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前場に注目すべき3つのポイント~米国の素早い対応と日銀の本気度が下支え

2020/3/18 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国の素早い対応と日銀の本気度が下支え 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米国の素早い対応と日銀の本気度が下支え ■前場の注目材料:しまむら、20/2期下方修正 営業利益229億円←259億円 ■AGC、伊のバイオ医薬品買収、ライフサイエンス拡大 ■米国の素早い対応と日銀の本気度が下支え 18日の日本株市場は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による影響を見極めながらの相場展開となろうが、日経平均は17000円固めを意識した相場展開になりそうだ。17日の米国市場では、NYダウが1048ドル高となった。連銀が短期社債(CP)の買取プログラムを再開し、短期流動性を供給する処置をとったことが好感された。 また米国政府が1兆ドル規模の追加支援策を検討しているとの報道を受けて、緩やかに上昇する展開をみせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比435円高の17105円。円相場は1ドル107円60銭と前日から円安に振れて推移している。 米国市場の上昇については、前日のグローベックスの米株先物の上昇により想定されていたが、米国政府が1兆ドル規模の追加支援策を検討しているといった報道等、米国の素早い対応は安心感につながる。また、昨日注目されていたTOPIXの強さであるが、後場は日銀のETF買い入れが観測されている。前引け段階でTOPIXがプラスに関わらず買いを出動させている。また、金額は1200億円程度となり、最近の1000億円程度から1.2倍に増額している。 指数の押し上げ効果というよりは、ETF買い入れが行われるということと、買い入れ額増加に関心が集まっていただけに、昨日のETF買い入れは日銀の本気度が窺えることになりそうだ。昨日のTOPIX先物においては野村やメリル、モルガン、JPモルガンなどの買いに対して、ソジェンの一手売りとなっていた。ソジェンの動向なども気掛かりになるところであるが、先物の動向を見極めつつ、金融市場の落ち着き処を見極める相場展開といったところだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大による影響は楽観出来ず、引き続き関連する報道を受けたアルゴリズム売買に振らされやすい需給状況にある。しかし、ヨーロッパ各国と比べて相対的に感染者の封じ込めに成功している日本においては、いち早く市場の落ち着きに期待したところである。相場の落ち着きが見られてくるようだと、期末接近に伴う配当志向の物色等もみられてくることが見込めよう。また、中小型株の強さがみられたが、イレギュラー的に売り込まれている成長株へは、中長期スタンスでの資金流入も意識されてきているだろう。 ■しまむら、20/2期下方修正 営業利益229億円←259億円 しまむら<8227>は2020年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の259億円から229.85億円に下方修正した。暖冬で冬物商品の販売が低調だった。販売不振の店舗で減損損失を追加計上したことも響いた。20年2月期業績予想の修正は今期2度目となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(17011.53、+9.49) ・NYダウは上昇(21237.38、+1048.86) ・ナスダック総合指数は上昇(7334.78、+430.19) ・シカゴ日経225先物は上昇(17105、大阪比+435) ・1ドル107円60-70銭 ・SOX指数は上昇(1426.52、+127.74) ・VIX指数は低下(75.91、-6.78) ・日銀のETF購入 ・大型財政出動による景気下支え ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・AGC<5201>伊のバイオ医薬品買収、ライフサイエンス拡大 ・ANA<9202>夏ダイヤも国際線運休 ・塩野義<4507>抗体検査キットでMBSと提携協議 ・三菱商事<8058>ペプチドリームと、ペプチド開発で来月新会社 ・クボタ<6326>業務用空気清浄機が脚光、病院などのコロナ対策に ・NEC<6701>アニーリングマシンで効率生産算出、子会社工場に導入 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月貿易収支(予想:+9295億円、1月:-1兆3132億円) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 7件
4507 東証プライム
2,094.5
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+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
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時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
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時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02