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先物主導によるインデックス売買の影響が大きい【クロージング】

2020/3/6 15:56 FISCO
*15:56JST 先物主導によるインデックス売買の影響が大きい【クロージング】 6日の日経平均は大幅に下落。579.37円安の20749.75円(出来高概算17億4000万株)で取引を終えた。5日の米国市場ではNYダウが969ドル安となり、安いところでは1100ドルを超える急落となった。カリフォルニア州のニューサム知事が4日、州全域に非常事態宣言を発動するなど、米国でも新型コロナウイルスの感染拡大ペースの加速が報告されると、経済や企業業績に悪影響を与えるとの一段の懸念が広がった。 これを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円安の20790円と急落。これにサヤ寄せする格好からギャップスタートで始まると、寄り付き直後の21061.20円を高値にじりじりと下げ幅を拡大させた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2100を超えており、全体の97%を超える全面安商状。セクターでは東証33業種全てが下げており、鉄鋼の下落率が6%を超えており、証券、非鉄金属、海運、空運、金属製品、銀行、不動産、保険の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、エーザイ<4523>が軟調。一方で、7&iHD<3382>が逆行高となった。 日経平均は一時20613.91円まで下落幅を広げる局面もみられた。PBR1倍を下回る水準においては、心理的には売り込みづらい水準との見方もされている。しかしながら、積極的な参加者が限られる中において、先物主導によるインデックス売買の影響が大きい。底入れを窺う流れにもなりづらいところであろう。 来週も不安定な相場展開が続くことになりそうだが、先物需給については週末に控えている先物オプション特別清算指数算出(SQ)に伴うロール中心になりやすく、短期筋による仕掛け的な売買は限られるとみられる。SQ通過後は需給が軽くなることが見込まれるほか、再来週に控えている米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合に関心が集まりやすく、売り込みづらくさせてくるだろう。 また、中小型株については物色に広がりが見えづらいだろうが、今週のアンジェス<4563>など、材料の出た銘柄などへは資金集中がみられるなど、特に売り込まれていた銘柄に対する株価反応は大きい。短期的な値幅取り狙いではあろうが、物色意欲は根強いようである。 《AK》
関連銘柄 7件
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時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4523 東証プライム
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時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4563 東証グロース
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時価総額 14,128百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
6367 東証プライム
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-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
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+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17