶり、注目される原油相場を巡り早期の需給改善への期待が後退していることも気掛かり。「19000円超」の壁突破にはなお時間を要する可能性がある。 ■ドル・円は下げ渋り、「非常事態宣言」を意識 7日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日経平均株価の上げ幅縮小を受けた円売りの抑制で、109円前半から108円後半に値を下げた。ただ、安倍晋三首相は本日、新型コロナウイルスの感染拡大で非常事態宣言に踏み切る方針で、一段の感染被害の抑止を期待した円売りがドルの下げを弱めた。 ここまでの取引レンジはドル・円は108円83銭から109円28銭、ユーロ・円は117円55銭から117円94銭、ユーロ・ドルは1.0784ドルから1.0810ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ギグワークス<2375>、鉄人化計画<2404>など、24銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・フィッチ 「多くの国で2段階以上の格下げが確実に実施される」 【経済指標】 ・日・2月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.0%(予想:+0.5%、1月:+1.5%) ・日・2月家計支出:-前年比0.3%(予想:-3.3%、1月:-3.9%) ・豪・2月貿易収支+43.61億豪ドル(予想:+38.0億豪ドル、1月:+52.1億豪ドル) <国内> ・14:00 2月景気動向指数・先行速報値(予想:92.0、1月:90.5) <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.25%に据え置き予想) ・15:00 独・2月鉱工業生産(前月比予想:-0.9%、1月:+3.0%) 《HH》
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コールセンター等のBPO業務を人材確保、業務構築、品質管理まで一括で提供するオンデマンドエコノミー事業が主力。デジタルマーケティング事業等も。シェアリングエコノミー事業では既存店の稼働率向上を優先。 記:2024/10/11
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421
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時価総額 5,745百万円
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3254 東証スタンダード
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11/22 15:30
-12(%)
時価総額 125,108百万円
ワンルームマンションやファミリーマンションの開発、販売等を行う。近畿圏、東海・中京圏等が主要販売エリア。オープンハウスグループ傘下。メルディアDCを連結子会社化。地方中核都市での分譲マンション供給に注力。 記:2024/10/27
3288 東証プライム
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4061 東証プライム
2,131
11/22 15:30
+13.5(%)
時価総額 188,713百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
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6758 東証プライム
2,948
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時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
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時価総額 7,237,734百万円
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7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
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時価総額 42,085,743百万円
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7649 東証プライム
2,528
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7730 東証プライム
1,742
11/22 15:30
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手術用縫合針大手。手術用器具、眼科治療機器、歯科治療機器が主力。ステンレス微細加工技術や海外生産体制に強み。サージカル関連製品は好調。眼科ナイフはアジアや欧州、北米などで需要拡大。米国販社設立で拡大へ。 記:2024/11/03
7974 東証プライム
8,166
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-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
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8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
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9843 東証プライム
18,025
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家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17