マーケット
11/19 15:15
38,414.43
+193.58
43,389.60
-55.39
暗号資産
FISCO BTC Index
11/19 19:42:47
14,117,148
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~米国株の大幅安受けてセンチメント悪化、PBR1倍水準もあっさり割る展開に

2020/3/6 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~米国株の大幅安受けてセンチメント悪化、PBR1倍水準もあっさり割る展開に 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、米国株の大幅安受けてセンチメント悪化、PBR1倍水準もあっさり割る展開に ・ドル・円は弱含み、ドル売り止まらず105円台 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅反落、米国株の大幅安受けてセンチメント悪化、PBR1倍水準もあっさり割る展開に 日経平均は3日ぶり大幅反落となった。676.57円安の20652.55円(出来高概算7億7105万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、カリフォルニア州全域に非常事態宣言を発動するなど、米国でも新型コロナウイルスの感染拡大ペースの加速が報告されると、経済や企業業績に悪影響を与えるとの一段の懸念が広がったことで主要3指数は揃って大幅に反落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円安の20790円となり、本日の日経平均は前日終値からギャップダウンスタートとなった。前場中ごろから開始されたアジア株式市場も総じて売りが先行しており、海外短期筋による225先物などへの断続的な売りが続いた。為替も1ドル=105円台に入るなど円高が急速に進んでいる。東京市場は全面安商状になるなか、日経平均の下げ幅は600円を超えた。 セクター別では、東証33業種が揃って下落するなか、とりわけ鉄鋼や証券・商品先物取引業の下げが目立った。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、オリエンタルランド<4661>、東京エレクトロン<8035>、みずほ<8411>、武田薬<4502>、キヤノン<7751>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>が下落。一方で、検討していた米「スピードウェイ」の買収を断念したことが伝わった7&iHD<3382>は財務負担懸念が後退したことで5%高になったほか、引き続き新型ウイルス予防用ワクチン開発に対する期待感からタカラバイオ<4974>も逆行高に。 本日の日経平均は寄り付きから前引けまでほぼ一本調子で下げ続け、下値のメドとして意識されていたPBR1倍にあたる20800円どころもあっさりと割ってきた。昨日発表された投資部門別売買状況では、外国人投資家が現物で3656億円の売り越しと、現物の売り幅を前週から一気に一ケタも増やしてきた。今までは新型コロナ関連のニュースで下げてきた時は押し目買いスタンスを取ってきた外国人投資家も、南米や北米を含めて感染者の広がりがいよいよ本格化してきたのを受けて、事態収束のメドが予想外に先だと捉え始めたようだ。 先物手口では、アップルショックがあった2月半ば以降、差し引き(日中取引)で売り越しを継続していたJPモルガンが昨日もTOPIX先物で3000枚の売り越し、売り単体では、11000枚を超える大量の売りを出している。この2月半ばの同時期から同社が組成している主要な日本株に投資する「JPモルガンベータビルダーズ日本ETF」(@BBJP/U)では、資金流出額が、2018年6月の設定以来最大となる事態も観測されていた。昨日の売りもこうしたところの動きが継続してのことだろう。また、TOPIX先物では、ゴールドマンも昨日、単体で9000枚超の大きな売りを出している。 一方、225先物の手口では、日経レバ経由の買いとみられる野村證券の買い越しが昨日は確認されている。昨日発表された投資部門別売買状況でも、個人投資家は現物で3164億円の買い越しを見せており、上述した外国人投資家とは反対に買い越し幅を増やしてきている。しかし、前場の日経平均はPBR1倍とされる20800円どころを遂に割ってきている。こうなってくると、当面は厳しい展開が予想され、個人の押し目買い意欲も失せてくる可能性がある。この先のニュースフローの深刻さによっては、節目の20000円に迫る場面もあるだろう。こうした有事の時こそ、安定した経営に基づく財務基盤良好かつ高ROIC(投下資本利益率)な良質銘柄などに厳選した投資を行いたい。 ただ、一方で、感染者のピークアウトなどを示唆するニュースが一度でれば、これまで下げ足が速かった分、反発で戻すのも早いとも考えられる。そのため、総じて引き続き材料次第では上下どちらにも大きく振れる可能性が高いため、同限月のコールとプットを同金額・同枚数保有する「ストラドルの買い」や「ストラングルの買い」といったオプション戦略を活用していきたいところだ。 ■ドル・円は弱含み、ドル売り止まらず105円台 6日午前の東京市場でドル・円は弱含み。国内勢の押し目買いで106円34銭を付けた後は、米10年債利回りの低下に合わせドル売りが強まった。