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後場に注目すべき3つのポイント~いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい

2020/3/10 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日続落、いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい ・ドル・円はしっかり、株安一服で円買いは後退 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は3日続落、いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい 日経平均は3日続落となった。293.19円安の19405.57円(出来高概算13億3034万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、寄り付き直後にS&P500種指数が7%下落したことで「サーキットブレーカー」が発動し、15分間取引停止となった。世界中で新型肺炎の感染拡大が報告されて経済活動が停滞するなか、原油価格が急落したことで、金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり、米主要3指数も終日軟調推移に。 これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比535円安の18875円となったが、原油相場の下げ止まりや為替市場にて円高・ドル安進行が一服。本日の東京市場では、日経平均が朝方に下げ幅を一時800円超に広げる場面もあったが、その後は海外短期筋による買い戻しの動きが入り、下げ渋りの展開となった。 セクターでは、東証33業種が全て下落となるなか、とりわけ鉱業や海運業、繊維製品の下げが目立った。売買代金上位銘柄では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自動車<7203>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、KDDI<9433>、SUMCO<3436>がさえない。一方で、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、オリエンタルランド<4661>、アドバンテスト<6857>、太陽誘電<6976>は堅調。 本日の東京市場では、直近で急落を見せた原油相場がひとまず下げ止まったことが投資家心理の下支え要因となり、日経平均も下げ渋り・下げ幅を縮小。物色としても、ディフェンシブセクターへの消去法的な商いのほか、足元で外資系証券によるショートポジションが積み上がっていたとみられるハイテク株中心に自律反発や買い戻しの動きが出たような状況であろう。 ただ、それら銘柄群においても前場中ごろから揃ってマイナスに転じているアジア株式市場の動向を受け、前引けにかけては戻りの鈍さが意識されている。また、本日の参院財政金融委員会にて日銀・黒田総裁は、日銀が保有する株価指数連動型上場投資信託(ETF)の時価が簿価を下回る損益分岐点について、日経平均株価19000円程度と述べたことも伝わっており、保有ETFが含み損の状態に陥っている可能性があるとの懸念も投資家心理の重しになっているもよう。 日米ともにボラタイルな相場が目先的には継続することが見込まれるなか、今週末には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えている。足元の荒い値動きを受けたヘッジに伴う動きも強まりやすいところであり、特に週半ばにかけての動向は引き続き注視しておきたいところである。新型肺炎の感染拡大においては、依然として収束の兆しはみられておらず、株式市場においても積極的な押し目買いを入れにくい地合いは継続するだろう。本日動意をみせている銘柄に関しても、短期資金が主体で資金の逃げ足が速い可能性が高い点には十分に留意する必要がありそうだ。 ■ドル・円はしっかり、株安一服で円買いは後退 10日午前の東京市場でドル・円はしっかり。序盤の円買いでドルは102円付近まで弱含んだが、その後日経平均株価は下げ幅を縮小。米景気刺激策への期待感で先物がプラスに転じており、ドルは103円台を回復した。利益確定売りが観測されるものの、日本株の反転期待で円売りは続く見通し。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は102円02銭から103円67銭、ユーロ・円は116円81銭から117円95銭、ユーロ・ドルは1.1372ドルから1.1463ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ウェルス・マネジメント<3772>、ジーンズメイト<7448>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・黒田日銀総裁 「新型コロナウィルスの感染拡大で金融市場は不安定な動きが続いている」 「引き続き新型ウイルスの影響、内外市場を注視しながら適切にちゅうちょなく対応」 「日経平均が1万9000円を下回るとETF保有時価が簿価を下回る」 【経済指標】 ・日・2月マネーストックM3:前年比+2.5%(予想:+2.3%、1月:+2.3%) ・中・2月消費者物価指数:前年比+5.2%(予想:+5.2%、1月:+5.4%) ・中・2月生産者物価指数:前年比-0.4%(予想:-0.3%、1月:+0.1%) <国内> ・新型コロナウイルス緊急対応策第2弾 <海外> ・米大統領選の民主党予備選挙・党員集会(ミシガン州など6州) ・インド休場 《HH》
関連銘柄 17件
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3772 東証スタンダード
1,069
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 20,503百万円
不動産事業やホテル運営事業、アセットマネジメント事業を手掛ける。ホテル、旅館の再生・開発に強み。ホテル開発プロジェクトを推進。シックスセンシズ京都は運営順調。バンヤンツリー東山京都は24年夏に開業予定。 記:2024/07/05
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7448 東証1部
243
3/29 15:00
-26(%)
時価総額 3,913百万円
RIZAP傘下で再建中のカジュアル衣料量販店。21.3期上期はEC伸長。だがコロナ禍で店舗販売が苦戦。販管費を抑制するも利益水面下に。通期計画は未定。21年4月にRIZAPグループの小売2社と経営統合へ。 記:2020/12/24
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,663
11/22 15:30
+64(%)
時価総額 14,375,561百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17