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27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

2020/3/27 8:58 FISCO
*08:58JST 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:19000円を支持線とした値動きをみせてくるか注目 ■前場の注目材料:JSR、20/3下方修正 営業利益330億円←400億円 ■日本アビオニクス、赤外線カメラ生産3倍、検温の需要急増 ■19000円を支持線とした値動きをみせてくるか注目 27日の日本株市場は、米株高の流れと期末要因により、底堅い相場展開になりそうだ。26日の米国市場では、NYダウが1351ドル高と大幅に上昇した。上院が2兆ドル規模の経済救済策案を可決し、一両日中の下院での採決を経て成立に近づいたことが好感されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持するとの見方が相場を支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比745円高の19105円。円相場は1ドル109円60銭台で推移している。 まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップアップスタートとなり、その後日経平均は19000円を支持線とした値動きをみせてくるかが注目されよう。米国の2兆ドル規模の経済救済策案の可決は前日の段階で織り込まれている面もあり、ギャップスタートは手掛けづらさが意識されやすいところ。一方で、3月決算企業の権利付き最終日となるため、配当志向の物色のほか、大引けでは配当再投資に伴う先物への買い需要が意識されやすいだろう。 配当落ち分は180円程度とみられており、再投資に伴う買い需要は8000億円程度とみられている。本日の大引けのほか、週明け30日に買い需要が発生することになる。また、期末のドレッシング買いも意識されやすいこともあり、下支えとして意識されやすい。 なお、配当については決算から3カ月後までに株主総会が開くことが出来ないようだと、決算期日変更などによって配当が支払われない状況を警戒する声も聞かれている。現時点でそういった企業の発表はみられていないが、短期の配当志向の物色は手掛けづらくさせよう。 また、米国株高や期末需給が下支えとはなるが、首都圏では週末の外出自粛要請が出されている。連日で40人超の感染者が出ている状況であり、この週末で感染者が爆発的に増えるようだと、週明けの波乱展開が警戒されやすく、積極的な売買は手控えられよう。インデックスに絡んだ売買の他は、食品株やテレワーク、マスク関連などへの物色にとどまりそうである。 ■JSR、20/3下方修正 営業利益330億円←400億円 JSR<4185>は2020年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の400億円から330億円に下方修正している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、主要市場である中国を中心に自動車販売が落ち込み、主力の合成ゴムなどで構成するエラストマー事業が苦戦。また、ディスプレイ材料事業でも顧客の生産低迷により収益が悪化した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(22552.17、+1351.62) ・ナスダック総合指数は上昇(7797.54、+413.24) ・シカゴ日経225先物は上昇(19105、大阪比+745) ・SOX指数は上昇(1572.61、+100.04) ・VIX指数は低下(61.00、-2.95) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・大型財政出動による景気下支え ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・スズキ<7269>インド全工場停止、来月14日まで ・オリックス<8591>全員在宅勤務、来月3日まで ・アイシン精機<7259>テレワーク全社導入、生産・創造性向上 ・SUBARU<7270>米インディアナ工場の操業停止延長、計1万8700台減産へ ・日本アビオニクス<6946>赤外線カメラ生産3倍、検温の需要急増 ・ソニー<6758>コンシューマー製品事業統合 ・NTT<9432>ゼンリンと3次元デジタル地図開発で提携、IT都市基盤 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 3月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.4%、2月:+0.5%) <海外> ・10:30 中・1-2月工業利益 《SF》
関連銘柄 8件
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6946 東証スタンダード
2,570
11/22 15:30
-52(%)
時価総額 43,086百万円
航空・宇宙用製品、防衛・産業用製品等を手掛ける情報システム部門が主力。抵抗溶接機、赤外線サーモグラフィ等の電子機器部門も。信号処理、画像処理技術等に強み。新規顧客獲得に向けてマーケティングを強化。 記:2024/09/02
7259 東証プライム
1,614.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10