また、日経平均株価の大幅安やアジア株の軟調地合いでリスク回避的な円買いに振れ、ドルは105円80銭台に軟化した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円83銭から106円34銭、ユーロ・円は118円90銭から119円34銭、ユーロ・ドルは1.1212ドルから1.1248ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アサヒ衛陶<5341>、太洋工業<6663>、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ウィリアム米NY連銀総裁 「3日のFRBの利下げは景気拡大を後押し」 「見通しは変化しており、不確実性が非常に高い」 「新型コロナウイルスを注意深く監視し、適切に行動する」 ・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁 「3日の利下げは保険。状況が悪化すれば一段の措置が必要となる可能性」 【経済指標】 ・日・1月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.5%(予想:+0.2%、12月:0.0%) ・日・1月家計支出:前年比-3.9%(予想:-4.0%、12月:-4.8%) ・豪・1月小売売上高:前月比-0.3%(予想:0.0%、12月:-0.5%) <国内> ・14:00 1月景気動向指数・先行速報値(予想:91.1、12月:91.6) <海外> ・16:00 独・1月製造業受注(前月比予想:+1.3%、12月:-2.1%) ・OPECプラス会合 《HH》
関連銘柄 17件
2,438
11/19 15:30
-2(%)
時価総額 6,349,908百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4502 東証プライム
4,217
11/19 15:30
+27(%)
時価総額 6,708,986百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4661 東証プライム
3,545
11/19 15:30
-105(%)
時価総額 6,446,409百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
4974 東証プライム
1,078
11/19 15:30
-6(%)
時価総額 129,808百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
5341 東証スタンダード
446
11/19 14:36
+7(%)
時価総額 2,233百万円
アサヒ衛陶を中核とする持株会社。衛生機器・洗面機器や建築仕上塗材の販売を行う住まい事業、リフォームやリノベーション等を行う暮らし事業が柱。プロモーション強化に加え、EVスタンド機器の販売活動を推進。 記:2024/08/19
6663 東証スタンダード
261
11/19 14:44
+4(%)
時価総額 1,564百万円
フレキシブルプリント配線板の試作・開発等を行う。和歌山県和歌山市に本社。最終外観検査システム等のテストシステム事業、鏡面研磨機事業等も展開。テストシステム事業では新規市場・販路の開拓などに取り組む。 記:2024/08/10
6758 東証プライム
2,936
11/19 15:30
+18.5(%)
時価総額 18,329,736百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,730.5
11/19 15:30
+54.5(%)
時価総額 43,128,212百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7751 東証プライム
5,038
11/19 15:30
+56(%)
時価総額 6,719,498百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8035 東証プライム
22,000
11/19 15:30
+55(%)
時価総額 10,375,926百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,843.5
11/19 15:30
+33(%)
時価総額 24,485,358百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,676
11/19 15:30
+118(%)
時価総額 14,426,580百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,835
11/19 15:30
+93(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9433 東証プライム
5,027
11/19 15:30
+4(%)
時価総額 11,018,410百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9434 東証プライム
196
11/19 15:30
+1.5(%)
時価総額 9,345,157百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
49,620
11/19 15:30
+160(%)
時価総額 15,790,126百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,683
11/19 15:30
-51(%)
時価総額 12,763,967百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17