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前場に注目すべき3つのポイント~イレギュラー的な価格形成の銘柄については、押し目拾いのタイミングを見極める

2020/2/25 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~イレギュラー的な価格形成の銘柄については、押し目拾いのタイミングを見極める 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:イレギュラー的な価格形成の銘柄については、押し目拾いのタイミングを見極める ■前場の注目材料:西松屋チェ、20/2期下方修正 営業利益18.0億円←46.7億円 ■アステラス薬、抗体薬物複合体「パドセブ」が米で画期的治療薬指定 ■イレギュラー的な価格形成の銘柄については、押し目拾いのタイミングを見極める 25日の日本株市場は、世界株安の流れの中、波乱含みの相場展開を余儀なくされそうだ。24日の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済の成長を下押しするとの懸念が強まり、NYダウが1000ドルを超す下落となった。 イタリア、イラン、韓国など中国以外でもウイルス感染が拡大し、投資家の間で懸念が強まっており、アジア・欧州市場も軒並み大幅な下落となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1125円安の22165円。円相場は1ドル110円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなるが、足元で出来高が膨れていない需給状況からは、先物主導によるインデックス売買によって想定以上の下落が警戒されやすいところでもある。一方で先週はJPモルガン経由でTOPIX先物売りが断続的に出ていたほか、ETF経由による資金流出も話題となっていた。日本は感染拡大から既に資金流出の動きが先行していたとも考えられ、売り一巡後の底堅さを見極めるところでもある。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は一気に昨年10月辺りの水準まで急落することで、一気に需給状況は悪化する。一方で、新型肺炎の感染拡大による影響が軽微と考えられる企業へも売りが波及する展開が想定されるため、イレギュラー的な価格形成の銘柄も相当多く出てくることになろう。そのため、パニック的な中で、イレギュラー的な価格形成の銘柄については、押し目拾いのタイミングを見極めるところになりそうだ。 その他、個人主体の短期資金などは、改めてマスク、試薬、テレワークなど、新型肺炎に関連するであろう、材料株に値幅取り狙いの資金が集中しやすいところでもある。また、急落によって結果的には配当利回りが上昇することになる。新型肺炎の業績への影響が軽微とみられる高配当銘柄などについても、押し目拾いのタイミングを見極めるところに来ているだろう。 ■西松屋チェ、20/2期下方修正 営業利益18.0億円←46.7億円 西松屋チェ<7545>は、2020年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の46.7億円から18.0億円に下方修正した。粉ミルクやベビーフードなど、食料品関係は好調だが、冬物衣料が苦戦。冬物衣料の最終処分に関わる値下げロス額の増加を織り込んだ。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・新型肺炎で追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・オリックス<8591>動きだす「大阪IR」、事業者にMGM・オリックス連合 ・スズキ<7269>スズキなど、定額制カーシェア、大阪・豊中で開始 ・東芝<6502>定額VPPサービス、電力会社向け、必要な機能を必要な形式で ・凸版印<7911>ベータ・ジャパンと協業 ・アステラス薬<4503>抗体薬物複合体「パドセブ」が米で画期的治療薬指定 ・ファンケル<4921>顧客に最適サプリ提供、健康状態分析 ・大和ハウス<1925>用途特化型の物流施設、地方で加速 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4921 東証プライム
2,793
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 364,076百万円
ファンケル化粧品、アテニア化粧品が柱の化粧品メーカー。サプリメントなど栄養補助食品関連事業等も手掛ける。機能性表示食品市場でトップクラスのシェア。キリンHDによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/21
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07