マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 16:20:02
9,700,997
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀のETF買い入れや配当再投資に伴う先物への需給が下支え【クロージング】

2020/3/30 16:15 FISCO
*16:15JST 日銀のETF買い入れや配当再投資に伴う先物への需給が下支え【クロージング】 30日の日経平均は反落。304.46円安の19084.97円(出来高概算19億2000万株)で取引を終えた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が止まらず、週末の米株安の流れもあり、売り優勢の展開となった。朝方は、先週末のシカゴ日経225先物清算値を上回り、底堅さが意識されていたが、前場半ばには18578.20円とシカゴ先物にサヤ寄せ。 その後は日銀のETF買い入れへの思惑から若干下げ渋る中、後場半ば辺りからはETF買い入れや配当再投資に伴うTOPIX先物への買い需要が見込まれる中でじりじりと下げ幅を縮めると、大引け間際に19000円を回復し、今日の高値で取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは、空運、銀行、保険、石油石炭、機械、倉庫運輸が下落。一方で、電力ガス、食料品、医薬品、ゴム製品、繊維、小売がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテイリング<9983>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>が軟調。一方で、中外薬<4519>、富士フイルム<4901>が下支えしている。 日経平均は大引けにかけて下げ幅を縮めており、配当落ち部分を除くと、130円安程度と小幅な下げにとどまっている。ただし、日銀のETF買い入れや配当再投資に伴う先物への需給要因とみられ、楽観視は出来ないだろう。明日は期末株価を意識した動きが期待されそうだが、配当再投資に伴う需給がなくなるため、手掛けづらそうである。 グローベックスの米株先物はNYダウが200ドル超の上昇で推移しており、週明けの米国市場がこの流れを引き継ぐようであれば、日経平均の19000円処での底堅さが意識されやすいところである。もっとも、原油相場への下振れ警戒が不安材料になりそうである。 原油価格の低下自体は、製造業の燃料費削減につながるだろうが、サウジとロシアの緊張や新型コロナウイルスによる経済停滞による需要減少への見方になるため、底打ちからの反転が期待されるだろう。金融市場同様、商品相場も落ち着きを見せてこないと、市場全体の目先底も確認しづらいところである。 《CN》
関連銘柄 7件
4519 東証プライム
4,852
4/26 15:00
-8(%)
時価総額 8,146,789百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
3,328
4/26 15:00
+5(%)
時価総額 4,139,623百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6367 東証プライム
21,160
4/26 15:00
+760(%)
時価総額 6,202,292百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,380
4/26 15:00
+33(%)
時価総額 10,092,308百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10